「金盞香(きんせんかさく)」の意味や読み方とは?由来や時期はいつ?
※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
暦の言葉を見ていると、「金盞香」という表記に出会うことがあります。
「金盞香」は、二十四節気では立冬(りっとう)の候にあたります。
暦の上で冬が始まり、朝晩の冷え込みや景色の変化に冬の気配が感じられる時期です。
今回は、「金盞香」の意味や読み方、由来、時期、使い方についてご説明いたします!
「金盞香」の意味とは?
「金盞香」とは、水仙の花が咲き、芳しい香りを放つ頃という意味です。
「金盞香」の「きんせんか」は、春に咲くキク科のキンセンカではなく、水仙(すいせん)を指します。
白い花びらと中央の黄色い副花冠が印象的な水仙が咲き、すがすがしい香りを漂わせる頃を表しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 言葉 | 金盞香 |
| 意味 | 水仙の花が咲き、芳しい香りを放つ頃 |
| 読み方 | きんせんかさく |
| 分類 | 七十二候 |
| 時期 | 11月17日頃から11月21日頃 |
「金盞」は黄金の杯を意味します。
水仙の中央にある黄色い部分を黄金の杯に、白い花びらを銀の台に見立てた「金盞銀台」という別名が、この候の名前につながっています。
寒い時期にも凛として咲く水仙は、「雪中花」とも呼ばれる冬の花です。
「金盞香」の読み方
「金盞香」は、「きんせんかさく」と読みます。
漢字の字面だけでは少し難しく感じますが、意味を知ると、季節の情景が生き生きと浮かんでくる七十二候らしい美しい読み方です。
| 表記 | 読み方 | 補足 |
|---|---|---|
| 金盞香 | きんせんかさく | 七十二候でよく用いられる読み方 |
文章で使う場合は「金盞香(きんせんかさく)」のようにふりがなを添えると、読み手に親切に伝わります。
「金盞香」はいつの季節?
「金盞香」は、二十四節気の「立冬」の時期にあたります。
時期は、例年11月17日頃から11月21日頃です。ただし、七十二候の日付は年によって少し前後することがあります。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 二十四節気 | 立冬 |
| 時期 | 11月17日頃から11月21日頃 |
| 前の七十二候 | 地始凍(ちはじめてこおる) |
| 次の七十二候 | 虹蔵不見(にじかくれてみえず) |
立冬の末候を過ぎると、二十四節気は小雪(しょうせつ)へ移ります。
澄んだ冬空の下で咲く水仙を見かけたら、冬が少しずつ深まっていることを感じられるでしょう。
「金盞香」の由来
「金盞香」は、七十二候という暦に由来する言葉です。
七十二候は中国の古い暦に起源を持ち、日本では江戸時代に日本の気候に合わせて改訂されました。
身近な動植物の変化や気象の移り変わりを捉えた言葉が並んでおり、昔の人々の自然に対する細やかな観察眼がうかがえます。
「金盞」は水仙の異名で、「香」は水仙の芳香を表しています。
花の姿と香りをあわせて捉えた、視覚と嗅覚の両方に季節を感じさせる七十二候の言葉です。
なお、水仙には毒性があるため、食用のニラなどと取り違えないよう注意が必要です。
「金盞香」の使い方・例文
「金盞香」は日常会話で頻繁に使う言葉ではありません。
ですが、暦の説明、季節の挨拶、手紙、俳句、エッセイなどでは、季節の進み具合を表す美しい言葉として使うことができます。
| 場面 | 使い方の例 |
|---|---|
| 手紙・挨拶文 | 金盞香の候、水仙の香りに冬の訪れを感じます。 |
| 季節の文章 | 金盞香を迎え、庭先に咲く水仙が清らかな香りを漂わせています。 |
| 暦の説明 | 七十二候の「金盞香」は、水仙が咲き、香りを放つ頃を表しています。 |
季節感を添えたいときに、ぜひ使ってみてください。
「金盞香」と立冬の七十二候
「金盞香」は、立冬の時期を彩る七十二候のひとつです。
立冬の七十二候は、初冬に咲く花、地面の凍結、香り高い水仙といった自然の変化を通して、冬の始まりを伝えています。
| 立冬の七十二候 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 山茶始開 | つばきはじめてひらく | 山茶花が咲き始める頃 |
| 地始凍 | ちはじめてこおる | 寒さによって大地が凍り始める頃 |
| 金盞香 | きんせんかさく | 水仙の花が咲き、芳しい香りを放つ頃 |
これらの言葉をたどることで、秋から冬へ移り変わる季節の様子を感じ取ることができます。
まとめ
「金盞香」は、水仙の花が咲き、芳しい香りを放つ頃を表す七十二候の言葉です。
読み方は「きんせんかさく」で、二十四節気では立冬の候にあたります。
時期は例年11月17日頃から11月21日頃で、自然界が秋から冬へと少しずつ表情を変えていく時期です。
意味を知ると、昔の人々がいかに自然と寄り添い、その小さな変化を大切にしていたかが伝わってきますね。
この季節を迎えたら、ぜひ「金盞香」という美しい暦の言葉を思い出してみてくださいね。
