12月「納めの観音」とは?なぜ18日なの?羽子板は縁起物?
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日本には色々な縁日があります。
今回は「納めの観音」という縁日についてご紹介いたします。
ちなみに納めの観音では東京浅草 浅草寺の「羽子板市」が有名です。
「納めの観音」はなぜ18日なのか、羽子板は縁起物なのか、そしてその関連や由来などを一緒に見ていきましょう。
納めの観音とは?なぜ18日?
「納めの観音」とは、12月18日のその年最後の観音様の縁日のことを言います。
なぜ18日なのかと言いますと、実は観音様の縁日は毎月18日であり、この18日は「観音縁日」とも呼ばれています。
つまり、12月18日は観音様へその年の最後の「参り納め」ということですので「納めの観音」と言われているわけなのですね。
納めの観音には、下記の意味があると言われています。
- 1年間の無事や過ごしてこれたことを感謝する
- 新年に向けて開運と厄除け
観音様とは?ご利益は?
観音様という呼び方はいわゆる通称で、正式には「観世音菩薩(かんぜおんぼさつ」と言い、お経の中では「観自在菩薩(かんじさいぼさつ)」とも書かれています。
52段まである仏様の悟りを51段目まで極めた者とされ、いわば仏様の補佐的な立ち位置です。
ご利益は下記の七難から守ってくださるとされています。
- 火難 かなん(火による苦しみ)
- 水難 すいなん(水による苦しみ)
- 羅刹難 らせつなん(悪鬼の苦しみ)
- 刀杖難 とうじょうなん(刀や杖などで打たれる苦しみ)
- 鬼難 きなん(死者による苦しみ)
- 枷鎖難 かさなん(とらわれる苦しみ)
- 怨賊難 おんぞくなん(物を盗まれ危害を加えられる恐怖の苦しみ)
観音様の縁日が18日である理由
神様や仏様によって縁日となる日付は色々あるのですが、実はその由来や日付がどうして決まったのかは良くわかってはいないことが多々あります。
しかし、観音縁日が18日である理由には、下記のお話があります。
628年3月18日の早朝、現在の隅田川のほとりに檜前浜成・竹成(ひのくまのはまなり・たけなり)という兄弟が住んでいました。
2人が漁をしていたところ、投げた網の中に聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)の尊像を発見しました。
このお話が縁日である18日と関係しているという考えもあり、後述する東京浅草の浅草寺には、上記の言い伝えが残っているとのことです。
納めの観音と羽子板市と言えば浅草寺
この18日の観音縁日は場所や地域、毎月でなくとも時期にもよりますが、全国の観音様がいらっしゃるお寺などで行われています。
しかしここでご紹介するのは、この記事のタイトルにもある「羽子板市」で有名な、東京浅草の「浅草寺」です。
12月18日には浅草寺にて「羽子板市」がたちます。
羽子板市は毎年12月17日〜19日に開催されています。
ちょうど18日の縁日を挟んで3日間というかたちになるのですね。
この3日間は地元の方から観光客まで多くの人の参拝で賑わいます。
羽子板市の文化の由来は、実は江戸時代から始まったと言われています。
江戸時代の人々は信心深く、縁起担ぎが大好きでした。
ですから、12月18日には参り納めとして、浅草寺に多くの参拝客が押し寄せていたのです。
そこで、納めの観音のこの多くの人の入りを見越し、露店が集まり始めます。
やがてこれは「歳の市」と呼ばれるようになりました。
露店では正月用品や日用品、縁起物が売られていましたが、江戸時代末期になる頃は「羽子板」も多くの露店で売られるようになっていったのです。
羽子板は縁起物?なぜ羽子板市?
ではなぜ羽子板が歳の市に売られるようになったのかと言いますと、羽子板はやはり縁起物の一つだったからなのです。
縁起担ぎ大好きな江戸の人々には、やっぱりお正月こそ縁起物がなくては話になりません。
新年を迎えるにあたり、めでたく良い年になるように願いを込めて羽子板を買い求めました。
そもそも実のところ、羽子板は元々縁起物であるとされてもいたのです。
当時の江戸の人々はこう考えていました。
羽子板の羽はトンボに似ており、虫を食べるトンボ(羽根)は、病気などの悪い虫も食べてくれる、そして羽根の先端についているたまを「豆」として、「まめに暮らす」とかけ、羽子板は良いものと思っていたのです。
さらに、羽根つきは悪いものを跳ね返すなどとも言われ、やがて羽子板は女の子のお祝いやお守りである意味合いも強くなっていきました。
当時の羽根の黒い玉は、無患子(むくろじ)という木の実でできていました。
字の通り「子どもに患いが無い」ということで、初正月を迎える女児に、羽子板を贈るという文化ができたのです。
こうして納めの観音には、羽子板市が現在でも開催されているというわけなのです。
まとめ
「納めの観音(おさめのかんのん)」とは、12月18日にその年最後の観音様への参り納めの縁日のこと言います。
そして納めの観音と言えば東京 浅草の「浅草寺」で、12月17日〜19日の3日間には「羽子板市」が開かれます。
江戸時代から多くの人で「納めの観音」として賑わった浅草寺界隈は、現代でもその文化が引き継がれているのです。
また羽子板は縁起物であり、女の子が初正月を迎えるにあたってお守りとして贈られています。
「納めの観音」の他に「納めの水天宮」も当サイトではご紹介させていただいておりますので、ぜひこちらもご覧ください。
水天宮は子どもの守り神様ですので、どうぞお子様とお参りくださればと思います。
