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「視座を高める習慣」
「リーダーとしての視座」
「視座を上げる」
ビジネス関係の書籍やネット記事などでよく見かけるこの「視座」という言葉。
高めたり上げたりすると良いものなんだなということはわかりますが、ちょっと普段使わない難しい印象の言葉ですよね。
仕事をしていく上でも「視座」は大切なものですから、ぜひこの機会に意味や使い方を確認しておきましょう。
今回は、「視座」の意味と使い方!「視座を高める」とは?【類義語・例文つき】についてご説明いたします!
「視座」の意味
「視座」は「物事を認識するときの立場」という意味です。
「しざ」と読みます。
ちょっと難しそうな意味ですね。
要するに、どんな立場で物事を見るのか、どんな位置で見るのかということです。
同じものを見るにしても、どこから見るかによって見え方が違ってきますよね。
例えば同じ商品について考えるときも、現場で商品を作っている技術者の立場と、それを売り込む営業マンの立場、その商品を販売する会社の経営者の立場、というように様々な立場から考えると、いろいろな違いがあるでしょう。
このように、物事を見たりそれについて考えたりするときの立場のことを「視座」というわけです。
「視座」の使い方
「視座」は「ものごとを認識するときの立場」という意味で、色々な使い方をします。
特にビジネスシーンで、またビジネス書やビジネス関係のセミナーなどでよく使われる語でもあります。
【例文】
- 客観的な視座をもつ。
- 異なった視座から物事を考察する。
- 視座を高く保つ。
- 偏見に満ちた視座から書かれた記事。
「視座を高める」とは?
「視座」はしばしば「視座を高める」という言い回しで用いられます。
「視座を高める」というのは、今までよりも「高い」視座から物事を認識するということですね。
言い換えると、「より上の立場の人の視座から物事を見る」とか、「より長期的な視点で考える」とかいうことになるでしょう。
例えばあるプロジェクトについて考えるとき、これまでは一メンバーとしての立場から考えていたけれど、さらに上のリーダーや経営者などの立場から考えてみると、今まで見えてこなかった部分が見えてきて、やるべきことが明確になったりします。
あるいは、今自分が任されている目先のことだけでなく、長期的に考えて、将来から現在のことを考えると色々わかってくることがあったりします。
このように、今よりも高い位置から物事を見るように、高い視座から、広い視野で物事を見るということを「視座を高める」と言うのです。
【例文】
- 視座を高めて仕事に取り組む必要がある。
- 視座を高めることで新しい発見が多くもたらされる。
- 視座を高めるには、日頃から色々な人と会い刺激を受けることが大切だ。
視点・視野との違い
「視座」と同じようにビジネスシーンでよく用いられる言葉に「視点」「視野」があります。
「視野を広げる」などとよく言いますよね。
これらの違いは、ざっくりまとめると
- 「視座」は「見る立場」
- 「視点」は「見ているところ」
- 「視野」は「見る範囲」
となります。
「視座」はどういう高さの立場から物事を見るのか、「視点」は物事のどの部分を見ているのか、あるいはどのように捉えるか、「視野」は物事のどれだけの範囲が見えているのか、ということになります。
実際にはもっと微妙な違いがあるわけですが、わかりやすく簡単にまとめるとこのような使い分けがされているといえるでしょう。
「視座」の類義語
「視座」の類義語には次のようなものがあります。
- 視点(ものを見るために向けた視線が注がれる点)
- スタンス(ある行動を取る際の姿勢や立場)
- 次元(物事を考える立場。またその程度や水準)
- 見地(観察や判断をする際の立場)
- 観点(観察、考察する立場)
いずれもその意味から、ビジネスシーンでもよく使われる言葉ですので覚えておくとよいでしょう。
「視座」の対義語
「視座」には特に対義語はありません。
「視座が高い」ということの反対は「視座が低い」と言います。
「視座が低い」人は下の人の立場でしか物事を捉えられないということですから、自己中心的であったり、視野が狭かったりするということでしょう。
まとめ
「視座」は、物事を考えるときの立場という意味の言葉でした。
仕事をしていく上で「視座」という概念はとても大切なものですね。
仕事のレベルアップに、問題解決のために、成功のために……ぜひ色々な場面で「視座を高める」という意識を持って向かいたいものですね。
最後までお読みくださりありがとうございました!