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「スペック」とはどういう意味か説明できますか?
コンピューター業界や製造業の分野をはじめ、様々なビジネスシーンにおいて、「フルスペック」や「ハイスペック」などという言葉を耳にする機会が増えてきたことと思います。
しかし、聞いたことはあるものの、実際に聞かれたら説明は出来ないという方も多いのではないでしょうか?
また、パフォーマンスとの違いはなんでしょうか。
今回は、「スペック」とは?意味とビジネスでの使い方、フルスペックやハイスペック、パフォーマンスとの違いについて解説していきます。
「スペック」の意味とは?
「スペック」とは英語の「spec」で、日本のビジネスシーンにおいては「仕様」、「性能」や「仕様書」という意味の言葉です。
英語の「スペシフィケーション」=「specification」という言葉を省略したものです。
また、ことビジネスシーンにおいては、「スペック」の対義語として「リクワイアメント(要求)」=「requirement」があります。
「要求」という意味の日本語です。
例えば新しい携帯電話を製造するにあたって、
メーカー側から「縦Xmm、 横Ymm、高さZmmで、従来の1.5倍の処理速度の基盤を作ってくれ」という要求(=リクワイアメント)に対して、
基盤製作者側が「こちらで出せるのは縦Xmm、 横Ymm、高さZmmで、従来の1.4倍の処理速度」までの仕様(=スペック)のものなら可能である、
等となります。
合わせて覚えておきましょう。
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「フルスペック」とは
「スペック」を用いた、よく聞く言葉として「フルスペック」があります。
「フルスペック」とは、「現状可能な限り最大限の機能と性能を備えている」という意味の言葉です。
例えば新車の購入時で言えば、最新のカーナビやオートブレーキ、自動運転機能などなど、可能な限りの全ての最新最高のオプションを付けた状態で納車することを意味します。
「パフォーマンス」との違いとは?
似たような言葉で「パフォーマンス」があります。
「パフォーマンス」は英語の「performance」で日本語では「性能」や「能力」または、「演技/演奏」という意味の言葉です。
一般的には、「路上パフォーマンス」というように「演技/演奏」の意味がなじみ深い方も多いと思います。
「パフォーマンス」と「スペック」は限りなく近い意味の言葉ですが、「パフォーマンス」は、より潜在的な能力や性能というニュアンスがあります。
【例文】
- 「あのエンジンのパフォーマンスを最大限まで引き出せれば、その車のスペックはグッと上がるでしょう」
といった例文が分かりやすいかと思います。
「スペック」の使い方
「スペック」とは、日本語で「仕様」や「性能」または「仕様書」を意味する言葉でしたね。
ここでは、「スペック」という言葉がどのように使われているか、実際の使用例を見てみましょう。
- フルスペック
- ハイスペック/高スペック
- 「彼はスペックが高い」
などと用いられていますね。
このように「スペックが高い」「ハイスペック」などと使う場合は総じて「能力が高い」
「条件や仕様が優れている」という意味で使うことがほとんどです。
【例文】
- 「彼は高学歴、高身長だしハイスペック男子だね。」
- 「この機種は高画質で◯◯も搭載していてスペックが高い」
英語でネイティブはどのように使う?
「スペック」という言葉を実際の英語圏では、どのように使っているのでしょうか。
冒頭で触れた通り、「spec」は「specification」の省略形です。
そして、英語圏でも同じように省略形の「spec」として、そのままの意味で使うことが出来ます。
また「on spec」と言うと「あてずっぽうで」や「ダメもとで」等の意味になりますので注意しましょう。
実際の英語圏での使用例として、以下の例文を参照ください。
「spec」の英語例文
Ex 1) The maker’s stated spec shows “1 second to reach to 100km/h”
(メーカーの出しているスペック上では時速100kmまで一秒しかかからない。)
Ex 2) 100C is the maximum spec for this equipment to proof the reliability.
(この機会が信頼性を保証できる最大使用温度は100Cです。)
Ex 3) Can you show me the spec of this PC please?
(このパソコンの仕様書を見せてくれますか?)
まとめ
いかがでしょうか?
コンピューター業界や製造業の分野をはじめ、様々なビジネスシーンで頻繁に使われている「スペック」という言葉の意味と、その使い方、そして英語での例を見てみました。
それらを通じて、「スペック」という言葉を理解できたかと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。