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言葉の意味と使い方

「辛辣」の意味や使い方!「辛辣な言葉・意見」とは?【類義語・対義語】

「辛辣」の意味や使い方!「辛辣な言葉・意見」とは?【類義語・対義語】

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「辛辣」という言葉、聞いたことはあるのではないでしょうか。

「辛辣な言葉を投げかける」「辛辣な意見が飛び交う」といった使われ方をしています。

あなたの周りにも辛辣な言葉や言い方をしてくる人もいるかもしれませんね。

「辛辣」はニュースなどでもよく出てくる言葉なので、意味を知っておくと良いですね。

今回は、「辛辣」の意味や使い方!「辛辣な言葉・意見」とは?【類義語・対義語】についてご説明いたします!

「辛辣」の意味

「辛辣」は「しんらつ」と読みます。

「辛辣」は、「言葉や表現がきわめて手きびしいさま」という意味です。

「からい」という字に辣油の「辣」と書きます。

なんとなく、すごくからそうですよね(笑)。

と言っても「辛辣」は激辛の意味ではありません。

それぞれの漢字の意味から確認していきましょう。

「辛辣」の漢字の意味

「辛」には「からい」と「つらい」という意味があります。

「辣」は「辣油」の通り、「ぴりりと辛い」という意味があります。

そして、もう一つ「厳しい、むごい」という意味もあります。

こちらの意味では「辣腕」「悪辣」などの熟語があります。

元々はそれぞれ「辛い」という意味の「辛」と「辣」の字を重ねて「とても辛い」という意味の言葉でした。

そして、そこから派生して、両方の漢字に「つらい、きびしい」という意味がありますので、「辛辣」は、「言葉や表現がきわめて手きびしいさま」という意味になりました。

言い方が「きついなぁ」と心にグサッとくるようなことを言うさまですね。

「辛辣」の使い方

「辛辣」は名詞または形容動詞として使います。

接尾語の「さ」をつけて「辛辣さ」とすることもあります。

言葉や意見、態度などが手厳しいときに使います。

「辛辣」の例文

  1. 辛辣な批評だ。
  2. 彼の意見は辛辣だが的を得ている。
  3. この風刺漫画の辛辣さが話題になっている。
  4. この悩み相談室の回答はいつも辛辣を極めている。

「辛辣な言葉・意見」とは

「辛辣」はよく「辛辣な言葉」「辛辣な意見」などと使われます。

「辛辣な言葉・意見」とはどんな言葉、意見のことなのでしょうか。

もちろん、「辛辣」の語義通り「きわめて手きびしい言葉・意見」であることは間違いありません。

しかし、「手きびしい」といってもいろいろな厳しさがあると思います。

もちろん相手を拒絶する言葉や、ひどい悪口も「辛辣」な言葉・意見と言えるでしょう。

また、言葉は厳しいけれど相手のためを思って言うアドバイスなども「辛辣」な言葉・意見と言えるでしょう。

つまり、「辛辣な言葉・意見」は悪いものとは限りません。

言葉の厳しさだけでなく、内容をきちんと判断して受け取ることが大切ですね。

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「辛辣」の対義語

「辛辣」と反対の意味になる言葉をいくつか挙げておきます。

「厳しい、きつい」という意味での反対の言葉としては

  • 優しい
  • 穏やか
  • 情け深い

などが挙げられます。

「ずけずけと遠慮のない意見を言う」という意味の反対の言葉としては

  • 歯切れが悪い
  • 奥歯にものが挟まったような
  • 婉曲

などでしょうか。

「辛辣」の意味をどうとるかによって、対義語も変わってきますね。

「辛辣」の類語

次に、「辛辣」と同様の意味を持つ言葉をいくつか挙げてみたいと思います。

  • 苛烈
  • 痛烈
  • 鋭い
  • 手厳しい
  • きつい
  • 棘のある
  • 急所をつく
  • 毒舌
  • 冷ややかな
  • 歯に衣着せず
  • などなどでしょうか。

「厳しい言い方」には結構いろいろな表現がありますね。

意地悪な言い方のときは「棘のある」、冷たい感じのときには「冷ややか」など、そのときの場面に応じてピッタリくるものを使い分けることができます。

一つの言葉を覚えるとき、対義語や類義語についても考えておくと、会話や文章を書くときなどの表現に幅が出ますね。

まとめ

「辛辣」な言葉や意見は、グサッとくるような厳しいものなので、あまり受け取りたくないですよね。

でも、「辛辣」な言葉や意見の方が真実を言い当てていたり、ためになったりする場合もあるでしょう。

言われた方は傷つくので、なるべく「辛辣」な表現はしない方がいいのは言うまでもありません。

しかし、時には「辛辣」になる必要があるかもしれません。

時と場合に応じて「辛辣」な表現を使ったり、「辛辣」な意見を真摯に受け止めたりしていきたいですね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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