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「余寒見舞い」を出したことがあるでしょうか。
「寒中見舞い」よりややマイナーかもしれませんが、寒い時期に出す季節の挨拶状です。
ぜひ書き方やマナーを確認しておきましょう。
今回は、「余寒見舞い」の時期はいつからいつまで?喪中や友人に送る時の文例についてご説明いたします!
「余寒見舞い」とは
「余寒見舞い」は季節の挨拶状の一つで、暦の上では春になっても、まだ寒さが続いている時期に出すものです。
「よかんみまい」と読みます。
春を迎えたけれど、実際は厳しい寒さが続いているという時に、相手を気遣って出すものです。
お世話になっている方やこれからもお付き合いを続けていきたいという人に向けて、こうした気候にあった挨拶をするのもよいものですね。
「余寒見舞い」の時期はいつからいつまで?
「余寒見舞い」の時期
さて、目的から考えても、「余寒見舞い」は暦の上で春になっているけれどまだ寒い時期に出すことになりますね。
「余寒見舞い」の時期は、立春から一般的には2月末までに出すものです。
2024年の立春は2月4日ですので、2月4日~2月28日ということです。
ただし、立春以降に出すという点は決まっていますが、「いつまで」の部分は場合によります。
北国では、3月になってもまだ吹雪や積雪、真冬日もありますから厳しい寒さが続いていると言えます。
このような場合は3月上旬ごろまで「余寒見舞い」を出してもおかしくありません。
「余寒見舞い」の時期は、立春から2月末(寒い地方宛てには3月上旬)まで
寒中見舞いの時期は?
「余寒見舞い」の前に「寒中見舞い」の時期があります。
年賀状を出す時期を過ぎてしまった時とか、喪中で年賀状がやり取りできなかった時に「寒中見舞い」を出すことは一般的ですね。
「寒中見舞い」の時期は、松の内(1月7日、あるいは15日)が明けてから立春の前日(2024年は2月3日)までです。
お正月の松の内は一般的に1月7日までですが、関西地方など一部では1月15日までとなっています。
この間は、年賀状を出していますが、これを過ぎると「寒中見舞い」ということです。
また、「立春」を迎えると暦の上では春になりますので、「余寒見舞い」に切り替わります。
余寒見舞いの書き方
「余寒見舞い」の書き方として、
年賀はがきではなく普通の葉書に書きます。
春とは言えまだ寒い時期に、相手の体調を気遣うという内容のものです。
- 自分が喪中で年賀状を出さなかった時
- 相手が喪中で年賀状を出さなかった時
- 季節の挨拶として
- 結婚や引っ越しなど近況報告のため
などのいろいろな目的で多く用いられています。
どんな内容を書くのかは、おおむね次のような構成になります。
- 余寒見舞いの言葉(「余寒お見舞い申し上げます」など)
- 先方の様子を伺う
- 自分の近況を伝える
- 締めの挨拶
- 日付(令和○年○月など)
- 差出人
年賀状もそうですが、「寒中見舞い」や「余寒見舞い」も句読点は使わない、二行目以降は行頭を揃えるといった習慣があります。
ですが、最近では横書きや色々な凝ったレイアウトなど、かなり自由な書き方になっているので絶対というわけではありません。
喪中や友人に送るときの例文
自分や相手が喪中で年賀状のやり取りができなかった時や、友人宛てに季節の挨拶をしたい時などに「余寒見舞い」は便利です。
場合ごとの文例をご紹介します。
喪中の時
喪中で年賀状がやり取りできない時は、「寒中見舞い」や「余寒見舞い」を出すことも多いです。
なお、自分や相手が喪中の時は、「おめでとう」「お喜び」といっためでたい言葉は使わないのが一般的です。
自分が喪中の時
余寒お見舞い申し上げます
ご丁寧なお年賀の挨拶を頂戴し有難うございました
みなさまご健勝のことと存じ上げます
喪中のため年始の挨拶を差し控え失礼いたしました
昨年中のご厚情を感謝いたしますと共に本年も変わらぬお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます
令和5年2月
(氏名)
相手が喪中の時
余寒厳しき折いかがお過ごしでしょうか
ご服喪中と存じ年始のご挨拶はご遠慮させていただきました
私どもはお陰様にて大過なく穏やかに過ごしております
○○様には大変お世話になりながら御恩をお返しできぬままお別れすることになってしまいました
今はご冥福をお祈りするばかりでございます
寒さがまだ残っております
ご自愛専一にてお過ごしくださいませ
令和5年2月
(氏名)
友人に送る時
余寒お見舞い申し上げます
暦の上で春とはいえ、今年は厳しい寒さが続きますね。
そちらはまだまだ雪かきなど大変な日々なのではと案じています。
みなさまお元気ですか?
私たちは変わりなく元気に過ごしております。
夏には帰省しますので、ぜひ久しぶりにお会いしましょう!
年度末を控え何かと忙しい時期ですが、どうぞお身体を大切にしてくださいね。
令和5年3月
(名前)
まとめ
「余寒見舞い」は、立春からだいたい2月末の「暦の上では春だが、まだ寒さが厳しい」という時期に送る季節の挨拶状です。
送る時期は限られていますが、四季があり、どんどん変化していくという日本の風土ならではの習慣ですね。
こうした葉書を出す人は少なくなっているようですが、機会があればぜひ送ってみてください。
最後までお読みくださりありがとうございました!