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転職市場は昔と大きく変わっています。
終身雇用が「当たり前」という時代から、転職をして自らキャリアアップをしていく時代になろうとしています。
今回は、転職市場の動向と変化について現役転職エージェントであり支店長も務めている中野さんにお話を伺いました。
目次
転職市場の動向・変化について
現在(2019年8月度)の転職市場がどのようになっているのかみなさんはご存知でしょうか。
最近テレビコマーシャルに人材業界のスポンサーが多くなっていることにお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
業界最大手のリクルートさんやマイナビさん、最近であればインディードさんがかなりコマーシャルを流していますよね。
旬の芸能人を起用し、長編のコマーシャルを作成し、テレビで放映しています。
私は広告代理店の人間ではないのでそこまで詳しい話はできませんが、ここまでCMを流すのには莫大なお金がかかっていることは確かです。
ちなみに皆さんが良く見る転職サイトの求人ですが、掲載するのにどれくらいの金額がかかるのかご存じでしょうか。
大まかにですが大手であれば最低でも1か月でうん百万円かかります。
また検索の上位にあげる、広告スペースを大きくする等のオプションがつけばとんでもない金額が発生します。
私も広告を出す際にはなんでこんなに高いの。。といつも辟易としています。
話が逸れましたがコマーシャルの放映料はうん千万~億単位の費用がかかるそうです。とてつもない金額ですよね。
さて、この大手人材業界の方々が資本主義社会の中で事前事業で転職支援をしているわけではありません。
日本のサラリーマンの就業状況はこの10年で大きく変わろうとしてきています。
ほんの少し前までは終身雇用制で一つの会社で一生過ごすのが当たりまえでした。
ここでは割愛しますが日本の終身雇用制には限界があり一つの企業で一生過ごすなんてことは本当に一部の方のみの「特例」となりつつあります。
以前の考え方とは逆転してしまいました。
終身雇用の終わり、転職業界の台頭
日本の終身雇用制度の維持が難しくなり、その状況をいち早く見越していたリクルートさんやマイナビさんが主軸となり現在の転職市場が形成されていきました。
その情報の多くが、テレビコマーシャルや雑誌等様々な媒体を通して私達利用者に日々届けられています。
皆さんはこの転職市場の活性に疑問を持たれたことはありますでしょうか。
資本主義社会の中で人事業界が慈善事業で皆さんの転職の支援をしているわけではありません。
答えは単純明白「めちゃくちゃ儲かる」のです。
2019年では転職人口が2009年の約3倍に
現在2019年度はかつてないほど転職市場が活気をみせております。
どのくらい凄いのかというと大手リクルートさんのだした試算ですが10年前の2009年を1として現在2017年度での異業種転職推移が2.98倍となっており単純計算でも3倍近い方が転職をされております。
同業種でみても2.07倍と2倍近い推移となっており、数字で見ても転職者が多くなったことがうかがえます。
もう1社で終身雇用は古く大昔の話となりつつあります。
私も毎年新卒の面接を行い採用をしているのですが他社の人事担当者も含め半数近くの肩が入社3年で辞めていくと話していました。
私もそこについては身に染みており、どれだけ手塩にかけて育てても辞めていってしまうので悲しい気持ちになってしまいます。
仕方ないのですが仕事の大変さは昔から(ここでいうのは20年、30年前)変わっていないはずでむしろSNSの発達によりブラック企業がたたかれるようになり、企業体質は以前より確実に向上しているはずなんです。
それでも辞めていってしまう。人事部の大きな悩みの一つです。時代の流れといえばそれまでですが。
昔と違い新卒の方たちも辞めることが前提で入社する方が非常に増えました。時代の流れですね(2回目ですいません)
今後もこの流れは拡大していくだろうとおもいます。日本から海外に目を向けると違う見え方ができるのですが、海外では転職は当たり前です。
面接にきた韓国人の方に聞いたのですが、お隣韓国では転職回数が多いほうが優秀とされるようです。
その方は30大前半で7回も母国で転職をされていました。
日本では仕事ができないやつのレッテルを貼られそうですが、向こうではそれだけ社会に日露とされている証なのだそうです。
ただ、韓国は経済状況が厳しく日本にやってくる若者が急増していますので優秀なだけでは仕事につくことができないそうですが。
また、アメリカでは人にではなく、仕事に対価を払うのが一般的な考え方です。
どういうことかというと日本式でいういと人にお金を払っているという認識です。
なので未経験歓迎という謳い文句がでます。アメリカでは未経験は雇ってくれません。
転職する時は転職エージェントを利用すべき3つの理由
転職エージェントを利用すべき理由、メリットをあげさせていただきます。
かくいう私も転職エージェントを利用し転職できた経験があり、年収が倍になりました。
業務は大変ですが毎日メリハリある生活を送れております。
そんな私の経験も踏まえメリットを3つ挙げさせていただきます。
転職エージェントを利用する3つのメリット
- 様々な就職支援を無料で受けられる
- 圧倒的で的確な情報量と質
- 安心感
1、様々な就職支援を無料で受けられる
まず①ですが、転職エージェントでは様々な支援を無料で受けることができます。
多数の案件情報はもちろん、ネットの求人媒体には載せていない案件というのもあります。
職務経歴書の作成アドバイスも貰えるので自分で作成できない方やコツがつかめない方も安心して作成できます。
職務経歴書を作成した後はエージェントが希望する企業に履歴書を送ってくれますので面接が入るのを待つだけです。
とても楽ですね。
そして履歴書の選考が通れば面接の対策や練習もしてもらえます。
ここでのポイントが、転職エージェントの経験を活かして面接官の想定質問やこれまでの問答等を教えてもらえます。
就職活動において面接は非常に重要なセクションですのでこの支援を受けれるだけでも転職エージェントを利用する価値はあるとおもいます。
また、面接に受かり就職先が確定した後も豊富な支援を受けることができます。(現職場との退職交渉の仕方や就職先との年収額の交渉)
転職する際は、現職中に就職活動をされる方も多いとおもいます。
私も現職中に転職活動を行いました。その時に問題になるのが現職場にどのように伝えるかや、辞めるまでにどのくらいの期間が必要なのか等です。
転職のプロであれば企業の状況を把握いただき的確な判断と助言をいただけますので不安も解消されますね。
また給与交渉をしていただけるのも大変ありがたいサポートと言えます。
日本人は自分のアピールが苦手な方が多いのでここもプロに任せてしましましょう。
私も自分で言えなかったのでエージェントの方にお願いし実際十万円単位で収入が上がりました。
入社時の収入ベースが上がれば次年度以降の昇給も変わってくると思います。
そして、就職した後も希望すれば定期的な面談を実施していただけるの不安や悩みを聞いていただくことができます。
2、圧倒的で的確な情報量と質
次に②ですが転職エージェントでは求職者が知りえない貴重な情報も提供してくれます。
例えば、これまでエージェント経由で入った方の体験談等生の声を聞くことができます。
また、様々なジャンルの案件を提示いただけるので、比較検討もしやすいです。
3、安心感
最後に③ですが転職活動は基本的に一人で行うものでした。
現職中であればバレる場合があるため周りに相談もできません。
転職する際には様々なストレスがかかりますし不安も募ります。
そういった意味では相談できる相手がいることが転職エージェントを利用する際の最大のメリットといえるかもしれません。
まとめ
転職市場や、これまでの市場の変化、転職エージェントを利用すべき理由をお話しました。
私もエージェントを利用し、自分での転職の支援をしておりますが、転職に成功される方に共通するのは自分の現状を把握していることです。
そして自分の把握ができていない方もエージェントを利用することでこれまでの自分を見つめなおすいい機会となります。
様々支援を無料で受けられるエージェントは必ず利用するべきだと私は思います。
上手くエージェントを活用し、良い転職先をみつけていただければ幸いです。
皆様の転職活動を陰ながら応援しております。