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「○○を嗜んでいます」
「お酒は嗜む程度です」
このような「嗜む」という言葉は、普段の会話の中でも使われることがります。
「嗜む」とはどうすることなのか、またお酒の「嗜む程度」とはどの程度なのか、ぜひ確認しておきましょう。
今回は、「嗜む」の意味と使い方!お酒の「嗜む程度」とはどのくらい?|類義語・例文についてご説明いたします!
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「嗜む」の意味
「嗜む」は「好んで親しむ」「芸事などの心得がある」「つつしむ」「心掛ける」「見苦しくないよう整える」という意味があります。
「たしなむ」と読みます。
何かを好んでいる、お茶や音楽など、芸事などの心得があるという意味で使うことが多いでしょう。
他にも「つつしむ、用心する」「心掛ける、前もって用意する」などの意味で使うこともあります。
「嗜む」の使い方
「嗜む」には色々な使い方がありますが、主に「あることを好んでやっている」という意味で使うことが多いです。
「お酒を嗜む」などとして、お酒を好きで飲んでいるということを表します。
また、「お茶を嗜む」「俳句を嗜む」などとして、茶道や俳句、そのほか芸事や趣味のスポーツなどについて、趣味として好んでやっているということを表します。
好んで親しむ、好んで励むということなので、趣味として軽く楽しんでいますと言いたいときに使います。
本気でプロを目指して毎日必死で練習しているようなことや、その世界に非常に精通している場合には使いません。
「嗜む」は好んであることに打ち込む、好んで親しむということを指して使います。
お酒の「嗜む程度」とはどのくらい?
さて、「嗜む」を会話で使うことがあった場合、「お酒を嗜む」という表現はよく使われるものだと思います。
「お酒はお好きですか?」
「はい、嗜む程度ですが……」
このような会話、飲み会の席などで聞いたことがありませんか?
「お酒を嗜む」は、「お酒はほどほどに飲む、少し飲む」という意味です。
「嗜む」ということなので、お酒をたくさん飲んで酔っぱらったりはせず、楽しむ程度に飲みます、あるいは慎みを持って少しの量だけ飲みますといったことです。
……言葉の意味としてはそういうことです。
しかし、実際は「嗜む程度です」と言っておきながら飲み始めたらめっぽう強くてたくさん飲む(笑)などということもあります。
例えば職場の飲み会とか初デートなどで「お酒大好き」「酒豪です」などと言うと嫌われてしまうのでは、と思ってわざと「嗜む程度です」と誤魔化しているということもあります。
逆に、本当はお酒は苦手だけれど「飲めません」と言うとその場が白けてしまうのでは、と気を遣って「嗜む程度」と言っている人もいるかもしれません。
「お酒を嗜む程度」は人により様々です。
「嗜む程度です」と言われたら、無理に勧めたりせずに様子を見て判断しましょう。
「嗜む」の例文
- 昔は酒やタバコを嗜むことは大人の証だったものだ。
- 最近は、リモートワークのお供にコーヒーを嗜んでいる。
- 彼女は茶道を嗜んでいる。
- 引退したら田舎に引っ越して畑仕事をしながら夜は読書でを嗜むというのが私の理想だ。
- 子供の頃からテニスを習っていたが、怪我をしてしまって今は嗜む程度にやっているだけです。
- お酒は嗜む程度です。好きですが、あまり強くないので……。
「嗜む」の類義語
「嗜む」の類義語には次のようなものがあります。
- 好む(好きだと感じる。気に入る)
- 愛好(物事を愛し好むこと)
- 励む(心を奮い起こしてつとめる)
- 楽しむ(好きなことをして満足を感じる)
- エンジョイ(楽しむこと。享受すること)
まとめ
「嗜む」は「好んで親しむ」「芸事などの心得がある」「つつしむ」「心掛ける」「見苦しくないよう整える」という意味があります。
「茶道を嗜む」など芸事などを趣味でやっているという意味で使ったり、「お酒を嗜む」のように好んでいるという意味で使います。
ただし、お酒を「嗜む程度」は人によって違います。
たくさん飲まないが楽しく少量飲みます、という意味ではありますが、人によって「嗜む程度」の量は色々ですので、お酒をすすめすぎるなどのことがないように配慮しましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました!