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「恬淡」の意味と使い方!「恬淡無碍」とは?他の四字熟語も解説!

「恬淡」の意味と使い方!「恬淡無碍」とは?他の四字熟語も解説!

「恬淡」という言葉をご存知でしょうか。

ちょっと難しいというか、あまり日常会話でしょっちゅう使う言葉ではないので、聞いたことがないという人もいるかもしれません。

この「恬淡」は、「恬淡無碍」などの四字熟語で使われることも多く、本の中やスピーチなどでも時々出てきます。

ぜひ確認しておきましょう。

今回は、「恬淡」の意味と使い方!「恬淡無碍」とは?他の四字熟語も解説!についてご説明いたします!

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「恬淡」の意味

「恬淡」は「欲がなく、物事に執着しないこと」という意味です。

「てんたん」と読みます。

「恬」という字は普段あまり使わないという人も多そうですね。

しっかり漢字も読みも覚えておきましょう。

「恬」は「やすい。やすらか」「あっさりしているさま」という意味のある漢字です。

「淡」は「あわい。色や味が薄い」「気持ちがさっぱりしている」などといった意味があります。

どちらもあっさり、さっぱりということで、気持ちなどが物事にこだわることなく平気でいるようなさまを表す字なんですね。

「恬淡」は、欲がないこと、利益や名誉などに執着せずにあっさりしていることを意味する言葉です。

「恬淡」の使い方

「恬淡」は、物事に執着しないことやそのさまを指して使います。

例えば「恬淡な人」「恬淡な性格」といった使い方で、物事にこだわらないあっさりした人であることを表します。

【例文】

  1. 彼は恬淡とした人だ。
  2. 彼女の恬淡な性格を見習いたい。

「恬淡無碍」とは?

「恬淡」は「恬淡無碍」という四字熟語で用いられることがあります。

この恬淡無碍」は「あっさりとして物事にこだわらず、自由であること」という意味です。

「てんたんむげ」と読みます。

「恬淡」の意味は上で解説した通りで、「無碍」は妨げがなく、何者にもとらわれないというさまを表す言葉です。

「恬淡」よりも、さらに「無碍」という意味が加わりますので、さらに一切の執着がなくて自由な境地に至っているという意味合いを強調して表すことができます。

【例文】

  1. 何事にもとらわれない恬淡無碍の心をもちたい。
  2. 現実への執着を離れ恬淡無碍の境地に至る。

「恬淡」の四字熟語

「恬淡」は、他にも四字熟語で用いられることが多い言葉です。

「恬淡」を使った四字熟語には次のようなものがあります。

いずれも、「恬淡」の「あっさりしていて物事に執着しない」という意味を強調するような「あっさり」「無欲」「安らか」といった意味を持っています。

スピーチや文章中などで使われることがよくあります。

「無欲恬淡」

「無欲恬淡」は「心に欲望がなくあっさりしていること」という意味です。

「むよくてんたん」と読みます。

「無欲」は「欲がない」ということですから、欲がなくて物事に執着することもないという、「恬淡」を強調するような四字熟語となります。

「虚静恬淡」

「虚静恬淡」は「心にわだかまりがなく、無欲であっさりしているさま」という意味です。

「きょせいてんたん」と読みます。

「虚静」は「心の中に不信や疑念などがなくて静かに落ち着いていること」を表します。

「恬淡寡欲」

「恬淡寡欲」は「心安らかであっさりとし、欲が少ないこと」という意味です。

「てんたんかよく」と読みます。

「寡欲」は「欲が少ない」ということですから、「恬淡寡欲」は、あっさりしていてよくが少ないという意味になります。

「虚無恬淡」

「虚無恬淡」は「心に何のわだかまりもなく、無欲であっさりしているさま」という意味です。

「きょむてんたん」と読みます。

「虚無」は「虚無感」などとよく使われる言葉で、「何事もなくむなしい」「無価値である」というような意味もあります。

「虚無恬淡」は荘子の考えを示す言葉でもあり、「無欲で心が安らかである」ということを表します。

「恬淡」の類義語

「恬淡」の類義語には次のようなものがあります。

  • 淡白(性格や態度がさっぱりしていること)
  • 超然(物事にこだわらないさま)
  • 淡々(あっさりしていてこだわりのないさま)
  • 冷淡(物事に熱心でないこと)
  • 枯淡(人柄・性質などがあっさりしていてしつこくないこと)
  • 無欲(欲がないこと。欲張らないこと)
  • 廉潔(心が清く私欲がなくて行いが正しいこと)

>>「粛々と」と「淡々と」の意味や使い方と違い!【類語・対義語】

「恬淡」の対義語

「恬淡」の対義語には次のようなものがあります。

  • 貪欲(非常に欲が深いこと)
  • 貪婪(欲が深く飽くことがないこと)

まとめ

「恬淡」の意味はおわかりいただけたでしょうか。

物事に執着せずに、あっさりとして無欲であるということで、いい意味の言葉ですね。

あまり普段の会話で頻繁に使う言葉ではないですが、四字熟語も色々とありましたので、知っておくといざという時に使えますね。

ぜひ覚えておいてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。