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「○○の素地がある」
「素地を養う」
この「素地」という言葉は、ビジネスシーンやニュースのほか、教育現場や日常生活の色々なところで使われています。
「素地がある」とはどういうことを指すのかなど、詳しく調べてみました。
今回は、「素地」の意味とビジネスでの使い方!「素地がある」とは?「基礎」との違いも解説についてご説明いたします!
関連 「素質」の意味と使い方!「素質がある」とは?「資質」「才能」との違いは?|類語・例文
「素地」の意味
「素地」は「手を加えない。もともとの性質」「何かをするときの基礎」という意味です。
「そじ」と読みます。
「素」は「地のまま。手を加えていない」という意味です。
「地」は土地や大地の「地」ですが、「本来持っている性質」という意味もあります。
「素地」はどちらも「本来のままの性質」という意味を持つ漢字を重ねた熟語です。
何も手を加えていないもとのままの状態、また物事の基礎・土台という意味があります。
「素地」のビジネスでの使い方
「素地」は「もともとの性質」「何かの基礎」といった意味で使う言葉です。
例えば、陶磁器を作るときに、釉薬をかけて窯で焼成する前の、何もしていない粘土の生地のままのものを「素地」、素焼きしたものを「素焼素地」と言ったりします。
これは手を加える前の素の状態の生地、という意味です。
そこから、「何かをするときの基礎、土台」という意味でも使われます。
一般的にビジネスシーンなどで使われる場合はこちらの意味であることが多いでしょう。
- 素地がある
- 素地が出る
- 素地を養う
- 素地を作る
などの使い方をします。
- 「彼は素地があるから仕事の覚えが早い」
のように使います。
「素地がある」とは?
「素地がある」とは、「物事の基礎がある」「資質がある」という意味です。
何かを行うにあたり、基礎になる才能があったり、これから才能を開花させる可能性を秘めているといった意味になります。
何かをしたときに、すでに基礎ができているとか、これから上手くなっていきそうな可能性があるとか、磨けば光りそうだといったことを「○○の素地がある」と言います。
「基礎」との違い
「素地」に似ているのが「基礎」です。
どちらも、ものごとの基本というような意味で使いますね。
- 「素地」は「何かをするときのもとになる、手を加えていないもの」
- 「基礎」は「それを拠り所として物事を成り立たせるもの」
それぞれの意味はこのようになり、要はどちらも物事のもとになるものなのでほぼ同じ意味で使われています。
あえて違いを挙げるなら、
「素地」
「素地」は「手を加えないもともとのもの」という意味があるので、「元から才能の片鱗がある」「生まれつきの資質がある」といった意味を表します。
「基礎」
「基礎」は建築物の土台という意味もあり、「ものごとを成り立たせるおおもと」ということです。
勉強や仕事の、「基礎を固める」とか「基礎を理解する」といったように、生まれつき持っているわけではなくこれから基本的なことを学ぶというときにも使えます。
- 「素地」は「もともとの性質」
- 「基礎」は「あるものごとの、おおもと」
「素地」の例文
- 彼には素地があるのですぐに一人前になるでしょう。
- 彼女は経営者の素地がある人だと思う。
- 1年間のこの授業を通して、コミュニケーション能力の素地を養う。
- 彼にはボーカリストの素地がある。
「素地」の類義語
「素地」の類義語には次のようなものがあります。
- 基礎(それをより所として物事を成り立たせる、おおもと)
- 土台(物事の基礎。物事の根本)
- 根底(土台をなし、よりどころとなっている所・事柄)
- 根本(物事がそこから出発して成り立っている、一番大切なもと)
- 基本(その物事の中心となる、おおもと)
- 下地(物を作ったり仕事をしたりする前の準備や基礎)
- 素養(平素の修養によって身につけた教養や技術)
「素地がある」の言い換え表現
- 素質がある(生まれつきの性質がある)
- 資質がある(生まれつき持っている才能がある)
- 可能性がある(物事が実現できる見込みがある)
- 磨けば光る(将来に期待が持てるさま)
- ポテンシャルがある(潜在能力や可能性がある)
まとめ
「素地」は「手を加えない。もともとの性質」「何かをするときの基礎」という意味です。
物事を行うにあたって基礎ができている、資質があるというときに「素地がある」と言います。
勉強や音楽、スポーツなどはもちろん仕事についてもよく使われる言葉です。
ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!