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年配の方が「シミーズ」や「シュミーズ」という言葉を使っているのを聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
その意味を知らないという世代も増えてきているので、今回は「シミーズ(シュミーズ)」について基本的な意味からご説明していきます。
「スリップ」や「キャミソール」との違いについてもご紹介いたします。
「シミーズ(シュミーズ)」の意味
「シミーズ(シュミーズ)」とは、中世ヨーロッパで誕生した下着の1つです。
キャミソールのように肩部分が紐になっており、胸から腰部分を覆う下着の事なんですよ。
「chemise」というフランス語表記をカタカナにしたものが「シミーズ」であり、中には「シュミーズ」と呼ぶ人もいます。
日本では女性専用の下着というイメージが強いシミーズですが、中世ヨーロッパでは男性用のシミーズも使われていたんですよ。
「スリップ」「キャミソール」との違いは?
「スリップ」
スリップも下着の1つで、形状もよく似ていますがこの「スリップ」の用途はドレスを着る際に滑りを良くするというものです。
ワンピースを着る際に下に着るのも「スリップ」ですね。
滑りを良くするという用途なので素材はナイロン製でつるつるとしたものが多く、ドレスから見えてもいいようにデザイン性が高いのも特徴です。
下着としてではなくはっきりと用途が定められているのが「スリップ」と呼ばれるものです。
「キャミソール」
キャミソールとシミーズはどう違うのでしょうか。
形状はよく似ており、下着として使用する人も多いですよね。
実はシミーズが「下着」としての用途に限定されるのに対し、キャミソールはカジュアルなアウターウェア、つまり「洋服」として使われる事もあるのが違いなんですよ。
丈もシミーズが腰まで覆う長さで、キャミソールは基本的にウエスト部分までの長さの物を指します。
夏にはキャミソール1枚で歩いている女性をよく見かけますが、シミーズ1枚で歩いている人はいませんよね。
またキャミソールの丈を長くしたものはそのまま「キャミソールドレス」として広く普及しています。
まとめ
似て非なるものがシミーズとキャミソールなんですね。
素材もシミーズはリネン素材で作られているのが一般的とされており、薄い生地なので下着にしか使えないんですよ。
年配の女性は現役で使う言葉ですが、実は30代以下の若者世代にはほぼ通じない言葉となってしまっています。
その言葉自体を知らないという人が増えている事から死語になっているといってもいいのではないでしょうか。