言葉の意味と使い方

「参照」の意味と使い方!「参考・引用・出典」との違いは?【例文】

「こちらを参照してください」

「ご参照ください」

この「参照」という言葉、ビジネスシーンでもよく使いますね。

何か資料を見てほしい時とか、資料を使ったときに「参照しました」と言ったりもします。

同じように自分で文章を書く際に他の文献などを見たとき、「参考にした」とか「引用」「出典」などという言葉も使います。

これらの言葉はどう違うのでしょうか。

今回は、「参照」の意味と使い方!「参考・引用・出典」との違いは?【例文】についてご説明いたします!

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「参照」の意味

「刻苦」の意味

「参照」は「照らし合わせて参考にすること」という意味です。

「さんしょう」と読みます。

「参照」の「参」は「参上」や「参観」の「参」で、「まいる」などのほかに「ひきくらべる」という意味があります。

「照」は「てらす」という意味の漢字です。

光をあてる「照らす」というだけでなく、「照らし合わせる」という意味もあります。

この「参」と「照」で、考えなどを比較し、照らし合わせるという意味になります。

「参照」は対象物をしっかり見て照らし合わせるということですね。

「参照」の使い方

「参照」は「参照する」などの使い方をします。

資料を見てください、というときに「参照してください」と言ったり、そのデータのことを「参照データ」などと呼んだりもします。

対象物をしっかりと見て、照らし合わせるということを表します。

例文で使い方を確認しておきましょう。

【例文】

  1. 関連文書を参照する。
  2. 昨年度のデータを参照しました。
  3. こちらの資料を参照してください。
  4. 図1~3を参照のこと。

「参考・引用・出典」との違いは?

「参照」に似た言葉に「参考」「引用」「出典」があります。

いずれもレポートなどを作成するのに資料を使ったときなどに使いそうな言葉ですね。

「参照」と「参考・引用・出典」との違いをまとめると、

  • 「参照」は「資料を照らし合わせること」
  • 「参考」は「意見や資料を手がかりにすること」
  • 「引用」は「もとの著作物などからそのまま使うこと」
  • 「出典」は「引用や参考にした著作物などのこと」

となります。

それぞれの意味と違いを確認しておきましょう。

「参考」

「参考」は「何かをしようとするときに、他人の意見や他の事例などを引き合わせて見て自分の考えを決める手がかりにすること」です。

「参照」は資料などの目に見えるものを照らしわせて自分の考えに加えるという意味です。

「参考」の方が対象が広く、ほかの人の意見やアドバイスといった形のないものを自分の判断材料にするときにも使えます。

「引用」

「引用」は「(自分の論を説明、証明するために)他の文章や事例を引くこと」です。

「参照する」というのが、他の事例などを見て自分の考えの足しにすることを指すのに対し、「引用する」となると、他の文章や事例をそのまま自分の文章の中に引いて説明に用いるということになります。

他人の文章をそのまま持ってくるということで、レポート作成などで「引用」を行う際には著作権に注意する、出典を明らかにするなどの配慮が必要です。

「出典」

「出典」は「故事・成語、引用文、また引用された語句などの出典である書物」です。

つまり、「参照」したり「参考」にしたり、「引用」したりするのとは違って、「出典」というのは参考や引用をされる書物自体のことを言います。

ですので、これは使い方が違いますね。

「参照・参考・引用・出典」の違い

「参照・参考・引用・出典」の違いをまとめておきましょう。

  • 「参照」は「資料などを見て参考にすること」
  • 「参考」は「意見や資料などを自分の考えを決める手がかりにすること」
  • 「引用」は「他の文章や事例をそのまま引いてくること」
  • 「出典」は「引用や参考にした著作物のこと」

となります。

「参照」の類義語

「参照」の他の類義語には次のようなものがあります。

  • 引き合い(比較や参考とするために例に引くこと)
  • 比較(比べること)
  • レファレンス(参考、参照)
  • 照会(問い合わせて確かめること)

まとめ

「参照」は「照らし合わせて参考にする」という意味でしたね。

仕事をしていく上でも、レポートや文書を作成する機会もあると思います。

「参照」、それから「参考・引用・出典」との違いをしっかり理解して、正しく仕事に役立てていきましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
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三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。