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暦の言葉を見ていると、「蟄虫坏戸」という表記に出会うことがあります。

「蟄虫坏戸」は、秋分の候にあたります。暦の上では秋へと向かい、自然界が少しずつ姿を変えていくのを感じる時期です。

今回は、「蟄虫坏戸」の意味や読み方、由来、時期、使い方についてご説明いたします!

「蟄虫坏戸」の意味とは?

「蟄虫坏戸」とは、虫たちが土の中に隠れて冬ごもりの支度を始める頃という意味です。

「蟄虫(すごもりのむし)」とは、地中で冬ごもりをする虫たちのことです。

「坏戸(とをふさぐ)」は、巣穴の入り口をふさいで塞ぐ様子を表しています。

朝晩の冷え込みを感じた虫たちが、本格的な寒さに備えて土の中へ隠れていく時期です。

項目 内容
言葉 蟄虫坏戸
意味 虫たちが土の中に隠れて冬ごもりの支度を始める頃
読み方 むしかくれてとをふさぐ
分類 七十二候
時期 9月28日頃から10月2日頃

春の訪れとともに虫たちが土から出てくる啓蟄の初候「蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)」と対になる言葉です。自然界の小さな生き物たちも、秋の深まりを感じて冬支度を始めています。

「蟄虫坏戸」の読み方

「蟄虫坏戸」は、「むしかくれてとをふさぐ」と読みます。

漢字の字面だけでは少し難しく感じますが、意味を知ると、季節の情景が生き生きと浮かんでくる七十二候らしい美しい読み方です。

表記 読み方 補足
蟄虫坏戸 むしかくれてとをふさぐ 七十二候でよく用いられる読み方

文章で使う場合は「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」のようにふりがなを添えると、読み手に親切に伝わります。

「蟄虫坏戸」はいつの季節?

「蟄虫坏戸」は、二十四節気の「秋分」の時期にあたります。

時期は、例年9月28日頃から10月2日頃です。ただし、七十二候の日付は年によって少し前後することがあります。

区分 内容
二十四節気 秋分
時期 9月28日頃から10月2日頃
前の七十二候 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)
次の七十二候 水始涸(みずはじめてかるる)

この時期は、季節が夏から秋へと少しずつ歩みを進めていく頃です。自然界の小さな変化に目を向けると、季節の移ろいをより深く楽しむことができます。

「蟄虫坏戸」の由来

「蟄虫坏戸」は、七十二候という暦に由来する言葉です。

七十二候は中国の古い暦に起源を持ち、日本では江戸時代に日本の気候に合わせて改訂されました。身近な動植物の変化や気象の移り変わりを捉えた言葉が並んでおり、昔の人々の自然に対する細やかな観察眼がうかがえます。

現代の生活でも、ふとした瞬間にこの暦の言葉と同じ情景に出会うことがあり、季節の豊かさを教えてくれます。

「蟄虫坏戸」の使い方・例文

「蟄虫坏戸」は日常会話で頻繁に使う言葉ではありません。

ですが、暦の説明、季節の挨拶、手紙、俳句、エッセイなどでは、季節の進み具合を表す美しい言葉として使うことができます。

場面 使い方の例
手紙・挨拶文 蟄虫坏戸の候、少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。
季節の文章 蟄虫坏戸を迎え、自然界は秋への準備を始めています。
暦の説明 七十二候の「蟄虫坏戸」は、虫たちが土の中に隠れて冬ごもりの支度を始める頃を表しています。

季節感を添えたいときに、ぜひ使ってみてください。

「蟄虫坏戸」と秋分の七十二候

「蟄虫坏戸」は、秋分の時期を彩る七十二候のひとつです。

秋分の七十二候は、暑さが和らぎ、秋の気配が少しずつ濃くなっていく自然の変化を順に表しています。

秋分の七十二候 読み方 意味
雷乃収声 かみなりすなわちこえをおさむ 春から夏にかけて鳴り響いていた雷が収まる頃
蟄虫坏戸 むしかくれてとをふさぐ 虫たちが土の中に隠れて冬ごもりの支度を始める頃
水始涸 みずはじめてかるる 田んぼの水を抜き、稲刈りの準備を始める頃

これらの言葉をたどることで、季節が静かに移り変わっていく様子を感じ取ることができます。

まとめ

「蟄虫坏戸」は、虫たちが土の中に隠れて冬ごもりの支度を始める頃を表す七十二候の言葉です。

読み方は「むしかくれてとをふさぐ」で、二十四節気では秋分の候にあたります。

時期は例年9月28日頃から10月2日頃で、自然界が夏から秋へと少しずつ表情を変えていく時期です。

意味を知ると、昔の人々がいかに自然と寄り添い、その小さな変化を大切にしていたかが伝わってきますね。

この季節を迎えたら、ぜひ「蟄虫坏戸」という美しい暦の言葉を思い出してみてくださいね。

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