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「丹念な作業」
「丹念に読む」
「丹念に調べる」
この「丹念:という言葉は、ビジネスシーンをはじめ日常の色々なところで見聞きすることがある言葉です。
「丹念」とはどのようなことを指すのか、また似た言葉の「入念」についても調べてみました。
今回は、「丹念」の意味と使い方!「入念」との違いは?|類義語・対義語・例文についてご説明いたします!
関連 「入念」の意味と使い方!「念入り」「綿密」との違いや言い換え表現は?|類義語・対義語・例文
「丹念」の意味
「丹念」は「心を込めて念入りにすること」という意味です。
「たんねん」と読みます。
「丹」は「赤い色」「まごころ」「不老不死の薬」など色々な意味を持つ漢字で、ここは「まごころ」という意味です。
「念」は「気持ち」「心配り」「強い願い」などの意味があります。
「丹念」は、細かいところまで注意を払い、心を込めて丁寧に行うということです。
「丹念」の使い方
「丹念」は、「心を込めて念入りに行う」という意味です。
真心を込めていること、また細かいところまで注意を払っていることを指して使います。
- 丹念だ
- 丹念に
- 丹念な
- 丹念を積む
といった使い方をします。
「丹念に○◯する」で、心を込めて○○する、注意深く丁寧に○○するということを表せます。
「丹念を積む」は「心を込めて繰り返し行う」という意味です。
「丹念」して、さらにそれを積み重ねるということなので、努力や地道な作業を続けていくことを言います。
「丹念」は細かく気を配って行うということなので、ビジネスのことや色々な作業、動作などに広く使うことができます。
「丹念」の例文
- 彼はその車を丹念に点検した。
- 彼女はとても丹念に仕事をする。
- 職人の丹念な手仕事がみごとだ。
- 彼は作品を今までより丹念に仕上げるようになった。
- 彼女は論文を書くために、大量の学術書を一冊一冊丹念に読み込んでいる。
- この絵には、繊細な牡丹の花びらが丹念に描写されている。
「入念」との違いは?
「丹念」に似ているのが「入念」で、どちらも丁寧にことを行うときに使いますね。
- 「丹念」は「誠意を持って丁寧に行うこと」
- 「入念」は「細かいところまで行き届いて丁寧なこと」
どちらも細かいところまで注意を払い、丁寧に行うということなので、同じように使うことができます。
しかし、細かなニュアンスの違いを挙げるならば、「丹念」はきめ細かく丁寧、「入念」は念を入れるという点が違いです。
>>「入念」の意味と使い方!「念入り」「綿密」との違いや言い換え表現は?|類義語・対義語・例文
「念を入れる」は、間違いがないように十分注意して慎重に物事を行うということです。
- 「丹念」はきめ細かく物事を行うということ
- 「入念」は慎重に物事を行う(念を入れる)ということ
ほぼ同じ意味ではありますが、このように強調したいニュアンスのある方を選んで使い分けることができます。
「丹念」の類義語
「丹念」の類義語には次のようなものがあります。
- 丁寧(細かいところまで気を配ること)
- 念入り(細かく注意して丁寧にすること)
- 入念(細かく注意して丁寧にすること)
- 克明(いちいち細かく念を入れる様子)
- 周到(手落ちがなく隅々まで行き届いていること)
- 綿密(やり方が細かくて落ち度がないこと)
- 丁重(礼儀正しく注意が行き届いていること)
- 細心(細かいところまでよく気を付けること)
「丹念」の対義語
「丹念」の対義語には次のようなものがあります。
- いい加減(物事を途中で投げ出すさま)
- ぞんざい(取扱などが丁寧でなくなげやりなこと)
- 手抜き(しなくてはいけない手続きを省くこと)
- 粗雑(いい加減で大雑把なこと)
- 粗略(物事の扱いなどが丁寧でないこと)
- 杜撰(大事なところが押さえられていないでぞんざいなこと)
- 無謀(深い考えなしに行動すること)
まとめ
「丹念」は、「心を込めて念入りに行う」という意味です。
真心を込めていること、また細かいところまで注意を払っていることを指して「丹念に」「丹念な」などと使います。
「入念」と非常に似ていますが、「丹念」はきめ細かく物事を行うこと、「入念」は慎重に物事を行うというニュアンスの違いがあります。
仕事のことや色々な作業についてなど、「丹念」を使う機会がありましたらぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!