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日本人の食卓、和食に欠かせない「海苔」。
海苔は贈り物として失礼で縁起が悪い?というお話、聞いたことはありませんか?
また、海苔って贈り物としてどうなの?贈る意味とは?と考えたことはありませんか?
今回は「海苔」贈り物として失礼で縁起が悪い?贈る意味とは?というテーマにて解説いたします。
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海苔は贈り物として失礼で縁起が悪いの?

海苔は、贈り物として失礼で縁起が悪いことは全くございません。
むしろ、慶事でも弔事でも贈り物として扱われる万能商品です。
実は海苔は、神聖な供物として神事や儀式でも扱われている古い歴史がある食べ物なのです。
では、なぜ海苔が「失礼」「縁起が悪い」というお話が出て来たのかと言いますと、今時ではもっぱら「香典返し」や「法事の引き出物」に使われることからだと考えられます。
実際、今時の若い人は結婚の際の引き出物には海苔は使われない傾向があることも一つの要因なのかもしれません。
海苔を贈る意味

海苔は縁起物であり、江戸時代などは海苔の生産が不安定でしたから、貴重な食品でありました。
天候に左右されたりして収穫がなかなか出来ない海苔は、「運草」と呼ばれたこともあったようです。
明治20年頃からやっと海苔の生態系が解明され、養殖技術が発達して各家庭に安定して供給されるようになりました。
ですから、かつての日本で海苔を贈ることは相手に対して「幸運」を願う意味があったのです。
どんな時にどんな海苔を贈る?
海苔は慶事でも弔事でも大活躍する贈答品ですが、その他にもお中元やお歳暮としても重宝します。
ここでは、どんな時にどんな海苔を贈ればいいのかをご紹介いたします。
結婚の引き出物、出産、内祝い関係など
結婚式の引き出物として扱うなら、和装の結婚式にぴったりです。
海苔の渋いイメージが、格調高い雰囲気を演出してくれます。
海苔単体では選びづらいという方は、一緒に鰹節が入ったふりかけ等もおすすめです。
ふりかけはプチギフトとしても扱いやすく、贈られる側の年齢も選びません。
長寿祝い
相手の幸運を祈る意味となるため、海苔は長寿祝いにも活躍します。
乾物の海苔も良いですが、高齢の方になると食べやすい海苔の佃煮なども重宝するでしょう。
快気祝い
快気祝いにも海苔は贈って良いものでありますが、海苔は消化や飲み込みに負担がかかる場合があるため、その点だけ注意が必要です。
焼き海苔や味付け海苔よりも、海苔の佃煮やふりかけタイプの海苔の方が食べやすいかもしれませんね。
快気祝いに海苔を贈る場合は、贈られる側の体調管理にに気をつけてあげましょう。
入学・卒業祝い
子ども自身に贈るには少し渋いかもしれない海苔ですが、意外とたくさん活用法があって、ご家族には喜ばれます。
子どものお弁当のおにぎりに巻いたり、手巻き寿司パーティに使ってもらったりできるからです。
「これ、この間いただいた海苔だよ〜」と家族でワイワイしながら食べると楽しいですね。
お中元、お歳暮
海苔はお中元とお歳暮の定番商品です。
そして、海苔の旬は冬です。
「初摘み」と呼ばれる11月〜3月頃の収穫された海苔は高級品で丁寧な贈り物として扱われます。
もしお世話になった方や上司に贈りたいのであれば、ぜひ初摘みの海苔をセレクトすると良いでしょう。
香典返し、法事
現代日本で香典返しや法事に扱われることが多くなった海苔は、各店舗でもバリエーション豊かに用意されています。
嵩張らない、軽い、日持ちする、さらに渋いイメージが弔事に向いていますね。
値段も手頃なものがたくさんありますから、店員さんに相談すればきっとぴったりのものが見つかりますよ。
まとめ
海苔は、贈り物として失礼で縁起が悪いことは決してありません。
慶事と弔事のどちらも使える、万能な商品の一つです。
一口に「海苔」と言っても、乾物のものから佃煮やふりかけなど色々なものがありますので、ぜひシチュエーションにあった物を選びましょう。
軽くて嵩張らず、日持ちするというメリットたくさんの「海苔」、日本人なら一回はセレクトしたい贈り物ですね。
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