「お休みを頂いております」はOK?休みを伝える時の言い方は?

よその会社に電話をした時などに、「⚪︎⚪︎はお休みを頂いております」と言われることはありませんか?

頻繁に使われている言葉なので、自分でもよくこの言葉を使っているという人も多いと思います。

この「お休みを頂いております」、「お」や「頂く」がついていて、とても丁寧な感じの表現ですよね。

ですが、なんとなく回りくどいような、不自然なような気もします。

実は「お休みを頂いております」は敬語として正しくないと言われいている表現なんです。

ぜひこの機会に正しい表現を知っておきましょう。

今回は、「お休みを頂いております」はOK?休みを伝える時の言い方は?についてご説明いたします!

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「お休みを頂いております」とは?

まず、「お休みを頂いております」はどのような時に使われているでしょうか。

主に他の会社の人やお客様などから電話がかかってきた時など、社外の人に自分の会社の人が休んでいることを伝える時に使うと思います。

「佐藤はお休みを頂いております」

「あいにく鈴木は本日はお休みを頂いております」

「山田はお休みを頂いておりまして、出社は月曜になります」

多少のバリエーションはありますが、概ねこのような形で普通に使われていますよね。

なぜこれが間違っていると言われるのか、次項で説明したいと思います。

「お休みを頂いております」はOK?

結論から言うと、「お休みを頂いております」は間違った使い方です。

社外の人に休みを伝える際に「お休みを頂いております」が不適切であるとされる理由は二つあります。

まず、「お休み」が間違いであるという点です。

自分の会社の人の「休み」を社外の人に伝えるのに、「お」をつけているからです。

普通は身内のことを表現する時は謙譲しますよね。

「お」をつけて「お休み」とすると、逆に身内の休みに対して丁寧な敬語を使っていることになってしまうのです。

次に、「頂く」が不適切であると言う点です。

「頂く」は謙譲語なので、これで間違いではないという意見もあります。

ですが、休みはその人が取るものであって、電話をしてきた相手からもらうものではありませんよね。

むしろ自分の会社からもらうものなので、自分の会社に対して「頂く」という謙譲語を使って持ち上げていることになってしまいます。

相手に対する敬語としては、ちぐはぐな印象です。

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休みを伝える時の言い方は?

では、自分の会社の人の休みを伝える場合にはどうすればよいのでしょうか。

正解は、「休みを取っております」です。

「お」も付いていないし、ちょっとぶっきらぼうな印象かもしれません。

ですが、身内のことなので「お休み」ではなく「休み」とし、「頂く」ではなく「取っております」などが適切な使い方になります。

丁寧に言いたい場合は「申し訳ございませんが……」などのクッション言葉をうまく使って柔らかく丁寧な印象になるように心がけましょう。

また、場合によっては「もしよろしければ代わりにご用件を承ります」など、状況に適した気配りができるとよいでしょう。

【例文】

  1. 申し訳ございませんが、佐藤は本日は休みを取っております。
  2. 鈴木は休みを取っております。出社は明後日になりますが、もしよろしければ代わりにご用件を承ります。

色々な状況で休みを伝える時の言い方

そのほか、参考までに「社外の人に社内の人の休みを伝える時」以外の休みを伝える時の言い方をいくつかあげておきます。

【社内の人に上司の休みを伝える時】

  • 「佐藤部長は本日お休みされています」

【自分が会社を休む時】

  • 「風邪のため休みを頂きます」
  • 「祖父が亡くなりまして、急遽帰省いたしますので今日と明日は休みを頂きます」

【休んでいる上司に連絡する時】

  • 「お休みのところ大変申し訳ございません」
  • 「お休みのところ恐れ入ります」
  • 「お休み中に失礼いたします」

休日に社外の人に連絡する時も同様です。

まとめ

よく耳にする「お休みを頂いております」は実は間違った使い方でした。

「⚪︎⚪︎は休んでいる」

これだけのことを言うのに、「お」をつけるかつけないか、尊敬語や謙譲語はどのように使うかなど、色々な日本語のルールを考えなくてはいけないものですね。

面倒に感じるかもしれませんが、普段から私たち日本人は自然に敬語の使い分けをしています。

休みを伝える言い方にしても、一度意味を考えて理解しておけばきっと正しい使い方ができるのではないでしょうか。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

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