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言葉の意味と使い方

「先日」の意味とビジネスでの使い方!どのくらい?先日より前は?「昨日」との違いも解説

「先日」はいつまで?何日前までのこと?「昨日」との違いは?|類語・例文

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「先日はありがとうございました」

「先日お話しした件ですが……」

ビジネスシーンでもこの「先日」という言葉、よく使いますよね。

身近な言葉ですが、さて「先日」とはどのくらいのことを指すのでしょうか?いつまでが先日か?

また、先日より前のことはなんて言うのか?

今回は、「先日」の意味とビジネスでの使い方!先日はどのくらいか?先日より前は?「昨日」との違いついてご説明いたします!

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「先日」の意味

「先日」は「近い過去のある日」という意味です。

「せんじつ」と読みます。

○月○日、とはっきり日にちを言うのではなくて、「少し前」「この間」という感じで、近い過去のことを表すときに使います。

日常でもビジネスシーンでも、よく用いられる便利な言葉です。

また、「先日はありがとうございました」など、挨拶の時にもよく使われます。

【例文】

  1. 先日はありがとうございました。
  2. 先日お会いしましたね。
  3. 先日は失礼いたしました。
  4. 先日お持ちした資料、ご覧いただけましたでしょうか。

「先日」のビジネスでの使い方

ビジネスシーンでも、挨拶的に使ったり、日付をはっきり覚えていない時やぼかしたい時に便利に使える「先日」。

ですが、ビジネスにおいては、日付をはっきりした方がいい場合もあります。

「先日の会議」「先日お渡しした資料」などと言っても、相手が忙しい人だといつのことを言われているか分かりにくいでしょう。

仕事の話をする上では、日付がはっきりわかっているものは「○月○日の……」と正確に伝えた方が効率的です。

「先日」はどのくらい?いつまで?

「先日」は少し前のことを言いますが、ではいつからいつまでを「先日」と言うのでしょうか。結論を言うと、

一般的には「先日」は3日前から1ヶ月前について使われることが多いです。

「少し前」ということなので、厳密に「○日前から○日前」と決まっているわけではありません。

ただ、「近い過去の特定しない日」という意味ですので、1日前や2日前だと記憶もはっきりしていますよね。

「昨日」「一昨日」などと表すことが多いと思います。

逆に、1ヶ月より前のことであれば「先月」とか「数ヶ月前」などと表せますし、人によって差はありますが、「現在に近い過去」にしては前すぎると感じる人も多いようです。

そのようなわけで、3日ぐらい~1ヶ月ぐらい前のことを「先日」と表すのが自然だと言うことです。

「昨日」との違いは?

「先日」と「昨日」の違いは、次のようになります。

  • 「先日」は「近い過去のある日」
  • 「昨日」は「今日より一日前の日」

「先日」は、はっきり○日前というのではなく、近い過去のある日、「この間」といった意味で使う言葉です。

「昨日」の方は、いわゆる「きのう」のことで、今日の一日前の日を指します。

きのうが「昨日」、そのもう一日前を「一昨日(いっさくじつ、おととい)」と言います。

なので、一日・二日前のことは「先日」とは言わず、「昨日」「一昨日」と表すのが一般的です。

「先日」より前のことは何という?

昨日や一昨日のことは「昨日」「一昨日」と言えますし、1ヶ月ぐらい前までのことなら「先日」と表せます。

では、先日より前のことを言いたい場合は何と言えばいいでしょうか。

もちろん「3ヶ月前」とか「半年ほど前」などと時期をはっきり言うことも多いでしょうが、「先日」のように特定せずに過去のことを表したい時です。

これは、「過日」「以前」などを使うとよいでしょう。

「過日」は「過ぎた日」、「以前」は「ずっと前」(「その時より前」という意味もある)という意味です。

「過日」は「先日」よりも広範囲の過去のことを指す言葉なので、1ヶ月以上前、数年前、何十年も前など、広く使えます。

「以前」も「ずっと前」ということで、「先日」より前のことを表します。

特に○年ぐらいまでといった決まりはなく、人によってどれぐらいが「以前」なのかは違ってきます。

>>「先般」「先日」「過日」の意味と違いや期間は?【例文つき】

【例文】

  1. 過日はお忙しい中お力添えくださりありがとうございました。
  2. 過日開催されたイベントで、この記念品が配られました。
  3. 以前どこかで彼に会ったことがある。
  4. 以前、その本を読んだことがあります。

「先日」の類義語

「先日」の類義語には次のようなものがあります。

  • 過日(過ぎた日)
  • 先般(先ごろ。この間)
  • この間(この前、ちょっと前に)
  • 先頃(この間。せんだって)
  • その節(過去のある時点)
  • 以前(その時から前。ずっと前)

「先日」の対義語

「先日」の対義語は「後日」です。

  • 後日(これから先)

まとめ

「先日」は近い過去のある日を指して、「この間」「この前」といった意味で使える言葉です。

ビジネスにおいては、はっきり日付を言う必要のある時も多いでしょうが、気軽に少し前のことを話すときに使える便利な言葉です。

ぜひ使いこなしてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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