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言葉の意味と使い方

「珠玉」の意味と使い方!「珠玉の逸品」とは?【類語・例文】

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「珠玉」という言葉は、「珠玉の作品」「珠玉の逸品」などと用いられています。

何かを紹介するときに使うとなんだかカッコイイ表現ですよね。

この「珠玉」、具体的にはどのようなことを表しているのでしょうか。

「珠玉の逸品」とはどういうもののことなのでしょうか。

ぜひ確認しておきましょう。

今回は、「珠玉」の意味と使い方!「珠玉の逸品」とは?【類語・例文】についてご説明いたします!

「珠玉」の意味

「珠玉」は「真珠や宝石。美しいものや立派なもののたとえ」という意味です。

「しゅぎょく」と読みます。

「しゅだま」「じゅだま」などと読み間違えている人もいますので気をつけましょう。

「珠玉」は「珠」も「玉」も「たま」と読む漢字ですね。

「珠」の方は「真珠」の「珠」で、その通り「海でできる丸い玉」「海の中にできる丸い玉」という意味の漢字です。

まさに真珠のことですよね。

真珠のような丸い玉という意味で、「数珠」「珠算」「宝珠」などの熟語にも使われます。

「玉」の方は、いわゆる「たま」という意味で色々な言葉に使われますが、「ギョク」とも読み、「美しく貴い石」「宝石」という意味もあります。

真珠の「珠」と宝石の「玉」ということで、「珠玉」は「海から産する玉と山から産する玉」つまり「真珠や宝石」という意味になります。

そこから転じて、「真珠や宝石のように美しく優れたもの」ということで、美しいものや立派なものなどを表す言葉になりました。

「珠玉」の使い方

「珠玉」は美しいものや優れたものを例えた言葉です。

真珠や宝石という、綺麗なものからきている言葉ですので、主に芸術作品について使われます。

「珠玉」の例文

  1. この本は、作者の遺作でもある珠玉の短編集だ。
  2. 多くの人に読んでもらいたい珠玉の一編である。
  3. この映画は珠玉の作品だ。
  4. 次世代に伝えたい珠玉の名言集。

ただし、真珠や宝石というのは小さいものですよね。

「珠玉」という言葉も、ものすごく大きなものに対しては使いません。

例えば「珠玉の超大作」とか「珠玉の大長編」というのはおかしいということになります。

短い文学作品や、短い曲、小さめのものなどに対して使う表現です。

また、「真珠や宝石」からきた言葉ではありますが、必ずしも「高価なもの」という意味ではありません。

「珠玉の名言」など、金銭的には値段がつかないようなものに対しても使います。

「珠玉の逸品(しゅぎょくのいっぴん)」とは?

「珠玉」はよく「珠玉の逸品(しゅぎょくのいっぴん)」という言い回しで使われることがあります。

「逸品(いっぴん)」は「この上もなくすぐれた品物や作品」という意味です。

「珠玉の逸品」とは「美しく、この上なくすぐれている品」ということになりますね。

「珠玉」の上に「逸品」ですから、最上級の賛辞といってもいいでしょう。

果物や海産物などの通販、いわゆるお取り寄せグルメのようなショップの宣伝文句にもよく書かれていますよね。

「珠玉の逸品」の例文

  1. 当店は珠玉の逸品に出会えるネットショップです。
  2. 日本各地をバイヤーが訪ねて見つけた珠玉の逸品を取り揃えました。
  3. このワインはラベルも美しく、飾っておくだけでも楽しめる珠玉の逸品です。

「珠玉の逸品」ではなく「珠玉の一品」と表記されることもあります。

「一品」は「一つの品」という意味ですが、「最も優れたもの」という意味もあります。

二番目の意味で使われる場合は「逸品」よりもさらに「最も優れている」「一番」という意味合いが強くなります。

「珠玉」の類語

「珠玉」の類語には次のようなものがあります。

  • 一番
  • 最上
  • 最高
  • 随一(同類中での第一番)
  • 究極(ある物事を押し詰めて行って最後に到達するところ)
  • 至上(この上もないこと、最上)
  • 至高(この上なく高いこと、最高)
  • 無二(並ぶものがないこと)
  • 無比(他に比べるものがないこと)
  • 無双(並ぶものがないほど優れていること)
  • 天下一(この世に比べるものがないこと)
  • 右に出るもののない(それ以上素晴らしいものがない)
  • この上ない(この上より良い状態はない、勝るものはない)

まとめ

「珠玉」はすぐれた美しいものを表す言葉でしたね。

真珠と宝石という、非常に美しい言葉です。

ビジネスの場でも、こうした言葉を使いこなすことができれば印象もアップしますね。

ぜひ正しい意味や使い方を理解して、使ってみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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