※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

「三伏」という現代では聞き慣れない言葉があります。

これは暦注における選日の一つで、ある夏の期間の事を言います。

暦注とは、現代で言えばその日の占いのこと。

吉凶の方角、やっていいこと悪いこと、そんな毎日のあれこれを占って日々を昔の人は暮らしていたのです。

今回はこの「三伏」の意味、読み方、2026年はいつからいつまでなのか等を解説いたします。

三伏の意味と読み方

「三伏」とは「さんぷく」と読み、簡単に意味を説明しますと「夏の強さが秋の気配を伏す」という意味があります。

三伏の期間は、夏が盛りである7月中旬〜8月上旬頃の時期となります。

どうして「三」という字がついているのかと言うと、「初伏(しょふく)」「中伏(ちゅうふく)」「末伏(まっぷく)」という3つの期間から成り立っているためです。

三伏の時期には下記のことは避けておくべきとされています。

  • 種まき
  • 旅行
  • 縁談
  • 新しい事を始める

なぜ上記のことを避けるべきと言われているのかは、はっきりとわかりません。

しかし暦注ならびに選日には、四季折々に体を労り、行動を慎むような教訓のあるものも多くあります。

それに昔は科学や医療も発達しておらず、占いなどで物事を決めたりしていますし、少しの体調不良や軽率な行動が命取りになりかねません。

ですからもしかしたら三伏において昔の人々は、いわゆる夏バテを懸念しており、御身大切に無理をしないように・・・という教訓から始まったものなのかもしれませんね。

2026年の三伏はいつ?

2026年の三伏の期間は

7月15日(水)〜8月14日(金)です。

  • 初伏 7月15日(水)(夏至以降の3度目の庚の日)
  • 中伏 7月25日(土)(夏至以降の4度目の庚の日)
  • 末伏 8月14日(金)(立秋以降の最初の庚の日)

となっています。

この「初伏(しょふく)」「中伏(ちゅうふく)」「末伏(まっぷく)」とは簡単に何かというと、期間の区切りであると考えてください。

そしてその区切りとなるのは、全て「庚(かのえ)の日」となっているのです。

三伏の由来と庚(かのえ)

さて、どうして三伏の区切りは「庚の日」となっているのでしょうか。

先に結論をから言いますと「火の性質を持つ夏の内、特に庚は火の属性であるからさらに留意すべき」という理由が有力だと考えられます。

まず三伏の由来は、古代中国由来の陰陽五行説からと考えられています。

陰陽五行説はこの世のものは全て「木火土金水」という要素で分けられるとされています。

ですから季節にも「木火土金水」の四季は当てはめることができ、下記のようになります。

  • 春=木
  • 夏=火
  • 土用(季節の変わり目)=土
  • 秋=金
  • 冬=水

次に三伏の期間の区切りの日となっている「庚(かのえ)」とは、十二支とよくペアに成っている十干という甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の要素の順列で、陰陽道の要素の一つです。

ほら「今年は丙午(ひのえうま)の年だ」とか「乙巳(きのとみ)の日だから金運アップだ」等と聞いたことはございませんか?

あの符号のことです。

十干と十二支は、日に割り振られています。

そしてもちろんこの十干にも、陰陽五行説が当てられています。

陰陽五行の「木火土金水」のうち、庚とは「火」であり、陰陽なら「陽」なのです。

つまり「陽の強い意味を持つ火の要素」なのです。

陰陽五行説の考えでは、「木火土金水」に全てのものは当てはめられますが、その中で相性が良いものと、相性の悪いものが存在します。

例えば、水は火を消しますから相性は悪いのですが、水は木を育みますから相性は良いとされるのです。

最初にもご説明した通り、三伏の意味は「夏の強さが秋の気配を伏す」という意味ですから、「火である夏は金である秋を溶かしてしまう」という構図となっています。

ですから「火の性質を持つ夏の内、特に庚は火の属性であるからさらに留意すべき」となり、庚の日を起点に三伏は考えられているのです。

三伏の過ごし方は?

三伏は中国由来のものであり、その期間は体を大切にするべきと考えられていました。

三伏は特に暑い時期ですから、体に湿気や熱がこもるとされていたのです。

ですから、体に溜まっている湿気や熱を外に排出するために、あえて冷たい食べ物や飲み物を避け、体を温める食べ物を摂取していたと言われています。

内臓を冷やしては、消化機能を弱めてしまうという考えなのですね。

例えば、温かいスープや生姜やニラなど滋養強壮がついて血流が良くなるようなものが良いとされていました。

また、日中は激しい運動や行動を避けて軽い運動をするのも良いとも・・・。

上記を見直してみると、現代の私たちこそ大切なことだと筆者は思います。

冷房の効きすぎた部屋、冷たいドリンクやお菓子、運動不足などなど・・・。

昔の人に倣って三伏の過ごし方を取り入れてみると、秋が来た時も寒暖差にやられず元気に過ごせそうですね。

まとめ

「三伏」とは「さんぷく」と読み、「夏の強さが秋の気配を伏す」という意味があり、体を労るための7月中旬〜8月上旬頃の時期のことです。

三伏には冷たいものを控え、あえて体を温める食べ物を摂取し、夏バテを予防しましょう。

ところで、その時期の気候折々には、食べると良いとされるものが多くあります。

「土用の丑の日のうなぎ」のお話も面白いので、ぜひこちらもご覧ください。

>>土用の丑の日はいつ?なぜうなぎを食べるのか由来は?

ABOUT ME
語彙力.com編集部
すべてのビジネスパーソンに向けて語彙力や仕事に関する情報を発信しています。 このサイトがあなたのビジネスパートナーになれれば幸いです。