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「追伸」を使ったことがありますか?
手紙などで本文の後に使う言葉ですよね。
英語で「PS」というのも聞いたことがあると思います。
どのような使い方が正しいのか?
「PS」はどのように表記すればよいのか?
そもそもビジネスシーンで「追伸」を書いてもよいのか?失礼ではないだろうか?
「追伸」はよく聞く言葉ではありますが、いざ使おうと思うとこのように色々と迷ってしまうことも多いと思います。
今回は、「追伸(PS)」の意味と書き方は?ビジネスメールでは失礼?についてご説明いたします!
「追伸」の意味
「追伸」は「手紙などの最後に付け加える形で足された文章のこと」です。
「ついしん」と読みます。
「二伸」「追啓」などとも言われます。
例えば誰かに手紙を書いて、書き終わった後に「あっ、あれを書き忘れた!」ということがありますよね。
そんな時に最後の部分に「追伸」と書いて、書き忘れていたことを付け加えるわけです。
手紙を全部書き直さなくていいので便利ですよね。
「PS」の書き方
「追伸」は「PS」と英語で表記されることも多いです。
この「ピーエス」、聞いたことがある、見たことがあるという人は多いと思うのですが、いざ自分で書こうとすると、表記の仕方に悩んでしまう人も多いようです。
「PS」でいいのか、「P.S.」とピリオドがいるのか、大文字か小文字か……など、
- PS
- P.S.
- ps
- p.s.
- PS.
- ps.
- P.s.
などなど、いろいろなパターンを思い浮かべてしまって迷ってしまいますよね。
結論から言うと、「ピーエス」は「PS」または「P.S.」と書きます。
「postscript」の略です。
「postscript」は「追伸」という英単語ですが、元はラテン語で「post」は「後に」を意味する接頭辞で、「あと」=「after」という意味です。
「script」の方は「書く」の過去分詞形からきています。
つまり「postscript」は「後から書かれた」というような意味になるわけです。
このような長い英単語を略語にする場合の表記はどちらにもピリオドをつけないか、どちらにもピリオドをつけるか、になります。
ですので「PS」「P.S.」 「ps」「p.s.」の四通りの表記が考えられます。
大文字で書かれることの方が多いです。
なお、上のような理由から、「PS.」「P.S」のような表記は不適切となります。
ビジネスメールでは失礼?
さて、「追伸」「PS」は便利な言葉ですよね。
手紙やメールを全部書き直さなくても、後から書き足せるわけです。
ですが、この「追伸(PS)」、ビジネスメールで使うのは失礼であるとされているんです。
まず、「追伸」は「本文に書いていないことを付け足す」ということです。
手書きの手紙であれば全部書き直すのは手間がかかるでしょう。
ですが、メールであれば本文中に挿入したり、文字を削除したり修正して直すのは簡単ですよね。
基本的にビジネスメールというのは、一つのメールで一つの要件を簡潔にまとめるべきものなので、「追伸」を使うこと自体が適さないのです。
また、「書き直すと手間がかかったり、本文中に入れられなかったことだったりするので後から付け加える」ということですので、目上の人に対して使うと失礼に当たります。
ビジネスメールではできるだけ「追伸」は使わないようにしましょう。
例外として、ビジネスメールであっても、「追伸」に相手の体調を気遣う言葉や食事の誘いなどを書き加えることで、親しみを表すこともあります。
ですが、これもある程度親しい間柄である場合や、これから仲良くなりたいという場合に限られます。
やはり目上の人やほとんど交流のない人に対して使うには不適切でしょう。
「追伸」を使ってはいけない場面
ビジネスシーンに限らず、メールや手紙で「追伸」を使わない方が良い例として次のようなものがあります。
- お祝い
- お悔やみ
- お詫び
- 感謝
当たり前のことですが、「追伸 この度は誠に申し訳ありませんでした」「追伸 先日は大変お世話になりありがとうございました」などというのはついでのようでとても失礼ですよね(笑)。
このような、相手に誠意を持って伝えるべきことは本文中にきちんと書くようにしましょう。
また、結婚のお祝いの手紙を書いて、最後に「追伸 こんど一緒に⚪︎⚪︎しましょう」などと関係のない話題を書くのも変ですね。
友人同士だったらいいような気もしますが、「追伸」は「付け足し」「もう一度」「くりかえす」といったイメージを連想させる言葉です。
結婚祝いやお悔やみ、お見舞いといった手紙で「追伸」を使うことはマナー的にも不適切なのです。
まとめ
「追伸」は本文の後に付け足しできる便利な言葉です。
ですが、あくまでも「付け足し」ですので、目上の方に対してつかうのはやめておいた方がよいですね。
ビジネスシーンでも、相手に親しみを伝えたい場合などには有効ですが、意味や使い方を理解してうまく使っていきましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました!