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二十四節気の5番目の季節は、清明です。
今回は清明の意味や由来、2025年はいつなのか、旬の食べ物と行事を一挙にご紹介いたします。
また、清明節とは何かも詳しく解説していきますね。
今回は清明(二十四節気)の意味や由来!2025年はいつ?清明節とは?食べ物や行事について解説いたします。
清明の次は>>穀雨の意味と由来とは?2025年はいつ?縁起がいいの?食べ物や行事について
清明の意味
「清明」とは「清浄明潔の略で、春めく季節に万物が清く生き生きとした様子」という意味がある季節です。
読み方は「せいめい」です。
2025年の清明は、4月4日(金)です。
太陽の位置から割り出されている二十四節気は、1年間を24等分した季節の指標のようなものです。
清明はそのうちの5番目の季節ですから、次の6番目の季節である「穀雨」が来るまでの間が清明の期間となります。
2025年の清明の期間は4月4日〜4月19日の15日ということになります。
清明節とは?
清明節とは、中国由来の清明の時期に行う先祖のお祭りのことです。
中国では墓参りの他、野山に出かけて遊んだり、凧揚げなど楽しい雰囲気で執り行われています。
清明節は元々は中国や台湾の風習ですから、日本の本土にお住まいの方にはあまり馴染みがないでしょう。
しかし沖縄では清明節を「シーミー」と言い、大切な風習として人々に長く定着しています。
中国と同様に沖縄でも先祖をお祭りする行事なのでもちろんお墓参りをします。
そして清明節の沖縄のお墓参りは静かな雰囲気ではなく、墓前で賑やかなかたちで執り行われるのが特徴です。
どのように行われるのかと言いますと、清明の時期になると沖縄の人々はお墓参りをし、線香や花やお菓子、そして「ウサンミ」と呼ばれる重箱に詰めた料理をお供えします。
そして親戚一同で集まってお墓の前でみんなでそのお料理をいただきます。
まあ簡単に言えば、墓前で家族でピクニックをしている様な状態です。
ですから沖縄のお墓はとても大きく、清明祭を行うために墓前には大きなスペースが設けられています。
なんとも明るく陽気な沖縄らしい先祖供養の在り方ですが、その背景には沖縄らしい文化の背景があります。
実は沖縄では、本土のように好きな時期にお墓参りをすることは、あまり良しとされていません。
沖縄は独自の霊的な価値観や信仰が確立し、文化として継承されています。
沖縄では行事の時以外にむやみにお墓参りをすることは、悪い霊魂がついてきたり、他のお墓が寂しい思いをするから申し訳ないといった理由があるのです。
ですから沖縄では、お墓参りの行事である清明節には盛大に執り行い、先祖を供養し、家族の絆を大切にしているとも言われているのです。
清明の行事食
清明節「ウサンミ」
中国から由来し、日本では沖縄にて大切な行事として行われている清明節は、清明の時期に先祖をお祭りする行事で、お墓の前で家族で料理をいただきます。
その主となる料理の一つが、ウサンミというお餅2段、おかず2段の合計4段の重箱料理です。
中の料理は、紅白かまぼこ、カステラかまぼこ、魚などの天ぷら、昆布やごぼう、こんにゃくの煮物、三枚肉、揚げ豆腐、田芋、昆布の煮しめの9点が基本です。
沖縄のコンビニや各スーパーでは、本土のおせちの販売の様にウサンミの販売が行われていたりします。
花祭り「甘茶」
4月8日は、お釈迦様(ブッダ)の誕生日で、仏教でのお祝いの日です。
現在は宗派に問わず花祭りが各お寺で執り行われており、お釈迦様の誕生を再現した花御堂という小さなお堂の中に誕生仏を設置し、甘茶をかけてお祝いします。
ちなみにどうして甘茶なのかというと、お釈迦様が誕生した際に九頭の竜が頭から香油をかけたことに由来しています。
この甘茶を飲むと、無病息災で過ごせるなどのありがたい効用があると言われています。
「春の土用」
夏の土用は丑の日という様に、春の土用は「戌の日」です。
ですから、「戌の日」にちなんで「い」のつく食べ物や白い食べ物が良いとされています。
- いちご
- 芋
- いか
- イワシ
- しらす
- 大根
「清明の食べ物(春分に旬を迎える食べ物など)」
- 初鰹
- 新玉ねぎ
- たけのこ
- いちご
清明の頃のおすすめの食材は、初鰹です。
鰹の旬は年に2回ありますが、初鰹はさっぱりとした味わいで食べやすく、ダイエットにも効果的な美味しい食材です。
たけのこも旬で、天ぷらから煮付け、炊き込みご飯まで幅広いレシピが楽しめる春の味覚の食材です。
清明の行事
「清明節」
中国から由来し、沖縄では「シーミー」と呼ばれて親しまれている先祖をお祭りする風習です。
中国も沖縄も、しんみりした雰囲気ではなく、明るい賑やかな雰囲気で先祖をお祭りすることが特徴です。
沖縄では墓前に親戚で集まり、お墓参りをしてピクニックのように料理を食べます。
「花祭り」
4月8日はお釈迦様の誕生日です。
現在は宗派を問わず仏教の寺院では花祭りが行われています。
花祭りは、灌仏会、仏生会、降誕会、浴仏会とも呼ばれており、寺院によっては甘茶が配られたりと盛大に行われていることもあります。
「十三詣り」
十三詣りとは、子どもの数え年13歳の旧暦で3月13日に、13番目の菩薩である虚空蔵菩薩にお参りし、知恵と福徳を授けてもらうという風習です。
平安時代から始まったと言われており、発祥の地は京都とされています。
現代では、新暦4月13日頃を中心として3月13日〜5月13日の間にお参りする方が多くいらっしゃいます。
関西では特に盛んに行われている行事です。
まとめ
生命とは「清浄明潔の略で、春めく季節に万物が清く生き生きとした様子」という意味を持つ二十四節気の5番目の季節です。
清明の季節は「清明節」の他、「花祭り」や「十三詣り」など寺社や神仏に関わる行事が多いですね。
また清明の時期は4月初めですので、現代人にとっては新年度の始まりで忙しい季節でもあります。
色々と大変かもしれませんが清明の意味である「清く生き生きとした様子」という言葉に習って気持ちを清く持ち、体調管理に努めて活気ある毎日を送っていきましょう。