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「したたか」という言葉を聞いて、どんなイメージを持ちますか?
もし、誰かが自分の事を「したたか」と言っていたら、どうでしょうか?
なかなか良い気分にはならないですよね?
でも、「したたか」の正しい意味ってご存知ですか?
実は、「したたか」は褒め言葉だったりするんですよ。
また、「したたかな男」という表現はあまり聞いた事はありませんが、「したたかな女」という表現はよく聞きますよね。
正しくは、どんな人の事を言うのでしょうか?
という事で、今回は「したたか(強か)」の 意味は?「したたかな女」ってどんな人?についてご説明致します!
「したたか(強か)」の意味
「したたか」は、「強か」と書き、「とても手強い」という意味が一般的のようです。
他にも、
- 粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。しぶといさま。
- 強く、しっかりしているさま。
- 強く勇猛であるさま。
- 程度がはなはだしいさま。
- 分量がたいへん多いさま。
など、沢山の意味があります。
「したたか」は、
「したたかな造りの建物」
「したたかに酔う」
という使われ方もします。
人に対して「したたか」というと、あまり良い意味にとらえられない事が多いですよね。
しかし、本来は、「強か」と書き、「強い」という意味で、褒め言葉とされていました。
現在のような「ずるい」とか「計算高い」という意味は、本来ありませんでした。
しかし、皮肉を込めて「したたか」と使った事から悪い意味で使われるようになってしまったようです。
「したたか」の例文
- 組織にとって利益になると思われる「したたかさ」がなければいけない。
- 逆境をしたたかに生き抜いた人物。
- 外交はある種のしたたかさが大切だ。
- したたかに生き抜くすべを身に付けた。
- 全身をしたたかにぶつけてしまった。
- 高校の同級生と再会して飲みに行ったので、久しぶりにしたたかに酔った。
「したたかな女」ってどんな人?
「○○さんて、したたかですよね」
「彼女は、したたかな女だ」
と言われた場合どうでしょうか?
悪口を言われた、と感じてしまうかもしれません。
一般的には、
- ずる賢い
- 計算高い
- 図太い
- 媚びを売る
というイメージが根強いようです。
特に、女性に使われる場合が多く、「したたかな女」というと、同性から嫌われるという印象が強いです。
しかし、先ほども述べたように、本来「したたか」は褒め言葉でした。
現在でも、良い意味としてとらえられる場合もあります。
その場合、
- 自立している
- しっかりしている
- 賢い
というイメージがあるようです。
「したたか」と言われて、100%悪い意味にとらえる必要はありません。
しかし、やはり悪いイメージの方が強いのが現状です。
もし、誰かを褒めたい場合、「したたかですね」というのは避けた方が良いかもしれません。
変に誤解されてしまう可能性があります。
注意しましょう。
「海千山千の強か者」と言う言葉を聞いた事があるでしょうか?
「海千山千(うみせんやません)」は、物事の裏表を知り尽くしている事、また、長い経験を積んでいる事の例えとして使われています。
「海千山千の強か者」とは、その道のベテランという意味で、本来は褒め言葉として使われていました。
しかし、最近では、これも、「手強い人」「ずる賢い」「一筋縄ではいかない人」というニュアンスが強くなっているようです。
【類語】
- しぶとい
- 気丈
- えらく
- 極端に
まとめ
いかがでしたか?
「したたか」は、良い意味でも悪い意味でも使われている事が分かりました。
しかし、「計算高い」や「媚びを売る」という意味で「したたか」と言われてしまっても、逆に考えると、それだけ「賢い」という意味にもなりますよね。
鏡合わせのように両面の意味を持っていると言えますね。
また、「したたかに酔う」などと、「かなり」「ひどく」という意味でも使われているんですね。
言葉の意味を一面だけで考えるのではなく、様々な使われ方を覚えておきたいですね。
宜しければ参考にしてみてください。