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転職や就職をしようと思った時、最後の難関は面接ですね。
無職の期間が長かったり、何度も転職をしている場合はとくに「何を聞かれるだろうか」と緊張してしまうもの。
今回は現在、建設コンサルタント会社で課長をされているNさんに面接官として見ていたポイントなどを伺いました。
面接時に見る3つのポイント
平成15年に現在勤務する建設コンサルタントに入社しました。
現在課長をしています。
面接官としては契約社員の面接経験があります。
いつもしていた質問は一般的な学歴等の他に①職歴、②PCの使用経験、③当社で目指すスキルなど。
特に①と③を重視して選考していました。
1、職歴
まず①の職歴では不当に長すぎる無職期間がある方はやはり敬遠したいです。
具体例としては大学卒業後ずっと公務員試験に挑戦し、結局合格できないまま制限年齢に達し、明らかに「仕方なく」当社に応募してきた、ということが見え見えの方がおられました。
もちろん「仕方なく御社を志望しました」等の発言はなかったのですが、面接の最初から最後まで覇気がなく「敗者オーラ」がずっと出ているような方でした。
その反面、何度も転職していたとしてもそれなりの理由があり、それぞれの勤め先でしっかり仕事をしていたことが感じられれば採用対象になります。
例えば郵便局の契約社員、カラオケ店、薬局販売員、建設業者の事務員等、全く分野の違う職場を転々としていた方を面接したことがありましたが、
それぞれの職場でどんな役割をしていたかなど個別の質問にもしっかり答えていただけるような方でしたので採用しました。
それぞれの職場である意味「流されて」仕事していたのではなく「自立して主体的に」仕事をされていたことが伝わってくれば採用候補となります。
2、PCの使用歴・スキルは必須
次に②のPCの使用経歴ですが、特に特殊なソフトのスキルを求めるものではありません。
いまや契約社員であっても一人一台のPCがあてがわれる時代です。
PCそのものやワード、エクセル等の基本的なソフトの操作は社会人が当然身に着けるべきネクタイのようなものだと思って身に着けていただきたいと思います。
3、当社でどこを目指すか
最後に③の当社で目指すスキルですが、当社での契約社員の契約上限年数、無期限雇用への登用制度等を説明し、どこを目指すかを聞いておりました。
実際には無期限雇用への登用は能力のある方であってもその時の人員の状況によりお待ちいただくこともあるため、どちらかといえばその方のやる気を見るために聞いている側面があります。
かといって必ずしも「無期限雇用を目指します」と答えれば即やる気があるとみなすわけでもありません。
面接の中で感じられるその方の職歴その他の質問に対するやりとりの中でイマイチだなと感じるような方が「無期限雇用を目指します」とおっしゃっても何か「言わされて答えたんだろうな」という感じがしてこちらにはほとんど響きません。
漠然とした言い方ですが、いろいろな意味で仕事に対して自立した姿勢を持っている方を採用したいです。
例えば前述の公務員試験を落ち続けていた方は終始ぼんやりとしていて全く覇気が感じられず、
公務員の志望動機もただ楽そうだからという一般的なイメージのみだったのかな?と想像します(ややきつい言い方ですが)。
まとめ
はっきり断言できますが、仕事にたいして自立した姿勢を持っていない方は公務員試験の面接でも絶対に落ちると思われます。
私の上司はよく入社当時の我々に「おまえら、ストリートファイターになれ」と口癖のように言っていました。もし会社が倒産してもすぐ次に就職できるような、一人で戦える人間になれ、という意味です。
これから就職を目指す学生の皆さん、まだ自立した社会人になるということをイメージしにくいかもしれませんが、サークル活動や卒業研究等を主体的に進めるといったことでそういう気持ちは養えると思います。
そのような機会を大切に常に自立ということを意識しながら日々がんばってください。