時候の挨拶

「朝寒の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

「朝寒の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

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「朝寒の候」は秋に使いたい時候の挨拶の一つですが「朝が寒くなる」時期とは一体いつの時期なのでしょうか。

あまり聞きなれない言葉なので、初めて聞いたという人も多いかもしれません。

今回は「朝寒の候」について、使用時期がいつからいつまでなのかはもちろん、結びや使い方・例文まで詳しくご紹介していきます。

「朝寒の候」の時期はいつからいつまで?

「朝寒の候」は「秋の終わり頃」に使える時候の挨拶です。

10月の終わり頃から11月の初め頃まで使う事が出来ますよ。

体感的にも深夜や早朝の冷え込みが厳しく時期に使うと覚えるのがおすすめです。

「朝寒の候」の意味と読み方

「朝寒の候」は「朝にはもう寒さを感じる、秋の終わり頃となりましたね」という意味の言葉です。

読み方は「ちょうかんのこう」です。

10月も終わり頃になると深夜や早朝の外気温はグッと下がり、霜が降りる地域も少なくありません。

そんな気温の変化を使った時候の挨拶が「朝寒の候」なんですね。

「朝寒の候」の使い方例文

ビジネス

【書き出し】

  1. 拝啓 朝寒の候、貴社いよいよご清祥の由、心よりお慶び申し上げます。
  2. 拝啓 朝寒の候、貴社ますますご活躍の事と拝察いたします。
  3. 拝啓 朝寒の候、貴社におかれましては一段とご躍進の段、心よりお慶び申し上げます。

【結び】

  1. 晩秋の折柄、貴社におかれましてもますますのご発展を心よりご祈念いたします。
  2. 去り行く秋を見送る時節、貴社にはいよいよのご繁栄をお祈り申し上げます。
  3. 虫の音響く秋深き時節、貴社におかれましてもますますのご繁盛とご多忙をお祈り申し上げます。

目上の方

【書き出し】

  1. 拝啓 朝寒の候、○○様におかれましては一段とご壮健にお過ごしの事と存じます。
  2. 拝啓 朝寒の候、御一同様ますますのご繁栄、大慶の至りと存じます。
  3. 拝啓 朝寒の候、〇〇様には変わらずご活躍の由、心よりお慶び申し上げます。

【結び】

  1. 日脚日毎に早まる時節となりましたが、〇〇様におかれましては変わらずご壮健にお過ごしになられますようお祈り申し上げます。
  2. 菊の香り漂う季節、ご一同様におかれましてはますますのご躍進をお祈り申し上げます。
  3. 木々の落葉も始まる時節、〇〇様には変わらずのご活躍をご祈念いたします。

カジュアルな挨拶文

【書き出し】

  1. 早朝には寒さも感じられる季節となりました。ご無沙汰しておりますがお変わりなくお過ごしでしょうか。
  2. 日毎深まる寒さに冬の到来を感じます。お風邪などひかれていませんか。
  3. 秋から冬へと季節の移り変わりを迎えております。○○様はいかがお過ごしでしょうか。

【結び】

  1. 秋晴れの高い空もあとわずかでしょうか。どうぞお風邪などひかれませんようお気を付けください。
  2. 秋の冷たい風が吹く季節ですね。皆様方もどうぞお健やかにお過ごしください。
  3. 街路樹の姿が日毎に寒そうになってまいりました。〇〇様も体調を崩されませんようお気を付けください。

まとめ

気温の変化による季節の移り変わりを繊細に表現したのがこの「朝寒の候」なんですね。

朝晩の外気温もどんどんと下がっていき、冬支度も進む季節ですが、その寒さから体調を崩す人も多い時期です。

受け取る相手の体調を気遣う言葉とセットで使うとより暖かく柔らかい印象になるので、ぜひ組み合わせて使ってみてくださいね。

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