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「これぞ○○選手の真骨頂だ!」
「彼の真骨頂を発揮した」
このように使う「真骨頂」という言葉があります。
スポーツやビジネスシーン、また日常の色々な場面で、大いに力を発揮したという時によく使われています。
「真骨頂」という言葉の由来や意味、正しい使い方をぜひ理解しておきましょう。
今回は、「真骨頂」の意味と使い方や由来は?「真骨頂を発揮」とは|類義語・例文についてご説明いたします!
「真骨頂」の意味
「真骨頂」は「本来持っているありのままの姿」という意味です。
そのものが、本来持っている姿、本当の姿ということです。
これは、ポジティブな意味で使われる言葉です。
例えば、皆に秘密にしていた悪の顔があらわれる(笑)というような、悪い意味では使いません。
主に、「本来持っていた素晴らしい実力が発揮された」というようないい意味で使われる言葉です。
「真骨頂」は、本来そのものが持っている姿という、いい意味の言葉です。
「真骨頂」の由来
「真骨頂」の由来は、「真」と「骨頂」に分けて考えられます。
「真」は「真実」の「真」ですので、これは「本当」「偽りがない」といった意味です。
「骨頂」は、「程度がこれ以上ないこと」「意地を張ること」「強く言い立てる人」といった意味の言葉です。
「骨頂」は、本来は「骨張」と書いていて、「骨頂」は当て字だったそうなのですが、今は一般的に「骨頂」と書きます。
「骨張」は「骨張る(ほねばる)」という言葉からきていて、この「骨張る」が「意地を張る」というような意味であったということです。
「骨張る」→「骨張」→「骨頂」と変化していったわけですね。
この「骨頂」が、例えば「愚の骨頂(この上なく愚かであること)」などと使われるようになりました。
「骨頂」が「この上ない」という意味で使われるようになったので、そこから「本当の、この上ない姿」という意味で「真骨頂」という言葉ができたということです。
>>「金字塔」の意味や語源と使い方!「金字塔を打ち立てる」とは?
「真骨頂」の使い方
「真骨頂」は、先に述べた通り、「本来持っている姿」をいい意味で表す言葉です。
元から持っていた才能や実力、価値などの「真の値打ち」が発揮されるというような、いい意味で使います。
悪い面があらわになるという悪い意味では使いません。
- 真骨頂だ
- 真骨頂を発揮する
- 真骨頂を見る
といった使い方をします。
「真骨頂を発揮」とは
「真骨頂」は「真骨頂を発揮する」という形でよく用いられます。
「真骨頂を発揮」とは、「真の価値をあらわす」「実力を大いにふるう」といった意味です。
その人や物が元々持っている力や価値を見せつけたり、よく表したりするということです。
主にポジティブな、賞賛の言葉として使われます。
「真骨頂」の例文
- 昨日の試合で彼は華麗なロングシュートを決め、真骨頂を発揮した。
- この精巧な螺鈿細工は職人芸の真骨頂だ。
- この映画での彼女の演技はまさに真骨頂だ。
- これはミステリー作家である彼の真骨頂を堪能できる小説だ。
- 今日こそ君の真骨頂を見せるときだ。
「真骨頂」の類義語
「真骨頂」の類義語には次のようなものがあります。
- 本領(そのものの特色)
- 実力(実際に持っている力量)
- 真価(本当の値打ち)
- 底力(底に潜んでいていざという時に出る力)
- 真面目(「しんめんぼく」と読む。本来の姿、ありさま)
「本領を発揮する」「真面目を発揮する」など、「~を発揮する」といった形で使え、そのものや人の本来の姿や力を表すことを意味します。
「真骨頂」の対義語
「真骨頂」の対義語は特にありません。
同じ「骨頂」を使っていますが、「愚の骨頂」は「この上なく愚かであること」という意味なので、本来の実力を発揮する「真骨頂」とは逆であるとも言えそうです。
まとめ
「真骨頂」は「本来持っているありのままの姿」という意味です。
実力を発揮する、本来の価値を見せつけるといった、いい意味で使う言葉です。
スポーツやビジネスシーン、そのほか色々な場面で、その人の力を大いに発揮したという時に使えます。
ぜひ覚えておいてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!