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「追求・追及・追究」の意味の違いと使い方!【類義語・例文】

「追求・追及・追究」の意味の違いと使い方!【類義語・例文】

「ついきゅう」と読む言葉には、「追求」「追及」「追究」と色々あります。

読みが同じで意味が異なる同音異義語というものですが、この「追求・追及・追究」はどのように使い分けたらよいのでしょうか。

どれもよく使われる言葉ですので、迷ってしまいがちだと思います。

今回は、「追求・追及・追究」の意味の違いと使い方!【類義語・例文】についてご説明いたします!

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「追求・追及・追究」の違い

「追求・追及・追究」の違いは、

  • 「追求」は「目的のものを手に入れるためどこまでも追い求めること」
  • 「追及」は「責任や欠点を問いただすためどこまでも追い詰めること」
  • 「追究」は「未知なもの・不明なものを明らかにするためどこまでも深く調べること」

となります。

簡単にいうと、「追求」=「追い求める」、「追及」=「追い詰める」、追究=「深く調べる」という違いであるとも言えますね。

それぞれの意味や使い方を確認しておきましょう。

「追求」の意味と使い方

「追求」は「それを得ようとどこまでも追い求めること」です。

「ついきゅう」と読みます。

「追い求める」という字ですね。

その通り、追いかけて求めるイメージで、目的のものを手に入れるために手段を尽くすことを言います。

利益の追求、目的の追求、理想の追求などのように使います。

利益を得るため、目的を達成するため、理想の状態になるために、どこまでも求めて手段を尽くします。

【例文】

  1. 企業活動の目的は利益の追求だけではない。
  2. 彼女は理想の髪型を追求している。
  3. 君はもっと幸福を追求すべきだ。
  4. 彼はワインに合う料理を追求している。

「追及」の意味と使い方

「追及」は「どこまでも追い詰めて、責任や欠点などを問いただすこと」です。

「ついきゅう」と読みますね。

「追う」と「及ぶ」という字を書きます。

「及」には「およぶ。おいつく」といった意味があります。

「追及」は、相手を問いただしたり責めたりする意味で、どこまでも追い詰めることです。

余罪を追及するとか、責任の所在を追及するなどと使います。

また、実際に「追いかける」という意味もあります。

【例文】

  1. 彼に対して刑事責任を追及する。
  2. 彼女の責任を追及する。
  3. 警察で余罪を追及する。
  4. 逃げる相手を追及する。
  5. 後続車の追及を振り切ってゴールした。

「追究」の意味と使い方

「追究」は「不明なことや未知なものをどこまでも深く調べて明らかにしようとすること」です。

読み方は「ついきゅう」ですね。

「追う」と「究」ですね。

「究」は「きわめる。きわまる。つきつめる」といった意味です。

「研究」の「究」であることからも想像がつくと思いますが、調べて明らかにするような意味ですね。

「追究」はわからないことを突き詰めて明らかにしようとすることを言います。

真理の追求、本質の追求など、物事を深いところまで理解しようとするときに使います。

【例文】

  1. この地域で水害が多発している原因を追究する。
  2. 人間の本質を追究する。
  3. 失敗の原因を追究し、次の世代に伝えたい。
  4. 彼は光の表現を追究した画家だ。

「追求・追及・追究」の使い分け方

「追求・追及・追究」の使い分けを簡単にまとめると、

  • 「追求」は理想や利益などを追い求める場合
  • 「追及」は悪事や犯人、責任などを追い詰める場合
  • 「追究」は学問や真理を明らかにしようと深く調べる場合

となります。

「追求」が最も一般的に、広く何かを「追い求める」という意味で、「追及」は「追いつく」意味があるので、追いかける時や責任などを問い詰めるときに使います。

「追究」は学問、研究に関するようなことに使うことが多いです。

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「追求」の類義語と対義語

「追求」の類義語、対義語には次のようなものがあります。

【類義語】

  • 追い求める(追いかけて探す。努力をして手に入れようとする)
  • 求める(欲しいと望む)

【対義語】

  • 断念(思い切ること。諦めること)
  • 妥協(主張が対立している場合に、お互いの主張を幾分かずつ譲り合って、一つの結論・取り決めを導き出すこと)

「追及」の類義語と対義語

「追及」の類義語、対義語には次のようなものがあります。

【類義語】

  • 詮索(細かいところまで探り求めること)
  • 吟味(物事を念入りに調べること)
  • 査問(事件などについてその関係者を調べ問いただすこと)
  • 取り調べ(取り調べること。特に、捜査機関が被疑者や参考人から話を聞くこと)

【対義語】

  • 免責(そのことの責任を問われることを免れること)

「追究」の類義語と対義語

「追究」の類義語、対義語には次のようなものがあります。

【類義語】

  • 探求(あることをあくまで探して得ようと努めること)
  • 研鑽(学問などを磨き深めること)
  • 究明(道理や真理をつきつめて明らかにすること)

【対義語】

「追究」の対義語は特にありませんが、「追求」と同じように使われることもあり、「断念」や「妥協」が反対の意味と言えるでしょう。

まとめ

「追求・追及・追究」の違いはおわかりいただけたでしょうか。

「追求」と「追究」など、似ていてどちらを使えばいいか迷ってしまうこともありそうですね。

また、変換間違いにも気をつけたいところです。

しっかり区別して使い分けてみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。