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「○○の醍醐味とは何ですか?」
「これが○○の醍醐味だ」
この「醍醐味」という言葉、結構耳にする機会がありますよね。
身近な言葉で貼りますが、読み方や漢字は結構難しいです。
正確な意味も、漢字からは想像しにくいですよね。
「醍醐味」の由来や、どう言う使い方をするのかについて調べてみました。
今回は、「醍醐味」の意味や使い方と語源は?どういう場面で使うの?についてご説明いたします!
目次
「醍醐味」の意味
「醍醐味」は「物事の本当の面白さ。深い味わい」という意味です。
「だいごみ」と読みます。
「醍醐」という漢字が結構難しいので、書けない人も多そうですね。
「醍」も「醐」も「醍醐」「醍醐味」以外に用いることはまずないでしょう(笑)。
地名やお寺の名前、天皇の名前にも「醍醐」というのがありますね。
少なくとも正しく読めるようにきちんと覚えておきましょう。
「醍醐味」は「本当の面白さ」という意味です。
>>「真髄」「神髄」「心髄」の違いは?意味と使い方を解説!|例文つき
「醍醐味」の語源は乳製品?!
「醍醐味」は「物事の本当の面白さ」という意味でした。
この「醍醐」というのは、実は乳製品なのです。
牛乳や羊乳を精製した、濃厚で甘い味のある液体であるとされています。
今で言うところのヨーグルト、レアチーズ、またはバターのようなものであるなど、諸説ありますが、とりあえず乳を加工した濃厚な味の食品ということですね。
仏教では、乳を精製する五段階の過程を「五味」と言います。
1、「醍醐」(だいご)」
↓
2、「熟酥(じゅくそ)」
↓
3、「生酥(しょうそ)」
↓
4、「乳」「酪(らく)」
の順に上質で美味なものとされています。
「醍醐」が最高の味であるところから、「醍醐のような最上の教え」ということで、「法華涅槃時」という教法を例えて
「醍醐」「醍醐味(だいごみ)」と言うようになりました。
それが転じて、一般的に「本当の面白さ」という意味で使われるようになったわけです。
「醍醐味」は、乳製品の「醍醐」の味→仏教の最上の教え→物事の本当の面白さ、というように変化していった。
「醍醐味」の使い方
「醍醐味」は「物事の一番面白いところ」「深い味わいのあるところ」という意味で、
- 「これが仕事の醍醐味だ」
- 「醍醐味を味わう」
- 「旅行の醍醐味」
などの使い方をします。
言葉の意味から分かる通り、これが一番いいところだ、これがいちばんの魅力だ、といったいい意味で使います。
「醍醐味」はどういう場面で使うの?
「醍醐味」を使う場面は色々と考えられます。
- 趣味について
- 人生について
- 仕事について
などなどでしょうか。
- 旅行の醍醐味
- 人生の醍醐味
- 仕事の醍醐味
など、旅行に行った時や、仕事でやりがいを感じた時、人生の深みを感じた時などなど、色々な場面で、「これがいちばんの面白いところだ」「ここに深い味わいがあるんだ」という時に使えますね。
例文で色々な場面での「醍醐味」の使い方を確認していきましょう。
「醍醐味」の例文
- ちょっとした時間があればいつでもどこでも違う世界に行ける。これが読書の醍醐味だ。
- 豪快なアウトドアクッキングがキャンプの醍醐味だ。
- オーケストラの生演奏の醍醐味を味わうことができるコンサートだ。
- 言葉や食文化など、異文化に触れることが海外旅行の醍醐味だ。
- 野球の醍醐味について選手にインタビューする。
- 人との出会いこそが人生の醍醐味だ。
- お客様に喜んでいただけることがこの仕事の醍醐味だ。
- 自分が開発したシステムが実際に役立っているところを見た時の喜びが最大の醍醐味です。
「醍醐味」の類義語
「醍醐味」の類義語には次のようなものがあります。
- 興(おもしろみ。おもしろく感ずること)
- 味(物事の内容に宿るおもしろみ)
- 趣(味わい。おもしろみ。自然にそう感じられるさま)
- 持ち味(その人物や作品などが持つ独特の良さや味わい)
- 面白さ(心を惹かれる要素)
- 真髄(物事の最も肝心な点)
「醍醐味を味わう」の言い換え表現・別の言い方
- 面白さを味わう
- 良さを味わう
- 妙味を感じさせる
「人生の醍醐味」の言い換え
- 人生の面白さ
- 人生の味わい
などとなるわけですね。
まとめ
「醍醐味」はなんと乳製品に由来する言葉でした。
そこから仏教用語として、さらに一般的に使われるようになった言葉なんですね。
何気なく使っている言葉にも、調べてみると意外な由来があるものです。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!