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中小企業診断士の資格を活かすためには?経営者の視点で見れるようになる!

中小企業診断士の資格を活かすためには?経営者の視点で見れるようになる

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私が中小企業診断士の資格を取りたいと思った理由は、私が勤務するIT企業内の人事異動で経営企画室で仕事をすることがきっかけです。

経営企画室で、新規事業の業績改善を担当することになったため、慌てて事業運営について基礎知識や実践的な知識を身につける必要があると考えたのでした。

こちらでは中小企業診断士を取って実際の業務に役立てた体験談を紹介したいと思います。

中小企業診断士資格で改善ポイントが分かるようになった!

私の場合は、中小企業診断士の資格を取得する前から経営企画室におり、赤字経営となっていた新規事業の改善に取り組んでいました。

しかし、なかなか売上高は伸びない状態が続く一方で、人件費や物流倉庫の賃借料などの経費が毎月流出していくため、資金繰り難の状況が日々深刻化していきました。

そして私は、どこに着手すれば良いのか事業が改善するのかさえ、判断しかねていました。

一方、中小企業診断士資格を取得してからは、新規事業の業績改善に向けて、どの点をどのように改善していけば現金流出を食い止めることができるのかを理解できるようになっていったのです。

このため、業績改善に向けて、具体的な実践をしていけるようになりました。

改善点をあらい出し!現金収支を均衡させることに成功

改善策のひとつは、ひとりひとりの人材のパフォーマンス向上による固定費削減です。

私たちの新規事業は、アパレル産業向けにイーコマースシステムと物流倉庫をセットで提供するビジネス内容でした。

このため、顧客企業が販売する服や靴の販売量が伸びれば伸びるほど、私たちの新規事業の売上高も比例して伸びていくビジネスモデルでした。

ところが、肝心のアパレル企業からの受注が伸び悩んでいたため、売上高による現金収入を増やすことができない以上、固定費削減による現金流出を抑制するしかないという決断に至ることができたのです。

具体的には、以前は、倉庫での仕入れ担当者は、アパレル企業からの商品仕入れのみを担当していました。

また、WEB担当者は仕入れた商品をWEBサイトに掲載し、自分で商品に関する説明書きやコメントを記載し、商品の画像をアップデートする仕事を担当していました。

さらに、カメラマンはWEBサイトに掲載する商品を撮影する仕事のみに専念していました。

これらの業務について、できるだけ一人で複数の業務をこなすように、おもいきって物流倉庫内のオペレーションを変更したのです。

仕入れ担当者は、仕入れるだけでなく、カメラマン業務もこなすようにしました。

さらに、WEBデザイナーのスキルを持つカメラマンは、商品の撮影業務だけでなく、WEBサイトへのアップロードやWEBサイトの適宜改善などの仕事もこなすようにしたのです。

この結果人件費を削減することができ、2年かけて、現金収支を均衡させることに成功したのでした。

そして、現金収支均衡という実績をもって、経理担当者と一緒に取引銀行に出向き、物流倉庫の設備投資に必要な資金の融資を引き出すことにも成功しました。

サラリーマンの立場として、中小企業診断士資格を活かすということは、ビジネスに携わり業績を改善させるということなのだと実感しています。

まとめ

中小企業診断士の資格を取得することによって、企業経営者の視点を持つことができることは間違いありません。

そして、実際に会社内で事業に携わるようになると、資金繰り表や損益計算書から、どの点に課題があるのかが見えてくるようになります。

企業経営や事業運営にかかわりたい人にとっては、中小企業診断士の資格は欠かせない資格といえます。

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