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「相互」という言葉、いろいろな場面で見聞きしませんか?
「相互に○○する」「相互の○○を××する」などという使い方がされることもあれば、「相互関係」「相互依存」「相互理解」といった、「相互○○」という言葉もたくさんありますよね。
気軽な話し言葉というよりは、ビジネスシーンなどの堅い言い回しが求められるような場面で使われる言葉かと思います。
この機会に意味や使い方を確認しておきましょう。
今回は、「相互」の意味と使い方!「相互関係」とは?【例文付き】についてご説明いたします!
「相互」の意味
「相互」は「一つの物事に関係する両方の立場。またその両方が同じことをしあうこと」と言う意味です。
「そうご」と読みます。
「相」は目が木に向かいあうということからできた文字です。
そこから、「よく見て調べる」「互いに」「助ける」などの意味があります。
「互」は「たがい」とも読める文字で、「たがいに」「代わる代わる同じようなことをしあう」というような意味があります。
「相」も「互」も似たような意味があり、「相互」はそれを重ねた言葉ですね。
向かい合ってかわるがわる同じことをしあう、ということから、「お互いに」という意味を表します。
「相互」の使い方
「相互」の使い方としては「相互の○○」「相互に○○する」、また単語の前について「相互○○」などとします。
「互いに」「お互いの」というような意味ですので、例文で確認しておきましょう。
「相互」の例文
- 協力して相互の利益をはかる。
- 相互に納得のいく決定をする。
- 二人は相互に依存している。
- 素粒子の相互作用。
- ツイッターで相互フォローをする。
「相互関係」とは?
「相互」は「相互○○」という形で使われることがよくあります。
中でも「相互関係」という言葉は、ビジネスシーンなどでもしばしば使われています。
「相互関係」はそのまま考えると「お互いの関係」という意味ですね。
相互に関係しあう、ということです。
ビジネスシーンでも「人と人」「会社と会社」「物と物」など、いろいろな関係性を指して使われる言葉ですから、覚えておくと良いでしょう。
「相互関係」の例文
- 問題文をよく読み、登場人物の相互関係を捉えよう。
- 両国の相互関係は貿易のみに限定されるものではなくなっている。
- 二社間の技術提携や人材交流を通じて、最適な相互関係を構築していきたい。
相関関係との違いは?
「相互関係」によく似た言葉に「相関関係」があります。
同じように使われることもありますが、意味は少し違っています。
「相関関係」は、特に、「一方が変化すればもう一方も変化するような関係」を表します。
数学でよく使われる用語でもあり、数学的には、一方の値が増加すれば、他方の値も増加または減少するという二つの値の関係性を表します。
つまり
- 「相互関係」は「お互いに関係しあうこと」
- 「相関関係」は特に「一方が変化すればもう一方も変化する関係」
を表すわけです。
「相関関係」のほうが二つの間にはっきりとした規則があります。
「相互関係」は規則的ではなく、お互いに同じようなことをし合って、なんらかの影響を及ぼし合うというような意味になります。
「相互」の類語
「相互」の類語には次のようなものがあります。
- お互い(自分と相手、双方)
- 両者(両方のもの)
- 双方(あちらとこちらと両方)
- こもごも(かわるがわる。入れ替わって)
「相互」の対義語
「相互」の対義語には次のようなものがあります。
- 単独(ただ一つ、一人だけであること)
- 一方(一つの向き。二つの対するものの一つの側)
- 自己(おのれ。自分)
状況に応じて、反対の意味を表す言葉はいろいろ考えられるでしょう。
まとめ
「相互」はいろいろな場面で見聞きする言葉ですが、こうして改めて確認してみると、いろいろな使い方ができますね。
仕事をしていく上でも、「お互いに」「相互に」何かをし合うという場面はよくあると思います。
ぜひ「相互」の使い方を理解して、正しく使っていきましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました!