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「要衝」の意味とは?語源や「要所」との違いも解説!|類義語・例文つき

「要衝」の意味とは?語源や「要所」との違いも解説!|例文つき

「要衝」という言葉は、ニュースなどでよく用いられています。

交通、流通、また軍事関係の話題でよく出てくる言葉です。

少し難しく、日常の気軽な会話では使ったことがない人が多いと思いますが、いざという時に意味がわからなくて困ってしまうことがないよう、ぜひ確認しておきましょう。

今回は、「要衝」の意味とは?語源や「要所」との違いも解説!|類義語・例文つきについてご説明いたします!

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「要衝」の意味

「要衝」は「軍事・交通・商業などの上で大切な地点」という意味です。

「ようしょう」と読みます。

大事な地点、場所ということですが、特に交通や通商において重要になる地点、また軍事において敵からの攻撃に備えるための重要な地点、そういったことを表す言葉です。

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「要衝」の語源

「要衝」はあまり普段からよく使う言葉ではないと思います。

身近な言葉ではないので、どうして「要衝」と言うのか語源が気になりますね。

元は戦いの時に、敵が攻めて来るのを防ぐための大事な砦となる場所、ということから、主に軍事や交通、産業の上で大事な場所という意味で使われるようになりました。

「要衝」の「要」は「かなめ。大切なところ」という意味の漢字です。

「重要」や「要点」など、「大事なところ」という意味で色々な熟語がありますよね。

「衝」は、「衝撃」や「衝動」という熟語で「ぶつかる」とか「突き動かす」意味で使うことが多いですが、こちらにも「かなめ。だいじなところ」という意味があるのです。

「要衝」は、どちらも大事なところを表す漢字を重ねてできています。

「要衝」の使い方

「要衝」は「軍事・交通・商業などの上で大切な地点」という意味で使う言葉です。

あまり普段の日常会話では出てこない言葉で、文章中やニュース、ビジネスシーンといったかたい言葉を使う場面で用いられます。

大事な地点という意味で、さらに特に交通や流通、そして軍事において重要となる地点を指す言葉です。

  • 鉄道の駅や空港、港などで、交通や商業において拠点となる重要なところ
  • 軍事において、攻撃や防御、相手国との交渉などの戦略的に重要な場所

といった場所を「要衝」と言います。

「交通の要衝」「物流の要衝」「軍事的要衝」といった表現でその場所が重要な地点であるということを表して使います。

「要衝」の例文

  1. 滋賀県は東西の交通の要衝として古くから栄えてきた。
  2. この海峡は海上交通の要衝となっている。
  3. この街は二つの街道が交わる交通の要所である。
  4. この街の商業は、交通の要衝という立地条件を活かして発展してきた。
  5. この島は軍事的要衝である。
  6. ロシア軍が戦略的要衝であるチェルノブイリ原発を占拠した。

「要所」との違いは?

「要衝」は軍事や交通、商業における大事な地点のことでしたね。

大事な地点を表す言葉に「要所」があり、こちらの方が一般的には使われていますよね。

「要衝」と「要所」の違いは、

  • 「要衝」は「軍事上、交通上、流通上の要所」
  • 「要所」は「大切な場所。物事の大切なところ」

となります。

つまり、「要所」は大切な場所や地点のことを指して広く使います。

それに対し「要衝」の方は、軍事や交通、商業の上で大切な場所という意味で、使い方が限られています。

「要衝」には軍事拠点の意味や、交通・産業上の、という意味があるので、そういったジャンルにのみ使う言葉だということです。

「要所」の方が「要衝」をも含む広い意味の言葉なので、例えば「交通の要所」とか「軍事上の要所」という風に言い換えることもできます。

「要衝」の類義語

「要衝」の類義語には次のようなものがあります。

  • 要所(大事なところ)
  • 要地(重要な地点・地域)
  • 衝(大事なところ)
  • 拠点(活動の足場にする所)
  • 重要拠点(軍事などにおいて大事とされる場所)
  • 戦略拠点(軍事などにおいて大事とされる場所)
  • 要害(地勢が険しく、敵を防ぐのに適している所)
  • ハブ(中心となるところ)

まとめ

「要衝」は、軍事や交通、商業において大事な地点を指す言葉でした。

ビジネスシーンはもちろん、経済や国際情勢などの大きな話題に関してもよく用いられる言葉です。

知っておくと、ニュースがよりよく理解できそうですね。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。