「秋暑の候」の時期はいつからいつまで？結びや使い方と例文

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「秋暑の候」は秋に使いたい時候の挨拶です。

ですが「秋が暑い」というのがいったいいつを指しているのか、知らないという人も多いのではないでしょうか。

今回は「秋暑の候」について、結びや使い方・例文まで詳しくご紹介していきます。

「秋暑の候」の時期はいつからいつまで？

「秋暑の候」は暦の上での「秋の初め頃」に使う事が出来る時候の挨拶です。

暦上で秋となる8月7日前後の「立秋」から、8月終わり頃までの約一か月間の間使う事が出来る言葉なんですよ。

「秋暑の候」の意味と読み方

「秋暑の候」は「立秋を迎えましたが、まだ夏の暑さを感じますね」という意味の言葉です。

読み方は「しゅうしょのこう」です。

使用時期が8月半ば頃ということもあり、実際の体感気温もまだまだ夏を感じる日が多いですよね。

暦の上では秋となったがまだ夏のような暑さがある事を共有できる、繊細かつ美しい日本ならではの言葉なのではないでしょうか。

「秋暑の候」の使い方例文

ビジネス

【書き出し】

1. 拝啓 秋暑の候、貴社ますますご繁盛の段、心よりお慶び申し上げます。
2. 拝啓 秋暑の候、貴社におかれましてはいよいよご多忙の事と拝察いたします。
3. 拝啓 秋暑の候、貴社一層ご繁栄の段、大慶の至りと存じます。

【結び】

1. 残暑残る折柄ではございますが、貴社の皆様方におかれましてはどうぞご壮健にお過ごしください。
2. 秋風涼し気に吹く季節、貴社におかれましてもますますのご発展を心よりご祈念いたします。
3. 秋の到来間近な折、貴社にはますますのご躍進とご活躍をお祈り申し上げます。

目上の方

【書き出し】

1. 拝啓 秋暑の候、〇〇様におかれましては変わらずご壮健にお過ごしの事と拝察いたします。
2. 拝啓 秋暑の候、御一同様にはますますご繁栄の由、心よりお慶び申し上げます。
3. 拝啓 秋暑の候、皆様方には変わらずご活躍の段、大慶に存じます。

【結び】

1. 立秋を迎えたとは思えないほどの暑さが続いております、〇〇様もどうぞお体にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
2. 厳しい残暑が続いております。くれぐれもご健康にはご留意いただき、爽やかな秋をお迎えください。
3. 残暑残る時節ではございますが、○○様の変わらぬご活躍をお祈り申し上げます。

カジュアルな挨拶文

【書き出し】

1. まだ蒸し暑い日が続く今日この頃、〇〇様におかれましてはお変わりなくお過ごしの事と存じます。
2. 暦の上では秋ですが熱帯夜続く時節です。体調など崩されていませんでしょうか。
3. 秋となってもまだ暑さ残る季節です。皆様方はお変わりなくお元気でお過ごしでしょうか。

【結び】

1. 夕方には涼し気な風吹く季節、どうぞお健やかに秋をお迎えください。
2. 野山もすっかり秋めいてまいりました。お風邪などひかれませんようお気を付けください。
3. ひぐらしの鳴き声も聞こえてまいりました。どうぞ実り多き秋をお迎えください。

まとめ

暦の上で秋を迎えたにもかかわらずまだまだ暑さが厳しい時期の時候の挨拶が「秋暑の候」なんですね。

夏の暑さが続くことを喜びながらも、涼しい秋の到来を待ちわびる気持ちを共有することが出来ますよ。

厳しい暑さとなっている地域も多い時期なので、受け取る相手の体調を気遣う言葉とセットで使うのがおすすめです。