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「要約・要旨・要点」の違いは?意味や使い分け方を解説!【類義語・例文つき】

「要約・要旨・要点」の違いは?意味や使い分け方を解説!【類義語・例文つき】

「要約・要旨・要点」は、いずれも文章や話をまとめるときに使う言葉です。

「要約しなさい」とか「要旨を述べよ」とか、「要点を述べよ」など、国語の問題でもよく使われる言葉ですね。

ビジネスシーンでもこの「要約・要旨・要点」をまとめる必要があることもよくあると思います。

ぜひ「要約・要旨・要点」について、意味や違いを知っておきましょう。

今回は、「要約・要旨・要点」の違いは?意味や使い分け方を解説!【類義語・例文つき】についてご説明いたします!

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「要約」の意味

「要約」は「文章などの要点をとりまとめること。また、そのまとめたもの」と言う意味です。

「ようやく」と読みます。

「要」は「最も重要な部分」という意味の字です。

「約」は「約束」など色々な意味がありますが、「短くまとめる」という意味もありますので、「要約」は「重要な部分を短くまとめる」となりますね。

「文章を要約する」ということは、その文章を短くまとめるということです。

【例文】

  1. 次の文章を要約しなさい。
  2. 本の内容を要約して紹介する。
  3. 彼の話は長いが、要約するとこういうことだ。
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「要旨」の意味

「要旨」は「述べられていることの主要な点。また、内容のあらまし」と言う意味です。

「ようし」と読みます。

「旨」は「こころざし。考え。意向」という意味の漢字です。

重要な考え、ということですから、「要旨」は内容のあらまし、主要な点を短くまとめたものということになります。

【例文】

  1. 300字以内で問題文の要旨をまとめなさい。
  2. ○○先生の講演の要旨をまとめる。
  3. 長々と話さずに、要旨を言ってください。

「要点」の意味

「要点」は「物事の中心となるところ。重要な点」と言う意味です。

「ようてん」と読みます。

話や意見などの中で、特に中心となる重要な事柄のことを言います。

【例文】

  1. 話の要点をつかむ。
  2. 君の話は長いから、要点を絞って簡潔に伝えてくれ。
  3. この記事の要点は以下の通りです。
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「要約・要旨・要点」の違いは?

「要約・要旨・要点」はいずれも話の中の大事なことという意味では共通していますね。

これらの違いは、

  • 「要約」は「内容をまとめること、またはそのまとめのこと」
  • 「要旨」は「内容のあらまし」
  • 「要点」は「重要な点」

となります。

「要約」は、内容のまとめですので、長い文章であれば、段落ごとに大事な部分を押さえて不必要な部分は削り、全体の長さを短くするということになります。

「要旨」は内容のあらまし、つまり文章であれば、筆者が言いたいことになります。

話の重要なポイントをまとめるということなので、段落の順番通りなどでなくても構いません。

全体を読んで、筆者の言いたいことを短くまとめるということになります。

最後に「要点」ですが、これは重要な点、ということで、文章であれば一つの意味段落の中で特に重要な部分を指します。

「要約」「要旨」よりも狭い範囲のことを言う言葉です。

簡単にまとめると

  • 「要約」は全体の内容をまとめること
  • 「要旨」は筆者の言いたいことをまとめること
  • 「要点」は大事な箇所のこと

となります。

「要約・要旨・要点」の使い分け方

「要約・要旨・要点」には意味の違いがありましたね。

例えば国語の問題を解くときのように、ある文章について「要約・要旨・要点」を示すとします。

【例文】

  1. この文章を要約しなさい。→文章の流れの通りに、各段落の重要なところを選んで全体を短くまとめる。
  2. この文章の要旨を述べなさい。→文章全体から筆者が言いたいことをとらえ、短くまとめる。段落の順番通りでなくてよい。
  3. この文章の要点を述べなさい。→意味段落ごとの重要な部分を一文程度にまとめる。

このように、

  • 全体の流れをざっとまとめたいときは「要約」
  • 結論や主張をまとめたいときは「要旨」
  • 重要な部分だけをまとめたいときは「要点」

という言葉の使い分けができるわけです。

「要約・要旨・要点」の類義語

「要約」「要旨」の類義語には次のようなものがあります。

  • 大意(文章で、言おうとしている要点。大体の意味)
  • 摘要(物事の大まかな主旨や流れなど)
  • レジュメ(要約。概要。特に、研究発表・講演などの要旨を印刷したもの)
  • ダイジェスト(ある著作物の内容を要約したもの)
  • 総括(個々のものを一つにまとめること)
  • 概要(物事の大まかな主旨や流れなど)

「要点」には大事な「点」という意味が強いので、次のような類義語があります。

  • 正鵠(物事の急所・要点)
  • 核心(中心となっている大切な所)
  • ポイント(要点。肝所 )
  • 主点(おもな箇所。要点)

まとめ

「要約・要旨・要点」は、それぞれ長い文章をわかりやすくするための方法ですね。

いずれも論文やビジネスシーンなどでとても必要になってくるスキルだと思います。

ぜひ「要約・要旨・要点」の違いもしっかり理解して使ってみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。