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「山高ければ谷深し」という言葉を、株式投資の世界で耳にしたことはありますか?

これは、相場の過熱に対する警戒を促す、古くから伝わる重要な投資格言です。

今回は、「山高ければ谷深し」が何を意味し、どのような背景から生まれたのか、この教訓をどう活かすべきか分かりやすく解説いたします。

「山高ければ谷深し」の意味とは

「山高ければ谷深し(やまたかければたにふかし)」とは、「株価が短期間で大きく急騰(高い山を築く)した銘柄は、その反動で大幅な下落(深い谷)に見舞われる危険性が高い」という教訓です。

これは、単に「上がったものは下がる」というだけでなく、「急激に上昇した相場や銘柄は、その分反動も大きく急落しやすい」という相場の力学を的確に表現しています。

なぜ「高い山」は「深い谷」を生むのか?背景と投資家心理

この格言が生まれる背景には、市場に参加する人間の心理が大きく影響しています。

株価が急騰している局面では、市場は熱狂に包まれます。

ニュースは連日高値更新を伝え、SNSでは利益を上げたという報告が溢れかえります。

このような状況では、「この上昇に乗り遅れてはいけない」という焦りが生まれます。これは近年、「FOMO(Fear of Missing Out:取り残されることへの恐怖)」という言葉でも知られるようになりました。

「山高ければ谷深し」の逆の格言はある?

山高ければ谷深しの逆、対義語となる格言も存在します。

「谷深ければ山高し」

「谷深ければ山高し」は、「暴落が激しいほど、その後の反発(反騰)もまた大きくなる」という意味です。
>>「谷深ければ山高し」の意味とは?

「夜明け前が一番暗い」

苦境が極まった時こそ、好転の兆しが近いことを示します。

「閑散に売りなし」

取引が減り、誰も見向きもしなくなった底値圏では、もう売る人はいない(=あとは上がるだけ)という意味です。

「三空叩き込み買いに向かえ」

窓を開けて3回連続で暴落した後は、相場が底を打つことが多いため、勇気を持って買いに回るべきという教えです。

「野も山もみな一面に弱気なら、アホになりて買いの種をまけ」

相場にいる全員が絶望している時こそ、絶好の買い場であるという、江戸時代の相場師・本間宗久の教えです。

ただ、ここで買い向かうのは難しいですね。

歴史が示す教訓:ITバブルの例

この格言を象徴する歴史的な出来事の一つが、2000年前後に起きたITバブル(ドットコム・バブル)です。

当時は「インターネットが世界を変える」という期待から、IT関連企業の株が、赤字であることなどお構いなしに買われ、異常な高値をつけました。

しかし、その熱狂は永遠には続きませんでした。企業の成長が市場の過大な期待に追いつかないことが明らかになると、一斉に売りが殺到。

多くのIT企業の株価は90%以上も下落し、市場には非常に「深い谷」が刻まれました。

これはまさに、「山高ければ谷深し」の典型的な事例と言えるでしょう。

まとめ

市場が過熱し、誰もが強気になっている時こそ、この格言を思い出しましょう。

「もしかしたら、今は山のかなり高い位置にいるのかもしれない」と一歩引いて相場を客観視する冷静さが、大きな損失を避ける第一歩となります。

ただ、山がもっと高い山かもしれない、というのは誰にも分からないんですよね。

難しいですね。

この記事が参考になれば幸いです。

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