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「お手を煩わせて」は、人にお世話になったときや、迷惑をかけてしまったときに使う表現です。
いろいろな場面で、いろいろな使い方ができる便利な言葉ですが、それだけにどういうシーンで使うのが正しいのか、迷ってしまうこともあるかもしれません。
今回は、「お手を煩わせて」の意味とビジネスでの使い方!シーン別の例文や言い換え表現をご紹介!についてご説明いたします!
目次
「お手を煩わせて」の意味
「お手を煩わせて」は「相手に苦労や面倒をかけて」という意味の言葉です。
「おてをわずらわせて」と読みます。
「煩わす」というのは、「心配させる。悩ます」「骨を折らせる。面倒をかける」という意味の言葉です。
「お手を煩わせて」というのは、相手の手を煩わせる、つまり自分落ち度や頼みごとで相手に面倒や苦労をかけてしまって、ということを言う敬語表現です。
「お手を煩わせて」の使い方
「お手を煩わせて」は、相手に面倒や苦労をかけた時に使う言葉です。
「お手」と丁寧に言っていること、「煩わせて……」と相手に面倒をかけましたと言っていることからもわかるように、これは敬語表現です。
ですので、家族や親しい友人に使う言葉ではなく、敬語として目上の人などにも使える言葉です。
面倒をかけてすみませんと言う謝罪や感謝の時に使えます。
また、相手に何かを依頼する時に、「面倒をかけてすみませんが」という使い方もできます。
日常でもビジネスでも、いろいろなシーンで使える言葉ですね。
「お手を煩わせて申し訳ありません」
「お手を煩わせて恐縮ですが」
といった言い回しが多く使われます。
「お手を煩わせて」のビジネスでの使い方
「お手を煩わせて」はビジネスシーンでもよく使われる言葉です。
上司や取引先、お客様などに対して
- 謝罪の気持ちを伝える時
- 感謝の気持ちを伝える時
- 依頼する時
といったシーンで、「面倒や苦労をおかけして申し訳ないです」ということを伝えられます。
謙虚な姿勢が伝わりますから、ビジネスでも使いやすい言葉と言えますね。
次で、いろいろなシーンでの「お手を煩わせて」の使い方を確認していきましょう。
「お手を煩わせて」のシーン別の例文
「お手を煩わせて」のいろいろなシーンでの例文をご紹介します。
謝罪のときの例文
謝罪で「お手を煩わせて」を使うときは、「お手を煩わせて申し訳ありません」といった形で使います。
【例文】
- このたびは、こちらの不手際でお手を煩わせてしまい申し訳ありません。
- 当方の手違いで、○○さまのお手を煩わせてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
- お忙しいところ、お手を煩わせて申し訳ありません。
感謝のときの例文
感謝の気持ちで「お手を煩わせて」を使うときは、「お手を煩わせて申し訳ありません」といった言い回しとともに、感謝の気持ちも伝えるなどします。
感謝の時に使うことがあるとは言っても、相手に苦労をかけたことを表す言葉なので、「お手を煩わせてありがとうございます」ではおかしいですね。
謝罪なのか感謝なのかということは、前後の文脈から決まると言えるでしょう。
【例文】
- 先日はお手を煩わせて申し訳ありませんでした。○○さまのおかげで無事に契約することができ、大変感謝しております。
- このたびは、無理なお願いでお手を煩わせてしまい申し訳ございませんでした。式典が成功しましたのも、○○さまのご尽力のおかげです。ありがとうございました。
依頼のときの例文
依頼で「お手を煩わせて」を使うときは、「お手を煩わせて申し訳ありませんが」などとして後の依頼の文につなげます。
面倒なことをお願いしてすみませんが、という謙虚な気持ちを表すクッション言葉として使えます。
【例文】
- お手を煩わせてすみませんが、こちらの用紙にご記入をお願いします。
- お手を煩わせて恐縮ですが、何卒お力添えくださいますようお願い申し上げます。
- こちらの手違いで、お手を煩わせて恐縮ですが、こちらに訂正をお願いいたします。
「お手を煩わせて」の言い換え表現
「お手を煩わせて」の言い換え表現には次のようなものがあります。
- お手数をおかけしまして
- ご面倒をおかけしまして
- お手間を取らせまして
- ご迷惑をおかけしまして
いずれも、相手に労力を使わせた、負担をかけたということを表す言葉です。
申し訳ない気持ちやありがたいという気持ちを表す際に使えます。
まとめ
「お手を煩わせて」はいろいろな使い方ができる言葉でしたね。
お詫びの気持ちを表すとき、感謝の気持ちを表すとき、また相手にとって面倒になるようなことを依頼する時にクッション言葉としても使えます。
こうした言葉を知っていると、仕事をしていく上でも人間関係を円滑に保つことができそうですね。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!