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突然ですが、ホテルや劇場などの「支配人」という人がいますよね。
社長さんや店長さんのような、その施設のトップの人ということですから特に失礼のないように接したいものです。
仕事の関係で、支配人あてにメールや手紙を出すということもあるかもしれませんが、そうした時に敬称をどうしたらいいかと迷ってしまう人も多いようなんです。
支配人に「様」はおかしいのか?
支配人に「御中」などをつけた方がいいのか?
「支配人」は氏名の前か後か、どこにつけるのか?
手紙などの宛名は目立つものですから、しっかり確認して正しく書きたいですね。
今回は、「支配人」には様・殿・御中どれをつける?正しい宛名の書き方についてご説明いたします!
目次
「支配人」には様・殿・御中どれをつける?
ホテルなどの支配人にあてて手紙などを送る時、宛名の敬称をどうするかは迷ってしまう人も多いでしょう。
支配人様、支配人殿、支配人御中 など色々考えても、どれがしっくりくるのかよくわからない……。
支配人に「様」はおかしいのか?
結論から言うと、「支配人 ○○(氏名)様」と書きます。
「○○支配人様」という風に「支配人」に直接「様」はつけません。
「支配人」は「社長」や「部長」と同じく、敬意を含んだ役職名です。
「社長様」や「部長様」がおかしいのと同じように、「支配人様」だと「敬称+敬称」ということになってしまいます。
>>社長様・会長様はおかしい?メールや電話での正しい呼び方は?
なお、支配人の名前がわからないという場合は「○○ホテル 支配人様」と書くこともあります。
基本的に名前が分かっていれば「支配人 ○○様」としましょう。
「殿」は、基本的に同等か目下の人に向けて使う敬称です。
社内文書などではよく使われますが、外部の人や目上の人に対してはふさわしくありません。
「御中」は組織や団体あてに使う敬称です。
そのため、支配人という一人の人にあてて使うことは不適切です。
ホテルや劇場などにあてて出す場合は、「支配人」などとは書かず「○○ホテル御中」として使うことができます。
「支配人」への正しい宛名の書き方
支配人には「様」をつけず、「支配人 (相手の氏名)+様」が基本的な形です。
ホテル○○
支配人 山田A男様
大抵は名前は調べれば分かるでしょうから、これが基本的な形ではあります。
支配人が複数名いるということもあるかもしれませんので、「支配人+個人名+様」が最適です。
支配人の名前がわからない時
ですが、何らかの事情でどうしても支配人の名前がわからない時は次のようにしてもよいでしょう。
○○ホテル
支配人様
社内文書の場合
「殿」は普通は同等か目下に向けて使う敬称ですから、普通はこのような場合には使いません。
社内文書では使われることもあるので、例えばそのホテルグループの社長から支配人に向けての社内文書、というような場合であれば
○○ホテル
支配人 山田A男殿
といった宛名書きも考えられます。
「支配人」を呼ぶ時は?
口頭で支配人を呼ぶ時はどうすればいいでしょうか。
口頭で「○○殿」というのは時代劇のようで不自然ですから、使うとすれば「様」でしょう。
ですが、これも「支配人に様をつけるのはおかしいのかな?」などと迷ってしまうところです。
外部の人が「支配人」を呼ぶ場合
取引先や宿泊客など、外部の人が支配人を呼ぶ時は
- 支配人
- ○○支配人
- 支配人の○○様
です。
「支配人様」や「○○支配人様」は間違いです。
「社長様」や「部長様」と同じく、口頭で役職名に様をつけることは本当はおかしいのですが、実際には「支配人様」を使う人も多いです。
なので、「支配人様」と言っても不自然には思われないかもしれませんが、正しくは基本的に「支配人」のみでよいということです。
従業員が「支配人」を呼ぶ場合
内部の人が支配人を呼ぶ時はどうでしょうか。
- 支配人
- ○○支配人
これで大丈夫です。
「支配人」は敬称ですから、呼び捨てにしたということにはなりません。
支配人が複数いるわけでなければ「支配人」だけで通じます。
複数の支配人がいる時は「苗字+支配人」が一般的です。
まとめ
ホテルなどの施設の「支配人」。
急に支配人あてに郵便を送って、などと言われると迷ってしまう点も多かったのではないでしょうか。
「社長」や「部長」に対しての宛名の書き方や呼び方は、ビジネスマナーとして色々なところで目にする機会も多いと思いますが、「支配人」も基本的に同じです。
ぜひ自信を持って宛名を書けるよう、確認しておいてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!