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「腕前」の意味と使い方!「腕前が上がる・腕前を上げる」どっちが正しい?【類義語・例文】

「腕前」の意味と使い方!「腕前が上がる・腕前を上げる」どっちが正しい?【類義語・例文】

「料理の腕前」

「テニスの腕前」

このように、「腕前」という言葉を見聞きすることがありますね。

日常で、料理やスポーツなどの趣味について使うことも多いですが、仕事で必要な技術などについても使います。

身近な言葉の「腕前」ですが、改めて意味や正しい使い方となると、調べてみたことがある人は少ないのではないでしょうか。

ぜひこの機会に確認しておきましょう。

今回は、「腕前」の意味と使い方!「腕前が上がる・腕前を上げる」どっちが正しい?【類義語・例文】についてご説明いたします!

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「腕前」の意味

「腕前」は「身につけた技術・能力」と言う意味です。

「うでまえ」と読みます。

「腕」はもちろん手の腕のことですが、人は手で様々な作業をしますので、技術という意味でも「腕」という言葉を使うようになりました。

「腕」だけでも「あの大工さんは腕がいいね」などと「技術、能力」といった意味で使いますが、そこに「前」がつきます。

「前」はここではいわゆる「前方」という意味ではなく、名詞につく接尾語で、属性を強調する意味の言葉です。

例えば男性的な人や美男のことを「男前」というようなもので、「前」そのものに意味があるわけではなく、前につく言葉の意味を強調しています。

「腕前」は技術や能力のこと、それも生まれつきの能力などではなく、その人が努力して身につけた後天的な能力、技術のことをいう言葉です。

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「腕前」の使い方

「腕前」は「身につけた技術や能力」という意味でした。

「身につけた」ということですから、 生まれついてもともと上手だったことや、誰でもできるようなことには使いません。

その人が努力して身につけた高度な技術や能力という意味で使う言葉です。

例文で使い方を確認しておきましょう。

【例文】

  1. 今日はみんなに料理の腕前を披露する。
  2. 彼のテニスの腕前は優れている。
  3. 彼女の見事な生け花の腕前に驚く。
  4. 彼はゴルフが上手で、プロ級の腕前を持っている。
  5. なかなかの腕前だ。

「腕前が上がる・腕前を上げる」どっちが正しい?

「腕前」が向上することを「腕前が上がる」もしくは「腕前を上げる」ということがあります。

自分で言う時などに、「上がる」?それとも「上げる」?と、どっちが正しいのか迷ってしまいがちなこの表現ですが、

結論としては「腕前が上がる」でも「腕前を上げる」でも、どちらも正しい表現です。

「上げる」と「上げる」という、他動詞と自動詞の違いですので、文法的にはどちらもおかしなところはありません。

ただ、「腕前が上がる」→は「能力や技術が高まる」という意味になります。

「上手になる」という感じですね。

一方「腕前を上げる」→は「能力や技術をさらに高める」と言う意味になります。

修練を積む、能力を磨くというような、努力をするという自発的な意味合いが強いです。

このように、どちらでも使える場合も多いですが、「腕前が上がる」と「腕前を上げる」にはこのような意味の違いはありますので、適した方を使うようにしましょう。

【例文】

  1. この道具を使えばゴルフの腕前が上がる。
  2. 毎日練習してゴルフの腕前を上げる。

「腕前」の類義語

「腕前」の類義語には次のようなものがあります。

  • 腕(物事をする能力。技量)
  • 手並み(腕前。技量)
  • 手腕(物事を行う腕前・実力)
  • 力量(物事をなし遂げる能力や腕力の程度)
  • 才能(ある個人の素質や訓練によって発揮される、物事をなしとげる力)
  • 技量(物事を行ううまさ。腕前。手なみ)
  • スキル(訓練によって培われた能力)

似た意味の言葉は多いのですが、中でも「腕」は「腕前」の「前」という接尾語がついていない状態ということですから、ほぼ同じ意味で使えます。

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まとめ

「腕前」は、身につけた技術や能力のことでしたね。

生まれつきできるものや、誰でもできるようなものではなく、練習など努力して身につけたスキルのことです。

仕事で、趣味で、色々と努力して腕前を上げていくこともあると思います。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。