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「暑気払い」で飲み会をしたり食事会をしたり、ということがありますよね。
社会に出るまではあまり使わない言葉かもしれませんが、社会人になると何かと職場で見聞きする機会もあると思います。
この「暑気払い」、夏らしい語感ですが実際に何をすることなのか、またいつの時期に行うものなのかなど、詳しく調べてみました。
今回は、「暑気払い」の意味と使い方!時期はいつからいつまで?についてご説明いたします!
「暑気払い」の意味
「暑気払い」は、「夏の暑さを払いのけること」という意味です。
「しょきばらい」と読みます。
読んで字のごとくといいましょうか、まさに「暑」い「気」を「払う」ということですね。
どうやって払いのけるかには色々方法がありますよね。
まずは、例えば、暑い夏に冷たいものを食べるということがあります。
単に冷たい料理やアイスを食べる、ビールを飲むなどというだけでなく、漢方の考え方で「体を冷やす効果のあるもの」を摂るということも考えられます。
漢方薬や薬膳のお茶などもありますね。
逆に熱いものですが、うなぎだとか焼肉だとか、精のつくものを食べて夏バテ対策をしようということも考えられます。
もともと「暑気払い」は、このように口にするもので暑さを払おうとすることや、また川遊びや行水などで涼しくなろうとすることを指す言葉でした。
現代では、そこから派生してもっぱら「夏の時期の飲み会」という意味で使われています。
確かに、暑い時に冷えたビールを飲んだり美味しい料理を食べたりして楽しく過ごすと、暑さも吹っ飛んで行きそうですね。
「暑気払い」とは、このように夏の飲み会や、暑さよけのため色々と方法を講じることを言います。
「暑気払い」の使い方
「暑気払い」は本来は食べ物や水遊びなどで暑さ対策をするという意味で使います。
また、現代では、特に仕事の場で「暑気払い」について話す時などは主に「夏の時期の飲み会」という意味になります。
暑い時期に、いろいろな工夫をしたり飲み会を企画したりして、暑さを払おうという意味で広いシーンで使われる言葉です。
【例文】
- 毎年恒例の暑気払いの会を催す。
- 暑気払いにパッと飲みに行きたいね。
- 暑いから、帰りに暑気払いにビアガーデンに行こう。
- 昔の人も甘酒を飲んで暑気払いしていた。
- 海に行って暑気払いしよう。
「暑気払い」の時期はいつからいつまで?
さて、暑い時期にいろいろな対策をしたり、飲み会をしたりするのが「暑気払い」ですが、ではその「暑気払い」の時期はいつなのでしょうか。
結論から言うと、「暑気払い」の時期ははっきりと決まっていません。
日付が決まっている行事ではなく、「暑さが厳しい時期」に行うものです。
目安としては「6月~8月」、いわゆる夏の時期ですね。
地域によってはまだ6月は全然暑くないとか、8月も下旬になれば肌寒いといったこともあるでしょうし、逆に9月になってもまだまだ残暑が厳しく汗が流れるということもありますよね。
はっきり決まったものではありませんので、その時に暑さが厳しいかどうかで「暑気払い」という言葉を使うかどうかは判断しましょう。
ただし、職場の飲み会で「暑気払い」を企画してくれと言われた場合などには配慮が必要でしょう。
一番暑い時期であればいいと言うことではなくて、当たり前ですが
- 仕事の忙しい時期は避ける
- 夏季休暇中やお盆の時期は避ける
など、その職場の事情に合わせて時期を決めましょう。
忙しくてゆっくりできないとか、帰省や旅行のため参加できないとかいうことになるとせっかくの「暑気払い」も台無しになってしまいますよね。
「暑気払い」の類義語
「暑気払い」の類義語には次のようなものがあります。
- 暑気下し(暑さをしのぐために薬や酒を飲んだりすること)
- 納涼会(夏の暑さをしのぐために工夫すること。夏の宴会)
- 暑さ凌ぎ(夏の暑さを忘れようと気分を紛らすこと)
- 涼をとる(涼むこと。涼しい風に当たるなどして暑さをしのぐ)
「暑気払い」の対義語
「暑気払い」の対義語には次のようなものがあります。
- 暑気寄せ(暑い夏が来るように願をかけること)
- 暑気乞い(暑い夏が来るように願をかけること)
夏に暑くなると売り上げが増す業界には、例えばビールのメーカーとか、アイスなど夏の食べ物を扱う会社、電化製品などの暑さ対策用品を扱う会社などなどが考えられます。
そういった業界では、夏に暑くなると売り上げが伸び、逆に冷夏だと売り上げが下がってしまいます。
ですので、「暑気払い」と逆に夏の飲み会のことも「暑気寄せ」「暑気乞い」などと表現しています。
「夏の飲み会」という内容は「暑気払い」と同じですが、言葉の意味としては逆になります。
まとめ
「暑気払い」は夏の厳しい暑さを払うため、飲み会をしたりいろいろな食べ物をとったり、また涼むような工夫をしたりといったことを指す言葉でした。
職場で「暑気払い」の幹事を頼まれたりすることもあるかもしれません。
ぜひ正しく理解して「暑気払い」という言葉を使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!