「是正・修正・訂正・改善」の意味と違いは?使い方を解説します!

日本語には似ているけれど少しずつニュアンスの違う言葉ってたくさんありますよね。

どういう状況でどの言葉を選べば良いのか迷ってしまうシーンも多くあります。

今回取り上げる「是正・修正・訂正・改善」もそのような例ではないでしょうか。

どれもビジネスシーンでもよく見かける言葉です。

なんとなく何かを直すというような意味で、色々な場面で使いますよね。

どれを使っても同じような気がしますが、実はこれらの言葉には意味や使い方の違いがあります。

ぜひきちんと確認しておきましょう。

今回は、「是正・修正・訂正・改善」の意味と違いは?使い方を解説します!についてご説明いたします!

【スポンサーリンク】

「是正・修正・訂正・改善」の意味

まず、「是正・修正・訂正・改善」のそれぞれの言葉の意味を確認しましょう。

「是正」は「悪い点を改めて正しくすること」という意味です。

「ぜせい」と読みます。

「是」は「これ」という字で、「道理にかなっている。正しい」という意味もあります。

「修正」は「よくない点を改めること」という意味です。

「しゅうせい」と読みます。

「修」という字には「おさめる」「正しくととのえる」という意味があります。

「訂正」は「誤りを正しく直すこと」という意味です。

「ていせい」と読みます。

「訂」には「間違いをただす」という意味があります。

「改善」は「悪いところを改めてよくすること」という意味です。

「かいぜん」と読みます。

「改」は「改める」、「善」は「よい」という意味の字ですね。

こうしてみると、いずれも「なおす」というような意味で、似たような言葉であることがわかりますね。

ではどのような違いがあるのか、詳しく見ていきたいと思います。

「是正・修正・訂正・改善」の違い

「是正・修正・訂正・改善」の意味を比べてみましょう。

  • 「是正」は「悪い点を改めて正しくすること」
  • 「修正」は「よくない点を改めること」
  • 「訂正」は「誤りを正しく直すこと」
  • 「改善」は「悪いところを改めてよくすること」

とても似ていますが、少し違いがあることがわかりますね。

「是正」はもともと間違っていることを正しくするという意味です。

また、仕組みや規律の不都合な点や不公平な点をただすという場合に使われる言葉です。

「修正」はよくない点をよくするためになおす、という意味です。

つまり、なおす前が間違っているとは限りません。

不十分なものに補足して十分な内容のものにする、といったように、なおす前が間違いではないけれどイマイチだった場合に使えます。

写真を加工して美肌にしたりすることも「修正」と言いますよね(笑)。

「訂正」は「是正」と同じく間違っていることを正しく直すという意味ですが、こちらは発言や文字、文章の間違いを直すという場合に使われます。

「改善」はより良くするために手を加えるという意味になります。

こちらはなおす前が間違っているというわけではないのですがよくない点がある、という場合に、あるものをさらに良くするために変えるという意味合いになります。

また、物質的なものではなく、何かの目的のために行動や方法をよりよくする、という使い方をします。

【スポンサーリンク】

「是正・修正・訂正・改善」の使い方

【「是正」の例文】

  1. 格差の是正を訴える。
  2. メーカーの値上げに対し、流通が価格是正の動きを強めている。
  3. 県内の事業所のうち30ヶ所に労働基準法違反で是正勧告を受けた。

「是正」は仕組みや規律の間違いや不公平などを正しく改めるという意味で使います。

ビジネスシーンなどの改まった場や、文書の中で使われることが多い言葉です。

【「修正」の例文】

  1. 軌道を修正する。
  2. 恐れ入りますが、こちらの文書をご修正いただきたく存じます。
  3. 利益予想を下方修正する。

「修正」は不適当な部分をなおす、という意味で使います。

なおす前が間違いであるとは限らない言葉なので、ビジネスシーンでは相手の間違いを直すときに使いやすい言葉です。

「訂正してください」というよりも「修正してください」と言った方が、相手の間違いを指摘するよりも、より良くするために手直ししてくださいというニュアンスを強く伝えることができるわけです。

【「訂正」の例文】

  1. 企画書の誤字を訂正する。
  2. 先ほどの発言を訂正させていただきます。
  3. 試験問題に誤りがありました。訂正箇所は以下の通りです。

「訂正」は文章や文字、発言の間違いを正すという意味になります。

これははっきりと間違っていたものをなおすという意味になります。

【「改善」の例文】

  1. 作業手順を見直し、業務改善につとめる。
  2. 健康で長生きするために生活習慣の改善をめざそう。
  3. 待遇を改善する。

「改善」は待遇や条件、方法などの抽象的なものをより良くするという意味で使います。

「是正・修正・訂正・改善」の類義語

「是正・修正・訂正・改善」の他の類義語には次のようなものがあります。

  • 手直し(不完全なところを直すこと)
  • 更正(改めて正しくすること)
  • 改訂(主に文章について、内容を改め正すこと)
  • 矯正(欠点などを正常な状態に直すこと)
  • 改正(規則などを改め変えること)
  • 補正(補って具合の悪いところをなおすこと)

「なおす」というような意味で、まだまだ他にもたくさんの言葉がありますね。

教科書は「改訂」、憲法は「改正」、下着は「補正」……というように使い方の例を色々考えてみるのも面白そうです。

まとめ

「是正・修正・訂正・改善」のように、日本語には使い分けが難しい言葉がたくさんありますね。

迷ってしまうことも多いと思いますが、できるだけ普段から意味や使い方を意識して使ってみましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

合わせて読みたい記事



仕事ですぐ使える語彙力

【ベストセラー1位】

アマゾン語彙力本のなかで一番売れている本。
敬語でなんて返したらいいかの受け答えが書いているだけでなく、他の言い換え表現もいくつか載っているので読むだけでかなり語彙力アップが期待できます。30万部突破も納得の内容。

敬語の意味がしっかりと書かれていて、プラスワンの豆知識や類義語などもあるのでちゃんと理解して言葉を選べるようになります。
挨拶、メールなどビジネスシーンを網羅しているので、お得感のある一冊。

前作の「大人の語彙力が使える順できちんと身につく本」の続編で、よくある場面順になんと表現したらいいかがイラスト入りで解説されているので、前作よりさらに読みやすさがアップ。
「こんなとき、なんて言うんだっけ?」という時は、場面を探して辞書のように使える一冊。

大人の対応は「返し」が違う

職場、友人など、人間関係における40の悩みを、大人の対応力で解決。
もう、むやみに悩まない、傷つかない、腹も立たない。嫌味さえもサラリとかわす。
大人の対応ができれば、あなた自身がもっと楽になる。

この記事が役にたったらシェア!