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昇進祝いをもらった時のお礼状・お礼メールの書き方!妻から書く場合は?(上司・取引先)|例文

昇進祝いをもらった時のお礼状・お礼メールの書き方!妻から書く場合は?(上司・取引先)|例文

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昇進祝いに、手紙やメール、またお祝いの品などをいただいたら、お礼をしましょう。

お返しの品を送る人もいますが、お礼状やお礼メールで済ませる場合もあります。

そうしたときに、どのような点に気をつけて書けばよいのか、ぜひ確認しておきましょう。

今回は、昇進祝いをもらった時のお礼状・お礼メールの書き方!妻から書く場合は?(上司・取引先)|例文についてご説明いたします!

昇進祝いをもらったら?

昇進祝いや栄転祝いなどのお返しは、基本的には不要とされています。

ですが、実際には今後の付き合いなどを考えて、何らかのお返しをしている人が多いです。

具体的には、お礼状やお礼のメールを返す場合、品物にお礼状を添えて贈る場合などです。

昇進祝いの手紙やメールをいただいた場合、お礼状やメールでお礼を伝えることが一般的です。

また物をもらった場合でも、あまりお返しが派手になるのはよくないのでお礼状のみにするという人も多いです。

品物をお返しに贈る場合は、あまり高額にならないようにもらったものの半額程度にするのが目安です。

昇進祝いをもらった時のお礼状・お礼メールの書き方

昇進祝いのお礼をお礼状やメールにするときは、次のようなマナーに気をつけましょう。

送る時期

お礼状の場合は、着任してから1~2週間以内を目安に出しましょう。

ある程度落ち着いた段階で、封書かはがきで送ります。

封書の方がより丁寧です。

親しい相手などの場合はメールでも構いませんが、メールの場合は、お祝いメールをもらったらなるべく早く返します。

当日でも、または翌日中などでも構いませんが、メールは手軽に送れるものなので、あまり何週間も空くようなことは失礼な印象になります。

内容

「昇進おめでとうございます」などのお祝いのメッセージに対しての返事なので、「昇進祝いありがとうございます」と書きたくなりますね。

ですが、「昇進」「栄転」などの言葉は自分を褒め称えることになるので、「就任」「着任」などの言葉を使って表すほうが適切です。

逆に、「私ごときが」「私なんて……」といった、あまりにも自分を卑下する言葉も卑屈な印象になるのでふさわしくありません。

  • 感謝
  • 新しい役職に対する意気込み
  • 今後の変わらぬお付き合いをお願いする

このような内容で、謙虚に、ポジティブに文面を作成しましょう。

昇進祝いをもらった時のお礼状・お礼メールの例文

上司

件名:着任祝いのメールありがとうございました

○○部長

お疲れ様です。

ご丁寧にメールをいただき、ありがとうございました

今回××の役職に就くことができたのは、ひとえに営業部の皆様のご協力、また○○部長のご指導のおかげと感謝しています。

今後は新たな立場で、より一層仕事に邁進していく所存です。

まだまだ未熟ではございますが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

(署名)

取引先

件名:着任祝いの御礼を申し上げます

○○株式会社

○○部 ○○様

いつもお世話になっております。

株式会社●●の●●でございます。

このたびは、私の営業部長着任に際し、心あたたまるお祝いのメッセージをいただき、誠にありがとうございました。

今後は新たな立場で、より一層精進して参る所存でございます。

今後とも、一層のお引き立てを賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

(署名)

妻から書く場合は?

夫が昇進し、そのお祝いの品や手紙をいただいた。

メールをもらった場合は夫本人が返事を書くことが多いとは思いますが、手紙やはがき、贈り物は自宅宛てに届くことも多いので、妻がお礼状を手配するということもあります。

自慢の言葉や過度に卑下する言葉は避け、相手への感謝や今後の変わらぬお付き合いを願うなどの内容は、夫本人が書く場合と同じようなものと考えてよいでしょう。

妻が書く場合は、次のような点に注意しましょう。

  • 「主人(夫)の着任において……」のように書く
  • 夫の名前の左横(縦書きの場合)に「内」と書く

「内」はその家の内にいる人、つまり「妻」という意味で、夫の代わりに代筆するときに使う形式的な言葉です。

妻から書く場合の例文

上司

拝啓

○○の候、○○様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

平素は主人が大変お世話になっております。

このたびは主人の営業部長拝命に際し、結構なお品を賜り誠にありがとうございます。

これもひとえに皆様方のお力添えの賜物と心より感謝申し上げております。

どうぞ今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

まずは書中にて、御礼のご挨拶申し上げます。

かしこ

令和○年○月○日

●山●男

取引先

拝啓

○○の候 貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。

このたびは夫の営業部長着任に際しまして結構なお品を頂戴し誠にありがとうございます。

新しい立場で、職務に全力で取り組んで参る所存でございます。

今後とも倍旧のご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。

貴社のますますのご発展をお祈りし、略儀ながら書中にて御礼のご挨拶を申し上げます。

かしこ

令和○年○月○日

●山●男

まとめ

昇進祝いには、マナーを守ってお礼状やお礼メールを出しましょう。

自慢にならないように、また過度に謙遜しすぎて卑屈な印象にならなうように気をつけて、感謝の気持ちやこれからの意気込みなどを表してみましょう。

妻が代筆する場合は、「内」とするなどします。

昇進すると身の回りもいろいろと慌ただしいものですが、ぜひ落ち着いて感謝の気持ちをお礼状やメールで伝えてみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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