※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
「免れる」は、いろいろな場面でよく使われる言葉です。
ビジネスシーンやニュースでも使われていますね。
この「免れる」ですが、「まぬがれる」と読んでいませんか?
実は「免れる」には別の正式な読み方があるんです。
この機会にぜひ知っておきましょう。
今回は、「免れる」の読み方「まぬがれる」は間違い?意味や使い方も解説!【類義語・例文】についてご説明いたします!
「免れる」の読み方・「まぬがれる」は間違い?
「免れる」は、多くの人が「まぬがれる」と読みますよね。
パソコンやスマホの変換も、「まぬがれる」で問題なく「免れる」が出ます。
ですが、正しい読み方は「まぬかれる」です。
「が」ではなくて「か」なんですね。
とはいえ、「まぬがれる」も間違いとは言えません。
放送用語委員会が2000年に行った調査では、
- 「まぬがれる」と読む人が81パーセント
- 「まぬかれる」と読む人が14パーセント
という結果が出ました。
さらに、年齢が低くなるほど「まぬがれる」が多くなり、20代の人では93パーセントが「まぬがれる」を使用していることがわかりました。
テレビなどの放送の現場においても、2000年代に入ってからは「まぬがれる」の方が優先されているようです。
多くの人々が見聞きする場では、わかりやすい方、通じやすい方が使われるのでしょうね。
初めは間違った読み方とされていた「まぬがれる」ですが、言葉はどんどん変化していくものですので、いまや間違いではなくなりました。
「まぬかれる」と「まぬがれる」、どちらを使っても間違いではないですが、本来の読み方は「まぬかれる」ですから、ぜひ知っておきましょう。
「免れる」の意味
「免れる」は「身に受けては好ましくないことから逃れる」という意味です。
読み方は「まぬかれる」または「まぬがれる」でしたね。
本来の読み方は「まぬかれる」です。
「免れる」の語源は「ま(目)」+「ぬかる(抜かる。油断すること)」ですので、「まぬかれる」となるのです。
「免れる」は好ましくないことや危険な目などを避けてそれに関わらないで済むということを表す言葉です。
「免れる」の使い方
「免れる」は、身に受けては好ましくないことから逃れるという意味です。
関わらずに済む、免除されるというニュアンスを含んでいます。
例えば、「戦火を免れる」「水害を免れる」というように、災害などで被害を受けずに逃れることができるという意味で使います。
また、「責任を免れる」「支払いを免れる」など、責任を負うような事を免除されるという意味でもよく使われます。
例文で使い方を確認しておきましょう。
【例文】
- 地震による被害を免れるために、住宅の耐震強度を調べておく。
- 姫路城は第二次世界大戦でも戦火を免れた。
- どんな言い訳をしても責任を免れることはできない。
- 容疑者は支払いを免れるため虚偽の報告をした疑いが持たれている。
- クレジットカードを紛失したが、悪用されて高額の買い物をされるような最悪の事態は免れた。
「免れる」の類義語
「免れる」の類義語には次のようなものがあります。
- 逃れる(嫌なもの、不利になるものから逃げる)
- 逃げる(面倒なものやいやなことから積極的に遠ざかろうとする)
- 回避する(物事をさけて不都合な事態にならないようにする)
- 避ける(好ましくない物事から離れた位置を取る)
「免れる」の対義語
「免れる」の対義語は「こうむる(被る・蒙る)」です。
「被る」は「他人から行為や恩恵を受ける」「災いなどを見に受ける」という意味です。
「損害を被る」「迷惑を被る」「水害を被る」など、被害を受ける、責任をとらされるといった意味で使います。
まとめ
「免れる」を「まぬかれる」と読むという事を初めて知った人もいることでしょう。
いまやテレビなどでも「まぬがれる」と聞くことが多いので、耳慣れない感じがするかもしれません。
好ましくないことから逃れるという意味で、いろいろな場面で使われる言葉ですので、どちらの読み方も覚えておくとよいでしょう。
最後までお読みくださりありがとうございました!