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「注意力散漫だ」
このように注意されたことはありませんか?
直接はなくても、見聞きしたことがある人が多いと思います。
この「散漫」とはどういう状態のことなのでしょうか。
今回は、「散漫」の意味と使い方!「注意力散漫」とは?「緩慢」との違いも解説!についてご説明いたします!
「散漫」の意味
「散漫」は「散らばり広がること」「集中力に欠けるさま」という意味です。
「さんまん」と読みます。
「散」は「散る。散らばる」「とりとめのない」などの意味があります。
「漫」は「みだりに」「なんとなく」「ひろい」「こっけいな」など色々な意味があり、ここは「みだりに。とりとめがない」といった意味で使われています。
「散」も「漫」も、まとまりがない、とりとめがないといった意味ですね。
「散漫」は散らばりひろがることで、特に気持ちが集中しないということを表す言葉です。
「散漫」の使い方
「散漫」はまとまりがない、集中力に欠けるということを表して使います。
気持ちや考えがまとまらない、集中しないということですので、悪い意味で使われることが多い言葉です。
- 散漫だ
- 散漫になる
- 散漫な
- 注意力散漫
などの使い方をします。
集中すべき場面で集中していないとか、話や考えがまとまっていなくてしっかりしていないということを表して使います。
仕事、勉強、話などに対して用いられ、集中できていない、考えがまとまらないといった意味になります。
「散漫」の例文
- 注意力が散漫だとうっかりミスが多くなる。
- 彼の散漫な話に嫌気がさす。
- 彼女の文章は散漫で、何が言いたいのか伝わってこない。
- 最近ミスが多く、注意力散漫だと上司に叱られた。
- この時期は暑さで注意力散漫になるので交通事故に気をつけよう。
「注意力散漫」とは?
「注意力散漫」とは、「注意が定まらず気が散っているさま。集中力に欠けるさま」という意味です。
「気が散っている」「集中できていない」などと言い換えてもいいでしょう。
「注意力散漫」になると仕事や運転などでうっかりミスをしたり、いつもは気づくようなことも見落としてまったりということが起こりがちです。
仕事や勉強、運転、スポーツ、ほか日常のさまざまな場面で使う言葉で、「注意力散漫」はトラブルの原因ということですね。
- 仕事や勉強、運転などで「注意力散漫」にならないようにしよう
- 「注意力散漫」であると叱られる
このような文脈で使われることが多いです。
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「緩慢」との違いは?
「散漫」に似ているのが「緩慢(かんまん)」です。
字面も音も似ているので混同している人もいるかもしれませんね。
- 「散漫」は「集中しないさま」
- 「緩慢」は「動きがゆっくりしているさま」
意味はこのようになり、違いがあります。
「散漫」は集中力に欠ける、まとまりがないといった意味です。
「緩慢」の方は、動きがゆっくりである、または対応が手ぬるいといった意味です。
動きがのろいこと、または物事の処理の仕方が手ぬるく甘いことを表して「動作が緩慢だ」とか「緩慢な処置」といった使い方をします。
「散漫」と「緩慢」は一見そっくりですが、意味や使い方、使う場面はかなり違っています。
「散漫」の類義語
「散漫」の類義語には次のようなものがあります。
- 放漫(気ままに行いやりっぱなしなこと)
- 杜撰(誤りが多くいい加減なこと)
- 粗雑(あらっぽくていい加減なこと)
- ルーズ(だらしないさま)
- アバウト(細部がいい加減でおおざっぱなさま)
「散漫」の対義語
「散漫」の対義語には次のようなものがあります。
- 緻密(細かいところまで行き届いていること)
- 集中(人ところに集めること。意識を特定の物事に集めること)
まとめ
「散漫」は「散らばり広がること」「集中力に欠けるさま」という意味です。
「注意力散漫」「散漫な話」などの使い方で、気持ちが集中していないとか、話がまとまっていないということを表して使います。
多くの場合、よくない意味で使われます。
ビジネスシーンはもちろん、日常の色々な場面でも「散漫」になってしまわないよう気をつけたいものですね。
最後までお読みくださりありがとうございました!