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「オーソライズ」という言葉を聞いたことはありますか?
医療薬品業界などの様々なビジネスシーンで、「オーソライズ」という言葉を耳にする機会が増えてきたことと思います。
しかし、聞いたことはあるものの、実際に聞かれたら説明は出来ないという方も多いのではないでしょうか?
今回はオーソライズの意味と使い方!コンセンサスとの違いやオーソライズドジェネリックについて解説いたします。
目次
「オーソライズ」とは英語の「authorize」で、日本語では「公認する」や「承認する」という意味の言葉です。
「権威」や「許可」といった意味を持つ「authority」=「オーソリティー」の動詞形です。
「彼はこの道のオーソリティーだ」などと言ったら「彼はこの道の権威だ」という意味になります。
合わせて覚えておきましょう。
また「オーサライズ」と言うこともありますが、これは「オーソライズ」と全く同じものです。
英語からカタカナに変換した際に生まれた派生語です。
「コンセンサス」との違いとは?
似たような言葉で「コンセンサス」があります。
「コンセンサス」とは、英語で「consensus」であり、日本語では、「同意」、「一致」や「総意」を意味する言葉です。
「コンセンサスを得る」などのように使われますが、これは「同意を得る」という意味になりますね。混同しないように注意しましょう。
「オーソライズ」は、あくまで、権威のある組織などによる承認/許可/公認です。
- コンセンサス:「課長のコンセンサスは取りましたか?」
- オーソライズ:「食品管理局のオーソライズを得ましたか?」
という使い分けが、分かりやすいと思います。
「オーソライズ」の使い方
「オーソライズ」とは、日本語で「公認する」や「承認する」を意味する言葉でしたね。
「オーソライズ」という言葉がどのように使われているか、実際の使用例を見てみましょう。
- オーソライズドジェネリック
- オーソライズを図る
- オーソライズを取る/得る
などと言いますね。
一つずつ、詳細を見てみましょう。
「オーソライズドジェネリック」とは
「オーソライズドジェネリック」とは、「特許の使用を許されたジェネリック薬品」という意味です。
「authorized」=「認可された」ジェネリック医薬品ということですね。
ジェネリック薬品とは、本来、特許期限の切れた新薬と同成分の医薬品のことです。
それに対して「オーソライズドジェネリック」は、特許の使用許可を得て、内容や製法もほぼ同じな医薬品を指します。
「オーソライズを図る」とは
「オーソライズを図る」とは、「承認/認可を得るように図る/努める」という意味です。
本来は、正しくはないのですが日本語では「同意を得るように努める」という意味で使われていることもあります。
「オーソライズを得る/取る」とは
「オーソライズを得る/取る」とは、「認可を得る」や「許可を取る」という意味の言葉です。
こちらも、本来は正しくはないのですが日本語では「同意を得る」という意味で使われていることもあります。
英語でネイティブはどのように使う?
「オーソライズ」という言葉を実際の英語圏では、どのように使っているのでしょうか。
英語圏でも「authorize」として、そのままの意味で使うことが出来ます。
ですが一般的に、認可する側に立つ人はごく少数であるため英語圏では「authorized」という受動態で使う機会の方が多いかと思います。
実際の英語圏での使用例として、以下の例文を参照ください。
Ex 1) You need to send the sample to the medical centre to authorize it.
(それを承認するためにサンプルを医療センターに送る必要があります。)
Ex 2) The car shop at the next corner is the authorized car dealer of BMW.
(次の角にある車ショップはBMW の公認カーディーラーです。)
Ex 3) They are the authorized equipment for usage under -50dgree C.
(それらは、マイナス50度の環境での使用にも認可された道具です。)
まとめ
いかがでしょうか?
主に医療薬品業界などの様々なビジネスシーンで使われている「オーソライズ」という言葉の意味と、その使い方、そして英語での例を見てみました。
それらを通じて、「オーソライズ」という言葉を理解できたかと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。