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「双方にとって得策ではない」
「〇〇することは得策ではない」
このような使い方をする、「得策ではない」という言葉を見聞きすることがありますね。
ビジネスシーンでのやり取りでも使われますし、新聞、ニュース記事などでは政治、スポーツ、生活関係などなど、いろいろな記事の中でも使われています。
この「得策ではない」の意味を正しく理解できているでしょうか?
「得策」がどういうことかわからないと、「君にとって得策ではないよ」などと言われてもよくわかりませんよね。
ぜひしっかり確認しておきましょう。
今回は、「得策ではない」とは?「得策」の意味や言い換え表現【類義語・対義語】についてご説明いたします!
「得策」の意味
「得策」は、「利益のあるはかりごと。うまいやりかた」という意味です。
「とくさく」と読みます。
「〇〇するほうが得策だ」と言うと、「〇〇をしたほうが得だ」「〇〇をするほうがいい結果になる」という意味になります。
そして、「〇〇するのは得策ではない」と言うと、「〇〇をするのはよいことではない」「〇〇しても利益にならない」というような意味になるわけです。
「得策」の「得」は、「得る」「さとる」「もうけ」などの意味があります。
「策」は「はかりごと」の意味です。
「得策」は「もうけのあるはかりごと」ということで、利益が出たり、いい結果をもたらすようなはかりごとのことを言います。
「得策ではない」とは?
「得策ではない」は、「うまいやりかたではない。利益のあるはかりごとではない」という意味です。
「得策でない」などの使い方もあります。
「得策ではない」は、ある行動が良い結果をもたらさないだろうというときに、それは「うまいやりかたではない」、「利益のあることではない」という意味になります。
「得策ではない」の使い方
「得策ではない」は、うまいやり方ではない、利益のあるはかりごとではないという意味ですね。
「〇〇するのは得策ではない」などと言う形で、「〇〇するのは良い方法ではない」「〇〇するのはやめておいたほうがいい(別の方法にしたほうがいい)」といった意味を表します。
「得策でない」とか「得策とは言えない」などの形で使われることもあります。
【例文】
- この時期に退職するのは君にとっても得策ではない。
- 攻撃的な人に攻撃で返すのは得策ではない。
- 今彼らと対立するのは得策ではない。
- このタイミングで、ほかの分野に進出するのはわが社にとって得策とは言えない。
いずれも、「もっとほかの方法をとったほうがいい」とか、「得なことがない」というような意味になることがわかると思います。
「得策ではない」の言い換え表現
「得策ではない」を別の言い方にするなら、次のようなものがあります。
- 失策だ(失策=しそこなうこと。やりそこない)
- 賢明ではない(賢明=かしこくて、物事の判断が適切である)
- うまいやりかたではない
- 良策ではない
- 為にならない
- 適切ではない
【例文】
- この時期に退職するのは賢明ではない。
- 攻撃的な人に攻撃で返すのはうまいやりかたではない。
- 今彼らと対立するのは良策ではない。
- このタイミングで、ほかの分野に進出するのはわが社にとって失策だ。
「得策」の類義語
「得策」の類義語には次のようなものがあります。
- 良策(よい策。よい方法)
- 妙計(普通には思いつかないような、巧みなはかりごと)
「得策」の対義語
「得策」の対義語には次のようなものがあります。
- 愚策(へたな策略)
- 下策(まずいはかりごと。へたな手段)
まとめ
「得策」の意味はおわかりいただけたでしょうか。
「得する策」という字のままに、そうしたほうが得になるような、うまいやり方ということでしたね。
そこから考えると「得策ではない」という否定形の使い方も、意味や使い方がわかりやすいのではないでしょうか。
ビジネスシーンなどで何かと使われますので、ぜひ理解しておきましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました!