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暦の言葉を見ていると、「蟋蟀在戸」という表記に出会うことがあります。

「蟋蟀在戸」は、寒露の候にあたります。暦の上では秋が深まり、冬の気配が少しずつ近づいてくるのを感じる時期です。

今回は、「蟋蟀在戸」の意味や読み方、由来、時期、使い方についてご説明いたします!

「蟋蟀在戸」の意味とは?

「蟋蟀在戸」とは、戸口で秋の虫が鳴き始める頃という意味です。

「蟋蟀」は現在では「コオロギ」と読みますが、昔は秋に鳴く虫の総称として「キリギリス」と読んでいました。

秋が深まり、冷え込みを感じるようになると、虫たちが暖を求めて家の戸口(とぐち)の近くまでやってきて鳴く様子を表しています。

項目 内容
言葉 蟋蟀在戸
意味 戸口で秋の虫が鳴き始める頃
読み方 きりぎりすとにあり
分類 七十二候
時期 10月18日頃から10月22日頃

コオロギの「コロコロ」「リィーリィー」、鈴虫の「リーンリーン」、松虫の「チンチロリン」など、様々な虫の音が秋の夜長を賑やかに楽しませてくれます。

ちなみに実際のキリギリスは「ギーッチョン」と機織りのような音を立てるため、別名「機織り虫」とも呼ばれます。

「蟋蟀在戸」の読み方

「蟋蟀在戸」は、「きりぎりすとにあり」と読みます。

漢字の字面だけでは少し難しく感じますが、意味を知ると、季節の情景が生き生きと浮かんでくる七十二候らしい美しい読み方です。

表記 読み方 補足
蟋蟀在戸 きりぎりすとにあり 七十二候でよく用いられる読み方

文章で使う場合は「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」のようにふりがなを添えると、読み手に親切に伝わります。

「蟋蟀在戸」はいつの季節?

「蟋蟀在戸」は、二十四節気の「寒露」の時期にあたります。

時期は、例年10月18日頃から10月22日頃です。

区分 内容
二十四節気 寒露
時期 10月18日頃から10月22日頃
前の七十二候 菊花開(きくのはなひらく)
次の七十二候 霜始降(しもはじめてふる)

この時期は、秋が一段と深まり、自然界が冬へ向けて準備を始める頃です。

身近な自然の変化に目を向けると、季節の移ろいをより深く楽しむことができます。

「蟋蟀在戸」の由来

「蟋蟀在戸」は、七十二候という暦に由来する言葉です。

七十二候は中国の古い暦に起源を持ち、日本では江戸時代に日本の気候に合わせて改訂されました。

身近な動植物の変化や気象の移り変わりを捉えた言葉が並んでおり、昔の人々の自然に対する細やかな観察眼がうかがえます。

現代の生活でも、ふとした瞬間にこの暦の言葉と同じ情景に出会うことがあり、季節の豊かさを教えてくれます。

「蟋蟀在戸」の使い方・例文

「蟋蟀在戸」は日常会話で頻繁に使う言葉ではありません。

ですが、暦の説明、季節の挨拶、手紙、俳句、エッセイなどでは、季節の進み具合を表す美しい言葉として使うことができます。

場面 使い方の例
手紙・挨拶文 蟋蟀在戸の候、秋の夜長をいかがお過ごしでしょうか。
季節の文章 蟋蟀在戸を迎え、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
暦の説明 七十二候の「蟋蟀在戸」は、戸口で秋の虫が鳴き始める頃を表しています。

季節感を添えたいときに、ぜひ使ってみてください。

「蟋蟀在戸」と寒露の七十二候

「蟋蟀在戸」は、寒露の時期を彩る七十二候のひとつです。

寒露の七十二候は、秋が深まり、冷たい空気が冬の訪れを予感させる自然の変化を順に表しています。

寒露の七十二候 読み方 意味
菊花開 きくのはなひらく 菊の花が咲き始める頃
蟋蟀在戸 きりぎりすとにあり 戸口で秋の虫が鳴き始める頃
霜始降 しもはじめてふる 北国からだんだんと初霜が降り始める頃

これらの言葉をたどることで、季節が静かに移り変わっていく様子を感じ取ることができます。

まとめ

「蟋蟀在戸」は、戸口で秋の虫が鳴き始める頃を表す七十二候の言葉です。

読み方は「きりぎりすとにあり」で、二十四節気では寒露の候にあたります。

時期は例年10月18日頃から10月22日頃で、自然界が秋から冬へと少しずつ表情を変えていく時期です。

意味を知ると、昔の人々がいかに自然と寄り添い、その小さな変化を大切にしていたかが伝わってきますね。

この季節を迎えたら、ぜひ「蟋蟀在戸」という美しい暦の言葉を思い出してみてくださいね。

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