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上司や取引先の方が退院されたと聞くと、まずはほっとしますね。

「ご退院おめでとうございます」とすぐに伝えたい一方で、まだ療養中かもしれませんし、どこまで聞いてよいのか、どのような言葉なら失礼にならないのか、迷うこともあるでしょう。

特に目上の人や取引先にメールを送る場合は、病状を詮索せず、復帰を急かさず、短く丁寧にまとめるとよいでしょう。

今回は、退院した人にかける言葉や、目上の人・取引先に送るビジネスメールの書き方、例文についてご説明いたします!

退院した人にまずかけたい言葉

退院した人には、ご退院を祝う言葉、安心した気持ち、無理をしないよう気遣う言葉を伝えるのが基本です。

相手との関係によって言葉の丁寧さは変わりますが、目上の人や取引先には「ご退院、誠におめでとうございます」「どうぞご無理なさらず、お大事になさってください」といった表現が使えます。

伝えたいこと 使いやすい言葉
退院を祝う ご退院、誠におめでとうございます。
安心した気持ちを伝える ご退院されたとうかがい、まずは安心いたしました。
療養を気遣う どうぞご無理なさらず、お大事になさってください。
静養を願う しばらくはお身体を第一に、ゆっくりご静養ください。

「お大事になさってください」は、病気やけがをした目上の人にも使える丁寧な表現です。

「お大事にしてください」よりも、目上の人には「お大事になさってください」とするほうがよいでしょう。

目上の人や取引先へのメールで気をつけること

退院のお祝いメールでは、喜びを伝えようとするあまり、相手に負担をかけないよう注意しましょう。

まず、病名や治療内容、今後の通院などは、相手から詳しく聞いている場合を除き、こちらから尋ねないほうが無難です。

「その後、お加減はいかがでしょうか」といった言葉も、関係性によっては相手に説明を求めることになります。

相手の状況がよくわからないときは、病状を推測せず、退院を喜ぶ気持ちと、無理をしないでほしいという気持ちだけを伝えましょう。

また、「早くお戻りください」「一日も早いご復帰をお待ちしております」など、復帰を急かすように受け取られる言葉は避けます。

仕事のことが気にかかる相手には、

「こちらで対応しておりますので、ご心配なさらないでください」

と伝えるほうが、ゆっくり休んでもらいやすいでしょう。

避けたい言葉・対応 理由 言い換え・対応例
早く復帰してください 回復や復帰を急かす印象になることがあります。 どうぞご無理なさらず、ご静養ください。
病名や治療内容を尋ねる 相手が話したくない事情に触れる場合があります。 ご退院されたとうかがい、安心いたしました。
頑張ってください 療養中の相手には負担になることがあります。 まずはお身体を大切になさってください。
ご自愛ください 健康な人の健康を願う結びとして使われることが多く、退院直後の相手には状況に合わない場合があります。 お大事になさってください。
返信を求める内容 相手に返事の負担をかけることがあります。 ご返信にはお気遣いなく、お身体を第一になさってください。

ただし、業務の確認が必要な場合には、返信不要とは書けません。

その場合は、退院のお祝いと業務連絡を分けるか、急ぎでない限り担当者や別の窓口へ確認するようにしましょう。

退院した人にかける言葉の例

まずは短くお祝いと気遣いを伝えたい場合は、次のような言葉が使えます。

目上の人へ

  • ご退院、誠におめでとうございます。どうぞご無理なさらず、お大事になさってください。
  • ご退院されたとうかがい、安心いたしました。しばらくはゆっくりご静養ください。
  • ご快復を心よりお祈り申し上げます。まずはお身体を第一になさってください。

取引先の方へ

  • このたびはご退院とのこと、心よりお祝い申し上げます。どうぞご無理なくお過ごしください。
  • ご退院されたとうかがい、弊社一同安心いたしました。まずはご静養を優先なさってください。
  • 退院後もご負担のかかることと存じます。くれぐれもお大事になさってください。

「ご快復」は、相手が順調に回復していることを聞いている場合に使うと自然です。

相手の状態がわからないときは、「ご退院されたとうかがい、安心いたしました」のように、退院という事実に触れる表現のほうが使いやすいでしょう。

上司・目上の人へのビジネスメール例文

上司や先輩に送る場合は、退院を祝う言葉のあとに、静養を願う言葉を続けます。

仕事のフォローができている場合は、そのことを一言伝えると、相手も安心しやすいでしょう。ただし、業務の詳細を長く書く必要はありません。

件名:ご退院のお祝い

○○部長

お疲れ様です。○○です。

ご退院されたとうかがい、まずは安心いたしました。
ご退院、誠におめでとうございます。

退院後もご静養が必要なことと存じます。
どうぞご無理なさらず、お大事になさってください。

部内の業務につきましては、皆で対応しておりますので、どうぞご心配なさらないでください。

ご返信にはお気遣いなく、まずはご快復を心よりお祈り申し上げます。

取引先へのビジネスメール例文

取引先には、より改まった言葉を使い、病状や職場復帰の予定には踏み込みません。

お祝いと気遣いだけを伝えるメールであれば、案件の確認や依頼は入れず、別の機会にするのがよいでしょう。

件名:ご退院のお祝い

株式会社○○
営業部 ○○様

いつも大変お世話になっております。
株式会社△△の□□でございます。

このたびはご退院されたとうかがい、心よりお祝い申し上げます。

ご入院中はさぞご心配のことも多かったことと存じますが、無事にご退院されたとの知らせに、私どもも安心いたしました。

退院後も何かとご負担のかかることと存じます。
どうぞご無理なさらず、まずはゆっくりご静養ください。

ご返信にはお気遣いなく、○○様のご快復を心よりお祈り申し上げます。

業務の連絡も必要なときのメール例文

取引先の担当者が退院されたものの、業務上どうしても連絡が必要な場合もあるでしょう。

そのようなときは、お祝いの言葉を先に伝えたうえで、要件を短く書きます。急ぎでない内容であれば、ほかの担当者に確認するなど、相手の負担を減らせる方法を考えることも大切です。

件名:ご退院のお祝いと今後のご連絡について

株式会社○○
営業部 ○○様

いつも大変お世話になっております。
株式会社△△の□□でございます。

このたびはご退院されたとうかがい、心よりお祝い申し上げます。
まずはご無理なさらず、ご静養ください。

進行中の○○の件につきましては、当面、△△様にもご連絡を差し上げるようにいたします。
○○様のご都合が整われましたら、あらためてご連絡いただけますと幸いです。

どうぞお身体を第一になさってください。

このように、すぐの返信や対応を求めない書き方にすると、相手に配慮した連絡になります。

メールの件名と送るタイミング

退院のお祝いをメールで送るときは、退院したという事実を確認してから、なるべく早めに、短く伝えるとよいでしょう。

ただし、退院直後は手続きや生活の準備で慌ただしいこともあります。

長文のメールや返信を必要とするメールは避け、相手が落ち着いて読める内容にします。

場面 件名の例 ポイント
お祝いだけを伝える ご退院のお祝い ひと目で内容がわかる、簡潔な件名です。
取引先へ改まって送る ご退院のお祝い申し上げます 丁寧な気持ちを伝えたいときに使えます。
通常の業務メールに一言添える 通常の案件名のまま 業務連絡が主であれば、件名を変えず、本文の最後などに短く気遣いを添える方法もあります。

なお、事情がわからないうちに「全快」「完治」と決めつけるのは避けましょう。

「ご退院されたとうかがい、安心いたしました」のように、相手から聞いた事実の範囲で伝えると安心です。

まとめ

退院した人にかける言葉は、「ご退院を祝う」「安心した気持ちを伝える」「無理をしないよう気遣う」という三つを意識するとよいでしょう。

目上の人や取引先にメールを送る場合は、病状を詮索したり、復帰を急かしたりせず、「どうぞご無理なさらず、お大事になさってください」といった言葉を添えます。

返信を求めないお祝いメールであれば、「ご返信にはお気遣いなく」と書くのも、相手への思いやりになります。

退院はうれしい知らせです。相手のこれからの療養にも心を配りながら、あたたかい言葉を届けてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

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