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「推し量る」という言葉を使ったことがありますか。
仕事をしていても、日常のいろいろな場面でも、口に出してたずねるのではなく、相手の気持ちなどを察して配慮をするということがあると思います。
そのようなことを表す言葉が日本語にはたくさんありますが、そのうちの一つ「推し量る」の意味や使い方について調べてみました。
今回は、「推し量る」の意味と使い方!「推し測る」との違いはある?|類義語・例文についてご説明いたします!
「推し量る」の意味
「推し量る」は「推量する。見当をつける」という意味です。
「おしはかる」と読みます。
「推す」は、最近では俗語として、芸能人やキャラクターのファンになって応援することを指して使われていますよね。
応援する人や、おすすめするもののことを「推し」とも言います。
それも合っていますが、もともと「推す」には「人や物を他に薦める」「あることを根拠として他のことを判断する」「さらに突き詰めて考える」という意味があります。
「量る」は重さをはかるなどの「量る」ですが、それ以外に「予想する、見当をつける」という意味もあります。
「推し量る」は「推す」と「量る」が合体して一つの言葉になっており、「多分こうだろうな」「こういうことかもしれないな」などと見当をつけることという意味を強めています。
「推し量る」は見当をつけること、つまりわかっている事柄を基にするなどして予測を立て、判断すると言うことです。
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「推し量る」の使い方
「推し量る」は、あることをもとにして見当をつけるということを指して使います。
例えば、落ち込んだ様子の友人を見てその気持ちや落ち込みの原因を推測する。
何も言わないけれど何か言いたそうな人を見て、こう思っているのではないかと推測する。
など、「こうなのではないか」と考えて見当をつけると言うことです。
「推測する」という意味で色々なものについて使うことはできますが、
- 心中を推し量る
- 気持ちを推し量る
など、人の感情を「推し量る」という使い方が主です。
他には何かの原因、事情、また景気の動向などについても使われることがあります。
「推し量る」の例文
- 相手の胸中を推し量る
- 彼女の心中を推し量ると同情を禁じ得ない。
- 彼の表情から推し量ると、このことについてあらかじめ知っていたようだ。
- これは我が国の経済を推し量る上で重要なデータだ。
- 会話の内容から、相手の素性を推し量る。
「推し測る」との違いはある?
「推し量る」は「推し測る」と書かれることもあります。
「量る」と「測る」の違いがありますので、「推し量る」と「推し測る」の意味はどう違うのだろうかと気になりますよね。
結論から言うと、「推し量る」と「推し測る」の意味は同じです。
どちらも見当をつける、推測する、推量するといった意味です。
「量る」も「測る」も、見当をつけると言う意味があるので、「おしはかる」はどちらの「はかる」でも合っています。
- 「量る」は主に重さや容積をはかるときに使います。
- 「測る」は主に長さや深さをはかるときに使います。
このような「量る」と「測る」の違いはあるのですが、どちらも「おしはかる」の意味を持っているため、
「推し量る」と「推し測る」は特に区別されず、どちらでも使われています。
>>「慮る」の意味と使い方!「忖度」との違いは?【類義語・例文】
「推し量る」の類義語
- 推測(ある事柄をも、とにして推量すること)
- 推量(物事の状態や他人の心中などをおしはかること)
- 見越す(先がどうなるかを見通す)
- 察する(物事の事情などを推し量る)
- 慮る(周囲の状況などをよくよく考える)
- 感じ取る(そこからある感じを受け取る)
- 忖度(他人の気持ちを推し量ること)
まとめ
「推し量る」はわかっている事柄を基にするなどして予測を立て、判断すると言うことです。
人の気持ちや物事の状態などを推測、推量するということです。
「推し測る」も同義です。
ビジネスシーンでも、その他生活の色々な場面でも、人の感情などを「推し量る」ことはよくあると思います。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!