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「必要不可欠」は、何かが絶対に必要だという時に使う言葉です。
会話の中で、また本や新聞の文章中でもよく使われます。
この「必要不可欠」について、「不可欠」や「必須」といった似た言葉もいろいろありますので、正確な意味や違いを調べてみました。
今回は、「必要不可欠」の意味とは?「不可欠」「必須」との違いはある?【類義語・対義語】についてご説明いたします!
「必要不可欠」の意味
「必要不可欠」は、「とても必要で、なくてはならないこと」という意味です。
「ひつようふかけつ」と読みます。
「必要」は「必ず、要る」と書きます。
その通り、「必ず要る」「なくてはならない」という意味の言葉です。
「不可欠」は「欠かすことが、可能でなない」という意味になります。
つまり、「欠かせない」「なくてはならない」という意味ですね。
この「必要」と「不可欠」を重ねて強調した言葉が「必要不可欠」です。
漢字五つでちょっと長いですが、どうしても必要で、どうしても不可欠である、という意味がわかりやすいと思います。
「必要不可欠」の使い方
「必要不可欠」は「とても必要で、なくてはならないこと」という意味で使います。
絶対必要で欠かせない、それがないと非常に困ってしまう、という時に使います。
「○○は必要不可欠だ」とか、「必要不可欠な○○」といった使い方をします。
【例文】
- 水は体に必要不可欠だ。
- この仕事にパソコンは必要不可欠である。
- ワクチンの開発は、新型コロナウイルス感染者の抑制に必要不可欠なものだ。
- エッセンシャルワーカーとは、私たちの日常生活に必要不可欠な仕事をしている人のことである。
- 自分にとって必要不可欠なものとは何か、改めて考えてみよう。
「不可欠」「必須」との違いはある?
「必要不可欠」は、とても必要でなくてはならないことを指します。
ですが、「不可欠」のみ、あるいは「必須」という言葉を使っても、同様の意味を表すことができますね。
- 「この仕事に○○は必要不可欠だ」
- 「この仕事に○○は不可欠だ」
- 「この仕事に○○は必須だ」
どれも同じく、○○というものが仕事をする時になくてはならないものだという意味になります。
「必要不可欠」と「不可欠」「必須」の違いは、必要とする程度の強さにあります。
「必要不可欠」は「必要」と「不可欠」を結びつけてできた言葉です。
「不可欠」は先に述べた通り、「欠かすことができない」という意味です。
「必要」は「必ず要る」という意味ですので、「不可欠」にさらに「必要」がついている「必要不可欠」の方が、「不可欠」だけよりもさらに必要さ、不可欠さを強調していると言えるでしょう。
また、「必須」は「必ず用いるべきこと」という意味です。
「須」には「……しなければならない」という意味があります。
漢文でも、「須」は「すべからく……べし」と読む再読文字で、「……すべきだ」という意味です。
例えば「必須科目」とか「必須条件」「必須アミノ酸」などの言葉があり、いずれも必ず履修すべき、クリアすべき、食物から補給すべき、といった「必ず……べき」という意味になっています。
漢字の意味からすると「不可欠」は「欠かせない」、「必須」は「必ず用いるべき」となるので、言い方は違っていますが、ほぼ同じ意味ととらえて良いでしょう。
まとめると、必要さの度合いからいうと
必要不可欠 > 必須、不可欠
となり、必要不可欠が一番度合いが強いということになります。
それぞれの意味は
- 必要不可欠=必ず要る、また欠かすことができないという強い意味
- 不可欠=欠かすことができない
- 必須=必ず用いるべき
となります。
「必要不可欠」の類義語
「必要不可欠」の類義語には次のようなものがあります。
- 必要(必ず要ること)
- 必須(必ず用いるべきこと)
- 不可欠(欠かせないこと)
- 必需(それがないと困ること)
- 須要(欠かせないこと)
「必要不可欠」の対義語
「必要不可欠」の対義語には次のようなものがあります。
- 不要(必要でないこと)
- 無用(役に立たないこと。いらないこと)
- 不用(使わないこと。必要がないこと)
まとめ
「必要不可欠」は、「必ず要る」と「欠かすことができない」を合わせた言葉でしたね。
絶対に必要!なくてはならない!と、必要さを強く表すことができる言葉です。
微妙な違いですが、「不可欠」や「必須」、そのほかの類語も合わせて、その時表したい強さによって選んで使えると良いでしょう。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!