※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
「よんどころない事情で……」
この「よんどころない」という言葉、ビジネスシーンでも用いられています。
「よんどころない事情」とはどんな事情なのでしょうか。
そもそも「よんどころ」とは何なのでしょうか。
今回は、「よんどころない」の意味や使い方と語源!「よんどころない事情」とは?についてご説明いたします!
こちらも読まれています▽
「のっぴきならない」の意味とビジネスでの使い方!「のっぴきならない事情」とは?>>
目次
「よんどころない」の意味
「よんどころない」は「そうするより仕方がない。やむを得ない」という意味です。
漢字で書くなら「拠無い」「拠所無い」となりますが、「よんどころない」というひらがな表記が一般的です。
「よんどころない」は、どうにも仕方がないということを表す言葉です。
「よんどころない」の語源
「よんどころない」の語源は「拠り所」です。
「拠り所(よりどころ)」は、「頼りとするところ。支えとするところ」という意味です。
「拠り所」が「ない」ということで、頼りにするところや支えにするところがないという意味になり、そこから「他にどうすることもできない」という意味で使われるようになりました。
「よんどころない」の使い方
「よんどころない」は、そうする以外にどうしようもないという意味で使います。
- よんどころない事情
- よんどころない用事
- よんどころない理由
といった使い方をします。
どうしても理由があってしかたなくそうする、こうするしか他にやりようがないという状況で使われます。
ビジネスシーンでもよく使われる言葉です。
「よんどころない事情」とは?
「よんどころ」は「よんどころない事情」という形で使われることが多いです。
「よんどころない事情」は、「そうするより仕方がない」「やむを得ない」という「事情」ということで、「よんどころない事情があって欠席する」という風に使います。
理由をいちいち詳しく説明するのを省略したり、また詳しく説明する必要がない時、詳しく説明したくない時などに使いやすい言葉です。
ビジネスシーンであれば、急な予定変更で会合や研修などを欠席したい時、個人的な理由で有給を取りたい時などによく使われています。
ただし、重要な予定を欠席するときとか、取引先やお客様などとの約束をキャンセルするときに「よんどころない事情で」ばかり言っていると不信感を持たれることもあるでしょう。
欠席や変更をして相手に非常に迷惑がかかるようなときは、「よんどころない事情」ではなくきちんとその理由を説明することも必要です。
「よんどころない」の例文
- よんどころない事情で明日の予定を変更することになった。
- よんどころない事情がありまして、今日の会議に欠席いたします。
- よんどころない用事があり明日お休みさせてください。
- よんどころない理由で彼はこのチームから外れることになった。
「のっぴきならない・のっぴきならない事情」との違い
「よんどころない」に似た言葉に「のっぴきならない」があります。
どちらも「よんどころない事情で欠席する」「のっぴきならない事情で欠席する」など、どうしても都合が悪くなって予定変更をするような時に、同じように使われています。
この「よんどころない」と「のっぴきならない」の違いは次のようになります。
- 「よんどころない」は「そうするしか仕方がない」
- 「のっぴきならない」は「身動きが取れずどうしようもない」
結局のところ、「よんどころない事情」も「のっぴきならない事情」も、「どうしてもしようのない理由」ということなので、ほぼ同じ意味です。
ただ、「よんどころない」は「他にやりようがなく、やむを得ずこうする」ということを表します。
「のっぴきならない」は「ぬきさしならない。逃れられない」ということを表します。
また、「のっぴきならない」よりも「よんどころない」の方が書き言葉として用いられることが多いです。
「よんどころない」の類義語
「よんどころない」の類義語には次のようなものがあります。
- やむを得ない(他にどうすることもできず仕方がない)
- 致し方ない(仕方がない、やむを得ない、どうしようもない)
- 是非ない(当否や善悪の判断にかかわらない。しかたがない)
- やんごとない(高貴である。そのまま捨ておけない、なおざりにできない)
- のっぴきならない(避けることも退くこともできずどうしようもない)
まとめ
「よんどころない」は「そうするより仕方がない。やむを得ない」という意味です。
たよりにするところがない、つまりは他にどうしようもないということを表します。
「よんどころない事情」は、やむを得ない事情ということで、詳しく事情を説明しなくても他にどうしようもないような事情だということを表せます。
どうしても欠席しなくてはならないときとか、どうしても予定変更しなくてはいけない時などビジネスシーンでも使いやすい言葉です。
ぜひ参考にしてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!