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二十四節気の21番目は「大雪」。
文字を見るからに寒そうなこの時期は、どの様な意味を持つ季節なのでしょうか。
今回は「大雪」の意味と併せて、2024年はいつなのか、旬の食べ物や行事をご紹介させていただきます。
大雪の次は>>冬至の意味とは?2024年はいつ?なぜかぼちゃとゆず湯なのか由来と行事・風習
大雪の意味
「大雪」とは「本格的な雪が降る時期」という意味があります。
読み方は「たいせつ」です。
2024年の大雪は、12月7日(土)です。
二十四節気とは太陽の位置から割り出されており、1年間を24等分した、いわば季節の指標です。
二十四節気のうち、大雪は21番目の季節となります。
ですから、次の22番目の「冬至」が来るまでの15日間が2023年の大雪の期間となっています。
2024年の大雪の期間は12月7日(土)〜12月20日(金)いうことになります。
大雪は、名前の通りたくさんの雪が降る季節であることが由来だとされています。
山々だけではなく平野にも雪が降り積り、寒い地方ではあたり一面銀世界になるところもあるでしょう。
大雪は、前の季節である「小雪」の時期からさらに冬が盛り上がっていることを表現している名前となっているのです。
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>>冬至の意味とは?2023年はいつ?なぜかぼちゃとゆず湯なのか由来と行事・風習
大雪の食べ物(大雪に旬を迎える食べ物など)
大雪の頃に美味しい旬の食べ物は、以下になります。
- 白菜
- 小松菜
- ネギ
- れんこん
- みかん
- ゆず
- 鱈(たら)
大雪の時期は、夏のトマトの様に赤や黄色などカラフルな野菜は多くありません。
なので、寒い季節はなんだか野菜の種類が少なく感じる方もいらっしゃると思います。
しかし意外と冬が旬の野菜はたくさんあり、しかも冬の野菜は甘味が増してとても美味しいのです。
その理由は、実は野菜たちは冬になると凍らないように糖をたくさん蓄えるからです。
おでんやお鍋、煮込み料理などに使われる野菜の多くが冬が旬で、味わいが深くなるのはそのためです。
魚介類においておすすめしたいものは、鱈(たら)です。
ムニエルや唐揚げなどどの様に調理しても美味しい魚です。
クセがない白身の魚なので、魚が苦手な方でも美味しくいただくことができるかもしれませんね。
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大雪の行事
「正月事始め」
毎年12月13日は、「正月事始め」といってお正月の準備を始める日とされています。
正月事始めは、今で言う大掃除にあたる「煤払い(すすはらい)」や、「松迎え」と言って玄関に飾る門松を切りに山へ行ったりしました。
どうして12月13日が正月の準備を始める日とされていたのかというと、理由は当時の暦にあります。
江戸時代中期までは宣明暦というものが使われており、また二十七宿というものも使われていました。
宣明暦は昔の暦、二十七宿とは占星術のようなものです。
その2つから割り出した結果、12月13日の二十七宿は必ず「鬼」となっていました。
昔の人々は、鬼の日は婚礼以外の事柄は全てにおいて吉と考えておりましたから、お正月の時に年神様を迎える準備を始めるのに縁起が良いため、12月13日を正月事始めとしていたのです。
特に当時の江戸っ子はゲン担ぎが大好きな市民性でしたから、なるほどと頷ける理由ですね。
現代でも、この時期からお正月の準備を始めると慌てずちょうど良いかもしれませんよ。
「歳の市 納めの観音」
毎月18日は、観世音菩薩のの御縁日とされています。
そして12月18日は特別に「納めの観音」と呼ばれています。
お寺には参拝客が来て人が賑わい、縁起物や正月用の品々が売っているお店も並び「歳の市」と呼ばれる様になりました。
歳の市で有名なのは浅草寺です。
江戸時代から歳の市が開催され、それと共に「羽子板市」も開催されています。
羽子板は縁起物とされており、羽根を虫を食べるトンボに見立て、悪い虫(病気や災い)を食べるもの、また羽根の先の黒い「豆」が「まめに暮らすことができる」とかけて、この時期に羽子板が好まれて買われていたのです。
そしてやがては、女児が誕生するとその家に羽子板を縁起物として贈る風習が広まり、羽子板と歳の市が浅草寺ではセットの様になっています。
例年12月17日〜12月19日に開催されておりますので、気になった方はチェックしてみましょう。
また、歳の市は浅草寺以外のお寺でも開かれているので、それも調べておくと気軽に近所で縁日が楽しめますね。
「お歳暮」
お歳暮は、お世話になった方や大切な人に、1年間のお礼と共に来年のお付き合いへの気持ちをこめて贈るものです。
お歳暮を贈る時期は12月13日〜12月20日です。
しかし、地域によっては多少の違いがあるので確認して贈るようにしましょう。
相手の喜ぶ顔を思い浮かべ、色々な品を選ぶのもこの時期の楽しみです。
まとめ
大雪とは、「本格的な雪が降る時期」という意味を持つ二十四節気の21番目の季節です。
たくさん雪が降り、前の20番目の季節「小雪」からさらに本格的な冬が訪れていることを意味しています。
そして大雪の季節になると年末の用意をする「正月事始め」や納めの観音という縁日である「歳の市」が開催され、あちこちで年を越すための行事や風習が始まる時期です。
お歳暮を贈る時期でもありますので、色々忙しくならないように早めの準備が大切な季節ですね。