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「そぐわない」という言葉は、ビジネスシーンでも日常のいろいろな場面でも使われることがある言葉ですね。
「希望にそぐわない」「時代にそぐわない」などと使うことがあります。
何かがマッチしていない、違和感がある、そのような時に使われる言葉です。
「そぐわない」の正確な意味や、ビジネスなどでも使える使い方などについて調べてみました。
今回は、「そぐわない」の意味と使い方!ビジネスで使ってもOK?言い換え表現は?【類義語・対義語】についてご説明いたします!
「そぐわない」の意味
「そぐわない」は「似つかわしくない」「釣り合わない」という意味です。
人や物状況などにふさわしくない、合っていないということですね。
「そぐわない」は連語で、動詞「そぐう」の未然形+打消しの助動詞「ない」からできています。
「そぐう」は、普通は「そぐわない」という形で使うので「そぐう」そのままではあまり見聞きしないと思いますが、「釣り合う」「似合う」という意味です。
「期待にそぐう」であれば、「期待に沿う」「期待に応える」というような意味になるわけです。
この「そぐう」を打ち消しているので、「そぐわない」は「似合わしくない」「釣り合わない」などという意味になります。
「そぐわない」の使い方
「そぐわない」はあるものや状況、考えなどに対して「似合わしくない」「釣り合わない」「ふさわしくない」といったことを表します。
否定形の言葉ですが、特に悪い意味というわけではありません。
例文で使い方を確認しておきましょう。
【例文】
- 会場の豪華さにそぐわない地味な服装で来てしまった。
- 彼はその容姿にそぐわない可愛らしい趣味を持っている。
- どうやらこちらの提案は、先方の意向にそぐわない内容だったようだ。
- 彼女のやり方は今の時代にそぐわない。
- 彼の言う条件にはそぐわない。
ビジネスで使ってもOK?
「そぐわない」は、ビジネスシーンでも使うことができます。
もちろん使い方には注意が必要です。
「釣り合わない」「ふさわしくない」といった否定的な意味を表す言葉ですので、例えば相手の言動がこの場に「そぐわない」などというと怒らせてしまうかもしれません。
こちらの言動が相手の「ご意向にそぐわない」などという文脈であれば問題はありません。
「そぐわない」そのものを敬語に変えるということはできません。
また、ビジネスシーンでは敬語を使いますが、敬語にすると「そぐいません」ですが、あまり使われることはありません。
もちろん「おそぐいにならない」「そぐいいたさない」などという言い方もしません。
「そぐわない」自体は敬語ではありませんので、使う場合は前後の言葉をきちんと敬語にするということになります。
こちらも、例文で使い方を確認しておきましょう。
【例文】
- ご意向にそぐわない結果となり、誠に申し訳ございません。
- ご希望にそぐわない場合はすぐにご連絡ください。
- このままでは現状にそぐわないと思い、こちらの案をお持ちしました。
「そぐわない」の類義語・言い換え表現
「そぐわない」の類義語や言い換え表現には次のようなものがあります。
- 場違い(その場にふさわしくないこと)
- 不適当(適当でないこと)
- 不釣り合い(釣り合わないこと)
- 不穏当(さしさわりがあって適当ではないこと)
- 不相応(釣り合いがとれていないこと)
- 似つかわしくない(似合わない。ふさわしくない)
- ふさわしくない(釣り合っていない。適していない)
- 適していない(ある対象や目的などに合っていない)
- 合っていない(調和していない。適合していない。食い違っている)
「そぐわない」の対義語
「そぐわない」の対義語には次のようなものがあります。
- 釣り合う(平均がとれている。調和がとれている。互いに相手にふさわしい)
- ふさわしい(釣り合って適した状態である)
まとめ
「そぐわない」は、ふさわしくない、釣り合っていないという意味で使う言葉でした。
「合わない」という否定の言葉ではありますが、例えば「容姿にそぐわない優しい声」などという風に、むしろ思っていたよりも良いという意味でも使われることがあります。
いろいろな場面で、いろいろな文脈で使われる言葉ですので、正しく理解して使っていきましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました!